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小説リレー同好会コミュの終わらない夏〜最後の49日間〜

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夏が続いてもう三年になろうとしていた。そう、皆はそれを「終わらない夏」と呼んでいた。
そんな終わらないはずの夏が終わろうとしていた。そして終わりに向けて今まさにカウントダウンが始まった。

それは最高気温が0度という、とても夏とは思えない日だった。
そんな夏とは思えない日が三ヶ月続いた。

マサノリ「くそ、いつになったらこの夏らしくない日は終わるんだ。この夏らしくない日が終わって、冬がやってくる日は来るのか!?」

とも爺「いや、何よりケガ人が出なくてよかったぞい。」

まさに今、カウントダウンが始まろうとしていた…。

コメント(5)

チカマサ 「おいおい、こりゃ夏終わっちまうぞ!」

小松のおじちゃん 「おいチカマサ。めったなこと言うんじゃ無いぞ!」

チカマサ 「だっておじちゃんだってそう思うだろ?」

小松のおじちゃん 「やめときなさいチカマサ。めったなこと言うもんじゃ無い。」

チカマサ 「じゃあなんでダウン着てマフラーまでしてんだよ。両手にホッカイロ握ってんのだってバレてんだぞ!」

小松のおじちゃん 「勘弁しろチカマサ。めったなことを言うな。」

チカマサ 「じゃあいい加減ストーブの前から離れたらどうなんだよ!」

小松のおじちゃん 「こ〜らチカマサっ。めったなこと言ってると夏が逃げちまうぞ?」

チカマサ 「どこに夏がいるってんだよ?」

小松のおじちゃん 「もう寝るわ。おやすみ。」

チカマサ 「うん、おやすみ。」



夏が終わろうとしている。
この夏が終わらないのは
去年の秋からだろうか…

いや、春からだったかもしれない。


李「餃子じゃない。小籠包だよこれは」

ホセ「違イガワカラナイ。ナンダテメェハ。」

李「スイカは夏の風物詩。よってらっしゃいみてらっしゃい」

ホセの知り合い
「殺ッチマオウゼ」




まだ夏は折り返してもない。
純兵「オレは負け組じゃない!」
ここらが終わらない夏ってことは終わらない冬が続いてる場所があるのかもしれない。というひとつの答えを出した純兵。
その予想は当たっていた。

道明「暑いな〜しかし。いつになったらこの三年も続いてる冬は終わるんだ?」

季節が変わらないという、この異常気象。世界中のあちこちでそんな事態が起こっていた。
季節が変わることを恐れた人々は他人を思いやる気持ちを忘れ、他人を避け、他人を疑い、他人を妬むようになっていった。

世界はとてつもなく大きな闇に包まれていった。

その闇の中に輝く光。彼の名は暗光。
暗光はそんな世界を変えようとできる限りのことをした。
そして92歳でその短い一生を終えた。
それはそれは目覚めの悪い朝のことだった。

北風坊や 「うっ、うあぁっ!」

さばちゃん 「ん? どうしたの北風坊や。怖い夢でも見たの?」

北風坊や 「さばさん。起こしちゃいましたか?怖い夢?いや違う、そんなもんじゃない。それにしても怖ろしい夢でした。正夢になったらシャレにならないですよ。」

さばちゃん 「なにそれ?どんな夢だったの?」

北風坊や 「いや、、そんなことはどうでもいいんです。とにかく大変な事になりました。今すぐ荷造りを始めてください。」

さばちゃん 「大変な事ってなんなの?荷造りって言っても何を持ってけばいいの?」

北風坊や 「黙っててくださいっ!僕は今考え事しているんです。でもただ1つ言える事は、僕らが厄介な事に巻き込まれてる事は間違いない。」

さばちゃん 「厄介な事って?」

北風坊や 「うるさいっ!!この会話だってきっと奴らに聞かれてるっ!」

さばちゃん 「その奴らってだれなの?」

北風坊や 「もうやめてくれさばさん。なんで僕がこんなに問い詰められなきゃならないんだ!とにかくここを離れましょう。今にとんでもない事が起こりますよ。」

さばちゃん 「とんでもないことって?」

北風坊や 「とんでもないこと?知らないよそんなことっ! もう僕は頭が痛いよさばさん…。 ところで今何時ですか?」

さばちゃん 「夜中の3時半よ。」

北風坊や 「あははっ。まだそんな時間か。もうひと眠りしましょう。さばさん、おやすみなさい。」

さばちゃん 「おやすみなさい北風坊や。」



冬の足音が聴こえる…。
突然その悲しい知らせはやってきた。

五人兄弟の三男の時貞の同級生の家康の近所に住んでいる松井の遠い親戚の田中が昨晩亡くなったのだ。

それは今年に入ってからのことだった。
幸子が生まれる前に起こった事件。いや、幸子が生まれるということが事件だった。

その事件が無事に解決したことを聞いて安心しきっていた勉の母親は勉を厳しく育てた…

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