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うつ病を考える家族会コミュのあの失敗さえなければ

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あの失敗、事件、環境さえなければ。。。
私はこんな思いをすることなく幸せだった。
精神疾患の方とお話をすると、そんな話を聞くことがあります。

あの失敗で多いのは
親子関係、夫婦関係、人間関係、育児、受験、不妊、病気です。
自分の不幸せな状況、多くの場合はうつ状態も伴いますがその原因を
何か一つにもとめて執着してしまっているのです。

この心理は、人間の持っている自己防衛本能によるものです。
人間が辛い心理状態にある時は、辛い原因を探して
決めつけて執着するのです。これは自分を守る心理なのです。

本来の自分は、平穏無事に自分らしく生きて居られるはずなのに
あの失敗によって自分が自分らしく生きられなくなっている。
その失敗を一つに求め、執着することによって、こころを軽くしているのです。
あれこれ、考えるよりも、一つに原因を決めてしまえば、心理的に楽なのです。
苦しい状態を解決する手段として
自分は悪くない、あの失敗さえなければ。。。という心理が生まれるのです。

執着するものは、自分にとって都合の良いものである必要があります。
自分に自信がなければ、ないほど執着は強くなる傾向にあります。
自信がないので、自分を納得させられる都合の良いものに執着するのです。
執着するものは解決できないものである必要があります。
もしも簡単に解決できるならば、自分が苦しくなるからです。

慢性化している精神疾患の方には、なぜ自分が病気になったのか
その原因をはっきりと言います。
執着してしまったものは話を聞けばすぐ分かるものです。

精神疾患に慣れていない方は、その原因を解決しようとしてしまいます。
原因を取り除いてあげたい。ごく自然で愛情に満ちた行為ですが
これが、すべての間違いの原因だったりします。
執着したものを他人が解決しようとしてはいけないのです。

執着したものに対して、考え方を変えようとか、過去のことだとか
言ってはいけないのです。

執着したものが、親子関係、夫婦関係、人間関係であれば
自分に対しこういうふうに接して欲しいとか
そういう言葉は言わないで欲しいとか
さまざまな要求がありますが
解決しようとしてはいけないのです。

なぜ解決してはいけないかというと、本当の原因ではないからです。
解決しようとすると、医療関係者も含め、周りが必ず巻き込まれます。

実は、解決されると本人は困るのです。
夫の態度が自分のうつや不安、体の不調だと執着した妻がいたとします。
愛情のある家族であればあるほど、夫は態度を変えようとします。
家事、育児を代わりにこなし、精一杯頑張ります。
頑張れば、頑張るほど、本人は困るのです。

なぜ困るのか?

執着したものは本質ではないので、周りが巻き込まれると
本人が持っている、不甲斐なさ、情けなさ、自責感が大きくなるのです。
表向きは楽になるけども、心理的には、返って辛くなるのです。
夫も頑張り過ぎて疲れます。努力してやってもやっても改善が見えません。
それがトラブルの元になります。
家族が支えれば支えるほど、病気は慢性化に向かっていくのです。

人が何かに執着するときは、知りたくない自分、知られたくない自分
不都合な自分を隠して無意識に追いやるために、執着するのです。

解決されると、本当に自分が恐れていることに向き合わないと
いけなくなる。普通はそれはできないので
また執着するものを別に求めることになってしまいます。
だから、無理やり解決すると次なる問題が必ず出てくるのです。

何かに執着している人は、まずは執着を止めることが改善への第一歩です。
なぜその執着が生まれたのか?
その裏にある自分にとって不都合なものはなにか?
考えてみても自分では整理できないかもしれない。
それでも、考えてみてください。
必要であれば、カウンセラー等の専門家の力を借りることも良いと思います。

自分が気付きたくない、向き合いたくない自分は必ずあります。
その自分を認められるともっと楽に生きられるものです。

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