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ex. La Cuisine Emuコミュの Enjoy Oregon Wine Fair '06

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La Cuisine Emuでは、
“エンジョイ・オレゴン・ワイン・フェア '06”と題しましてアメリカのノース・パシフィック、
オレゴン州からのワインを、お奨めして参ります。
サブタイトルは
“クローンの攻撃”

昨年の2005年度、酒販店部門の優秀店、大阪のWassy'sと共に、
“オレゴン・ワイン最優秀レストラン”に選ばれ、大阪のオレゴン熱をアピール。
オレゴンの地を踏み、 気候、各生産者達のワインに対する情熱などを
肌で感じ取ってきたチーフ・ソムリエ藤次や、数々のオレゴン・ワインの素晴らしさを
理解したスタッフ達全員が、自身を持ってお奨めさせて頂きます。

そして今年2006年も、昨年優勝店として、アメリカのオレゴン・ワイン・ボード主催の、
オレゴン・フェアに参加致します。
今年は、その開催に当たり、東京で行われる生産者来日セミナーの数日間において、
私、藤次がオレゴン・ワインについてなどのプレゼンテーションを行ったりしますので、
今年は、なおさら力を注いで参ります。

非常に繊細でエレガントなタイプものから、カベルネ・ソーヴィニョンに劣らぬ
しっかりとした渋み、強さを備えたタイプまで幅広く揃うオレゴンの
ピノ・ノワール中心とした珠玉の ラインナップでございます。

是非、好みの味わい、お料理、その日の気分にピッタリの一本を探し出しましょう。

又、この時期、グラスで、スパークリング・ワインを始め、白ワイン、赤ワイン、
甘口のデザート・ワインをグラスでご用意させて頂き、
ボトルでも、この時期限定のとっておきレア・アイテムなどがオン・リストされます。

では、何故オレゴンのピノ・ノワールがレストランにおいて素晴らしいか。
それは、ひとつの小さな地域からで産出されながら、
非常に幅広い味わいを生み出しているからなのです。

それぞれのワイナリーの個性、そしてそのワイナリーの中でも、畑やクローンの組み合わせ。
又、南のカリフォルニア州や、北に位置するワシントン州よりも、ヴィンテージによる
味わいの違いが存在します。これは南北のこの二つの州に比べ、毎年の気温や降雨量の差が
激しく生じる事と、主要な品種が最もデリケートな品種ピノ・ノワールである事によるでしょう。

又、オレゴンではクローンの研究が進められ、生産者達の間でお互いに情報交換が
なされております。クローンは主にディジョン、ポマール、ヴァーデンスヴィルの3つが
中心で、土壌としては主として次の3つで成り立っております。

?ウィラケンジー土壌:ウィラメット・ヴァレー北部に広がるチェハイラム・マウンテン周辺の
小さな岩が混じった茶褐色の浅い粘土質土壌。味わいは早熟で色濃くボディーとタンニンが
しっかりと備わり、ややスパイシーな風味を持たせる。ワインのイメージとして黒系のアロマ。

?ジョリー土壌:ウィラメット・ヴァレー北部で、チェハイラム Mt.よりやや南の
ダンディー・ヒルズのエリアに広がる鉄分を多く含んだ赤土土壌。地層は深く、
玄武岩上に粘土質が重なる。保水が良く、色調はやや淡く、柔らかなテクスチャーで、
フィネスに富んだ長期熟成型のワインを産み出す。ワインのイメージとして赤紫系のアロマ。

?ネキア土壌:南地区セイラム、エオラ・ヒル周辺。非常にジョリーと似ているが、
火山性土壌が多く、鉄分は少ない。深い色調で、バイオレットの香りを放ち、酸味が豊富な
ワインを産出する。ワインのイメージとして紫系のアロマ。

クローンとこの土壌との組み合わせにより、繊細なピノ・ノワールという品種は
様々な個性を産み出し、Beaux FrereやBergstromといったガッシリとした力強いピノから、
The Eylie, Eveshamwood,
J.K.Carrier( 2002からはやや強くなったが )といった繊細でエレガントな
ピノまで非常に仕上がりが幅広く感じられます。

よって私達ラ・キュイジーヌ・エミュでは多くのオレゴンのピノ・ノワールがオン・リスト
されていますが、様々なコースや料理に対応してくれるわけです。

魚料理には酸のしっかりとして渋みが抑えられた2000年のThe Eyrie Reserveや
2001年のJ.K.Carriere、Evesham Wood、Brick House等を。
スパイスの効いた力強い赤みの肉料理などには、敢えて収穫直前の急激な猛暑により、
全体にパワフルになり気味となった2003年のヴィンテージを、
BergstromのArcusVineyardやShea Wine CellarsのShea VineyardのEast Hillあたりや、
WillaKenzieのPierre-Leon等を。
又、今は季節を過ぎてしまいましたが、動物的な風味が強いジビエ等には、
'96のThe Eyrieや'97のBelle-Soeureといったオフ・ヴィンテージをチョイス。
オフ・ヴィンテージならではの早い熟成感がすでに感じられ、動物的なニュアンスが
感じられるもので併せてみたりしています。


ここで、ちょっとオレゴンのワインの歴史などを。

オレゴンのワインの歴史は、1966年にデヴィッド・レット氏が赤い土のダンディー・ヒルズに
ピノ・ノワールを植えたのが始まり。
当時は、誰もこのような土地で成功するとは思ってもいませんでした。
彼はUCデイヴィス校を卒業後、ブルゴーニュ、アルザスと渡って来た彼は、
オレゴンだと悟りました。最初に植えたヴィンヤード(畑)の杉の木に、鷲の家族が舞い降り、
彼はワイナリーにアイリー(高巣)と名付けました。

そして、時が過ぎ1979年、パリで開かれたゴーミヨ誌主催のワイン・オリンピックで、
ブルゴーニュの有名ドメーヌを抜き、このジ・アイリーのピノ・ノワールが3位に。

この結果を見たブルゴーニュのネゴシアンのドルーアンは、自分のワインが1位になったものの、
この無名の地方のピノが3位である事に納得がいかず、
翌年にはドルーアン自らがコンペティションを主催。

で、結果。

またしても、この、ジ・アイリーが、2位に入り、
オレゴンという無名の土地を更に世界にアピールしたわけです。

ロベール・ドルーアン氏はオレゴンという土地に興味を持ち、早速娘をそのジ・アイリーで
修行に赴かせ、1987年には、そのヴェロニク・ドルーアン女史のもとに
Domaine Drouhin Oregonを設立、
このドメーヌ・ドルーアン・オレゴンは、 ホワイトハウスで各国の要人を迎える晩餐に
頻繁に登場し、日本でも、最も有名なオレゴンのワインの一つとなりました。

ですから、オレゴンのワインを語る上で、“オレゴン・ピノ・パパ”という愛称で呼ばれる
デヴィッド・レット氏が必ず登場します。

彼のワインへの情熱が、様々な要素が絡み、オレゴンのピノが世界へと羽ばたいたわけですから。



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