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ハルカなる物語のお部屋コミュの「想い出花火」

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9月半ば、毎年の残暑のジメジメした暑さに祥の怒りは頂点に達していた。
「あちー!あち、あち、あちぃ〜!」
たまり場の喫茶店の中に祥の叫びが響き渡る。普段は店内にはクーラーが効いていて涼しいのだが、昨日、祥が高村へいつものようにイスを投げつけた時、当たり所が悪かったというか、ぶつかりどころが悪かったというか、ともかく、高村に当たって飛ばされたイスがクーラーにぶつかり、その衝撃で外れて落ちてしまったのだ。そのため新しいクーラーが来るまでの数日、祥たちは蒸し風呂状態のままだった。
茜たちが「うっせえ、お前のせいだろうが」と返すが、彼女たちも暑さにまいってしまい、声に力はない。
そこへ、瑞樹がやってくる。彼女は夏の猛暑の中なのに汗一つかいていない。さすがというべきか、おそるべきというべきか…
「あらあら、みんな今にも死にそうね」
「当たり前だろ。なんで瑞樹は平気なんだよ。一人だけ涼しい顔しやがって」
「あら、ちゃんと暑いと思ってるわよ」
「どこが…」
「それより祥、店の外に高村がいるけどいいの?」
「げっ!まだいるのかよ〜」
祥はへなへなと机につっぷしてしまう。二日とあけずにやってくる高村を毎回追っ払うのにも疲れるし暑くてイラつくしで、今日は高村が入ってきた途端に殴り飛ばし追い出してしまった。それでも高村は店の外で捨てられた子犬、忠犬ハチ公な状態でずっと祥を待っていたのだ。
「あのまま外にいられてもうっとおしいし、何か話したいみたいだし、聞くだけ聞いてあげたら?」
瑞樹がちょいと指をさす。その先には祥へ必死に自分の存在をアピールする鬼面党総長・高村大の姿があった。
「…しゃぁねぇな。おい、高村、今日はいったい何の用だよ」
「祥〜!」
「だぁ、抱きつくな!用事があんならとっとと言え!用がないなら帰れ!」
あからさまに嫌そうな顔をしてるのには気づかないフリをして、高村は一枚の紙を取り出した。くしゃくしゃになった紙は祥たちの住んでる所から少し離れた町で行われる夏祭りのチラシだった。
「祥、こういう祭りとか好きだろ?それで、せっかくだしどうかっと思ってさ」
「祭り…行きたい!行く行く、絶対行く!」
「ホントか?」
「ああ、お前以外とな」
太陽のような笑顔で祥が答える。高村は涙を流したまま固まっていた。
そこへ瑞樹がおもむろに近づいてくる。
「ねぇ祥、私も行っていいかしら?」
「ああもちろん!」
「ありがとう。それで、お祭り

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