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小説リレー同好会コミュの終わらないトンネル〜次、止まります〜

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「行ってきまーす。」
[夕飯までには帰ってくるのよ〜]
そうしていつも通りの朝が始まった。

房夫は気付けばもう23歳。学校大好きな元気一杯の現役高校生だ。
待ちに待った朝。いつも通り走って学校に向かっていた。

そうすべてはいつも通りのはずだった…。


「あれ??」

いつも自販機の下の小銭を回収しているお婆さんがいない。

房夫は街の異変にいち早く気づいた。

周りを見渡しても誰ひとりいる気配がしない。

「そういえば、うちも誰もいなかったな。」

房夫はとりあえず学校に向かった。

コメント(6)

「いつまで寝てるの沖縄っ!起きなさい!大好きないいとも始まるわよっ。」

母の声を聴き沖縄は飛び起きた。時計はもう11時半を回っていた。

沖縄は今年で30歳。

沖縄は生まれつき病弱だった。
沖縄が三歳の時には自分の病弱さに箸を持つことをあきらめた。

そんな沖縄を神は見捨てなかった。沖縄は生まれつき視力が28.5もあった。
でも沖縄は視力検査のやり方が理解できなくて、視力を0.02と診断されてしまった。そのため幼いころから度のキツイ眼鏡をさせられて唯一の希望も塞がれた。

沖縄はそんな病弱な自分の身体に苛立ちを隠せなかった。

でも大好きなランニングをしているときはそれを忘れることができた。

沖縄は毎日21キロ先にある学校の校門をタッチしに行くという日課があった。

支度を終えた沖縄はいつも通り12時ぴったりに家を出た。

沖縄は外に出るとなにか違和感を感じた。

でもそんな違和感なんて毎日感じているから気にせず学校へ走った。
(キンコンカンコーン)
「丁度お預りいたします。ありがとうございました。」
元気良く声を出している与四郎。
彼はこの中学校の学食でアルバイトをしていた。
高校卒業してからすぐ始めて、もうかれこれ45年。すでに72歳になっていた。
与四郎はもはや生活の一部となっているこの仕事に別れを告げて新たな道を切り開こうとしていた。
「そろそろ家族のためにも正社員にならないとな。」

房夫「カツ丼二つ。」

与四郎「お箸は一膳でよろしいでしょうか?」

房夫「うどんもひとつもらおうかな?」

与四郎「かしこまりました。」

与四郎「カツ丼2、うどん1入りまーす!」

与四郎「カツ丼三つ頼みますとサービスで焼肉丼がついてきますが、いかがでしょう?」

房夫「じゃあ、ください。」

与四郎「カツ丼1、焼肉丼1追加でーす!」
与四郎「お会計をお先によろしいでしょうか?お会計は5480円です。」

房夫「つけといて。」

与四郎「かしこまりました。」

四時間後。

日が暮れるのに合わせて帰宅する与四郎は街の異変にやっと気がついた。
鬼ヶ島は焦っていた。
焦りすぎて寝てしまっていた。
気がつくと外はもう夕暮れ。
鬼「さ〜てと、もうこんな時間だし。寝るか」

鬼ヶ島は風呂にも入らずまた寝てしまった。


最初の焦りから
かれこれ20年。
鬼ヶ島はこんな生活を続けていた。

今日という日がくるまでは…

しかしこの今日という日まで
鬼ヶ島は寝過ごしてしまった。

そして鬼ヶ島はやっと
自分の異変に気づいた…
浜男は昔から泣き虫だった

おばあちゃんが亡くなる三日前にはすでに号泣していた。
そして、おばあちゃんが亡くなった当日にはすっかり笑顔が戻っていた。

そんな浜男も、今はもう天国に旅立ってしまった。

享年103歳。
最後の7年ぐらいは押し入れの中に放って置かれていた。

そんな浜男のお葬式の当日。

沖彦は朝からなにか違和感を感じていた。

しかしその違和感がなんなのか答えは出そうもなかった。

そんな違和感を感じながら、沖彦は静かに手を合わせた。
「あれ?また僕の傘がない。」
サブ吉が孤独を感じ始めたのはこの頃からだった。
傘が失くなったのは今日だけで二回目。
二度目に至ってはずっと握っていたのに気付いたらサブ吉から離れていった。
そうあの人と同じ様に…。

フキオはピアノを習って五年。ド下手だった。
弾けなくてイライラしては鍵盤に両手を叩きつけていた。

そんなフキオを窓の外から見守っていた明子先生はとても見ていられず買い物に出掛けてしまった。

与四郎「いらっしゃいませ。」
与四郎「丁度お預りいたします。ポイントカードはよろしかったですか?」
与四郎「ありがとうございました。」

明子が戻るとフキオが笑顔でピアノを弾いていた。

フキオ「これも弾ける。弾けるぞー。次々にアイディアが浮かんでくるぞー。」

フキオが奏でるレクイエムは明子の心の奥底に眠っていたあの哀しい出来事を思い出させてしまっていた。
そう、あの出来事は明子の心に深い傷を負わせた…。



桃太「そろそろ行くか。」
外に出るとすぐに桃太は街の異変に気付いた。
三田村先輩の実家はパン屋だった。

「幸彦っ、弁当忘れてるわよ。」

「いらねーよ、どうせまたサンドイッチだろ?」

「せっかくおばぁちゃんが徹夜して作ってくれたっていうのに...。」


幼稚園の時から三田村先輩はサンドイッチマンと呼ばれていた。


そんな三田村先輩が死んで36年...。
サケオももうすぐ定年だ。
「もし三田村先輩が生きてればもう96歳か...。」



「今日はなかなか眠れないや。」

得体の知れない違和感を感じた茶太夫は、一人眠れない夜を過ごしていた。

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