ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ネイティブなんてあきらめろ!コミュのNo. 58 英単語カードのプリントソフトの開発

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
No. 58 英単語カードのプリントソフトの開発

子ども英会話にカードは必須だ。授業では当社で開発した1,000枚の英単語カードのプリントソフト(「ぷりんた‘n’プレイ」と称す。‘n’は&の略) を使っていた。(CD-ROM8枚とカードを使った英日解説つき20種のゲーム集1冊と、4,000文のテキスト1冊つき)

世界中で英語の学習が行われているのに、おかしな話だが単語カードだけは相変わらず紙に印刷されたものしかない。当社は幸いソフト会社だから、不便と思えば自力で開発してしまう。英会話スクールを持っていたから、実際使う環境もあった。

A3版の大きいサイズから、切手大の小さなサイズまで自由にプリントできる。小学校の教室ではA4版ぐらいが大きくて使いやすい。市販されているフラッシュカードは大型トランプ程度のサイズで、教室では小さすぎる。名詞カードが中心で種類も200〜300くらいしかなく、単語数が足らない。紛失したり破損したら終りだ。この点このソフトならいくらでもプリントできる。この「ぷりんた‘n’プレイ」は世界中で唯一需要を満たすものだ。特許も出願済で、海外にもライセンス輸出する予定だ。

新宿区の小学校では、当社のALTがすぐにこのソフトを使って、色や体、食べ物のカードをA4版でプリントし、ラミネートして使い出した。これなら水性ペンで書き込んでもすぐ消せる。「これがないとレッスンができないんデスヨ」とALTたち。今ではレッスンに欠かせない。当ソフトは幸い全国の小中学校で知られてきて、どんどん注文が入るようになってきた。

「ぷりんた‘n’プレイ」では名詞だけでなく、動詞や形容詞なども豊富に収容されている。実際、bigとlarge、takeとgetとhaveのカードなど、市販のものではない。英語には微妙なニュアンスの違いがあり、視覚に訴えないと意味が伝わらない。Big man's large shirtとはいうが、反対に言ったら意味は通じても何かおかしい。その違いは微妙だが、言語上は大事だ。

カードの裏面にはその単語を使った質問文、回答文、例文1(平易)、例文2(難)の4つの英文がプリントできるように工夫した。先生方には裏を読んで使えるので有難がられている。おまけにこれら英文4,000を自由にコピーし、テキスト形式で使えるよう、エクセル形式のデータ集も付けた。これも前例がなく、重宝がられている。

一番苦労したのはイラストだ。イギリス、アメリカ、オーストラリア人など大勢の外国人先生たちと議論し、何度も描き変えた。Scaleの絵は、当初「ものさし」だったが、重さを量るものだという外国人先生チームの強硬な指摘で英々辞典を引き、「重さを量るはかり」のイラストに描き変えた。

今ではALTの先生の必須アイテムだ。英語と日本語は当然ながら表現が相当違う。一気にその違いを知ろうとしてもダメだ。要求が強いと挫折する。1,000枚のカードのイラストでも見ながら「ヘー」とか驚いていれば自然と英語も親しみやすくなるだろう。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ネイティブなんてあきらめろ! 更新情報

ネイティブなんてあきらめろ!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング