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D*D*Callコミュの僕の世界〜因果〜24

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 ドーム型の部屋の扉が開き、困惑した顔でカオミが出て来た。

「どうしたの?母さん」

「そんなはず・・・・」

「どうかしたんですか?」

「体が・・・肉体が・・・・ないの」

「なんだって?!」

「どういう事なんですか?!」

「あり得ないわ・・・ここの警備はどこよりも厳重なはずだし、限られた人しかこの施設には入れない・・・・・一体、どうやって・・・・・?」

「・・・父さん・・父さんなの?!」

「そうかもしれないわ・・・早くみんなに知らせなきゃ!」

『その必要はない』

 カズキ達の上から声が降ってきた。

『肉体なら、ここにある』

 上空に浮かぶ人影。そして、その両腕に抱えられているナニカ。

「父さん!!!」

「・・・ジョン!!なんてバカな事を!!」

『久しぶりだな』

「自分が何をしているか分かってるの?!」

『ああ、分かっているとも。すべては人類の為だ』

「そんなの、あなたのエゴだわ!」

「父さん!やめてよ!もうやめて!!」

『嘆く事はない。キミ達にもいずれ分かるだろう』

「ジョンさん!ハクマに何をしたの?!」

『ハクマ・・・キミは何の役にも立たなかったようだね。せっかく力を分けてあげたというのに』

「じゃあ、やっぱりあなたが・・・」

『そうだ。彼に肉を分け与えた』

「分けた?一体、どういう事?!」

『私の肉だよ。私の肉を分けてあげたんだ。それなのに』

「あ、あなたの・・・??」

『やはり血筋の者でなければダメか・・・』

「どうしてそんな事を・・・!」

『キミ達には分からないだろうね・・・・・私は不死身なのだよ。永遠を生きなければならない。その為には世界を変える必要があるんだ・・・私の手で』

「不死身って?!」

『力だ。ガルーシャと同じ力を私は授かってしまった。しかし、私には耐えられない。あのような生き方は耐えられないんだ。だから、すべてを壊し造り替えるんだ。私の世界に!』

コメント(1)

「そんな勝手な事、許さないわ・・・誰も許さないわよ!!」

『分からない人達だな。キミ達を救い出してあげようとしてるのに。この狭苦しく縛られた愚かな世界から』

「バカな考えはやめて!!」

『この肉さえあれば出来るのだ。キミ達にも見せてあげよう!開かれた新たな世界を!』

 その言葉を残して、ジョンの姿は消えた。

「ジョン!!」

「母さん・・・どうしよう!」

「・・・・・何もかもおしまいよ。どうしようもないわ、もう・・・・・」

「まだだ!あきらめちゃだめだ!!」

 カズキが言う。

「まだ終わったわけじゃない」

「あの肉が無くなった今、私の役目は終わったわ・・・」

「そんな事ない!」

「そうよ!やってみなくちゃ分からないわ」

「あなた達は何も分かってない!ガルシアは強力な力を持っているのよ。世界を残酷に破壊し尽くす程の力よ!・・・同じだわ・・戦争よ。いいえ、今度は何もかも無くなってしまうのよ」

「だから、止めなきゃ!」

「もうやめて・・・あなた達に何が出来るって言うのよ!」

「母さん・・・俺は変われるって信じてる。このまま何もしないでいるなんて嫌だ!父さん言ってたよ。世界は誰のものでもないって。個人が好きなように変えちゃいけないって。きっと、父さんは操られてるだけなんだよ。それなら助けてあげなきゃ」

「それに・・・きっと僕達の役割だと思うんです」

「・・役割?」

「僕達はただ生きているだけじゃない。やるべき事があると思う」

「カズキ君・・・」

「今、僕に出来る事があるから・・・僕にしか出来ない事があるから、やらなくちゃ!」

「あたしも・・・やるだけやってみます!」

「ソマちゃん・・・」

「だから、母さん!・・・あきらめないで」

「ヨウヘイ・・・・・・あたしにも・・・まだ、出来る事があるかしら・・・・?」

「きっとあるはずだよ!」

「私には・・・あなた達みたいな力はないけれど・・・・・・・・やってみましょう」

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