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ネイティブなんてあきらめろ!コミュのNo. 6 ネイティブっぽい発音より、要は中身

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No. 6 ネイティブっぽい発音より、要は中身

英会話では、受信(Listening/聴き取り)できないと発信(Speaking/話し)できない。キャッチボールにならないからだ。受信が弱い英会話はいくら話しても虚しい一方通行だ。

英語でのスピーチのように受信不要で発信オンリーならば、一流の経営者や学者であれば、結構できる。その程度の英語は、学校英語教育がしっかりと与えてきたのだ。聴き取りはダメであっても、日本人の英語発信力は馬鹿にしたものではない。日本の英語教育は壊滅的かのように言うのは前述のように味噌もクソもの類でよくない。批判ばかりでは何も生まれない。

だから英語ができるといっても、「発信型」の人が「受信型」英会話をも得意とは限らない。

ソニーの元社長の盛田さんはアメリカの議会で堂々と発言し、ヤンヤの喝采をあびたほどすばらしい国際人だ。議員の質問には通訳を介して意味をしっかり受け止め、自分で通訳を介さず英語で答弁するという、すばらしいCommunicationのやり方をとっていた。

これは英会話の上では「発信型」であるが、私はこれで十分と思っている。日本人が「受信型」になるのは大変な困難を伴うからだ。

経営者の場合、このやり方は参考になる。また一般的日本人は、こういったやり方をもっと理解し、評価しなければならない。

アメリカで経営上の問題が起きたようなとき、Listening(聴き取り)は通訳にやらせても、Speaking(話し)は自分でやれば受け手の印象が違う。2000年にファイアストンとフォード車のタイヤクレーム問題が起きたとき、米国現法の日本人社長はSpeaking(説明)も通訳にやらせていたが、印象がすごく悪い。ヘタでも堂々と発言すべきだ。後の法律問題を恐れたのはわかるとしても、責任者の肉声での説明が与える、逃げも隠れもしないと印象の方が大切だ。

他方アメリカで長い間音楽活動を続けてきた指揮者の小沢征爾氏は完璧な「受信兼発信型」の英語人である。英語を駆使し楽団員を指導している。しかし発音は訛りがあり、一般に日本人が聴くと顔を赤くしたりする発音である。

同氏は、国際人としてはカンペキであるが、いわゆるネイティブスピーカーではない。なる必要もまったくない。なれなくても英会話はちゃんとできる。同氏は英語人としては既に完璧であって、これ以上望む事は不要かつ無益である。

小澤征爾氏がTOEICやTOEFLを受けたらどうだろうか? TOEICやTOEFL対策には独特の受験法のようなものが必要で、仮に結果がよかったとしても英会話における「十分条件」とは違う。「必要条件」ですらない。TOEICやTOEFLが悪くたって日常の用に足るからだ。

既に完璧に通じる以上、英語に何を求めるのであろうか?逆にネイティブの発音になった小澤征爾氏など、想像できない。無国籍っぽくなって存在が薄れたりするのではないか? ありがた味もなくなる。カリスマ性だって薄まるだろう。出身を隠しようもなく訛りで体現するから、アイデンティティが形成されもする。訛りは恥ではなく、誇りだ。背景にある文化だ。極論すればRとLが区別できないからいいくらいに考えよう。

完全に日本語・英語をスイッチングできる能力なんて、どっちつかずのこうもりになるのがオチだ。問題は語る中身であって、ネイティブっぽい発音ではない。妙にネイティブ的にしないことだ。

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