聖書のおはなし小部屋　Part２コミュの主のぶどう園?

※マタイ21：33〜44 に基づく。
※希望の光P1296~1306 （キリストの実物教訓P262〜288）

■現代の農夫たち

ぶどう園のたとえの中で、キリストが罪を宣告されたのは農夫たちでした。
つまり、一つの民族が罪を犯し、滅びていった原因は、その宗教指導者たちにありました。
　
私達の時代はどうでしょうか？

現在、主のぶどう園で働く農夫たちの中にユダヤの指導者の二の舞を踏んでいる者が多いのではないでしょうか？

宗教指導者と呼ばれる人々はみ言葉から人々を引き離してはいませんか？

神への律法への従順を教えるのではなく、罪を犯すことを教えてはいませんか？

『多くの講壇から、神の律法は拘束力を持たないものであると
教えられている。
人間の言い伝えや、儀式や慣習が称揚されている。
神の賜物を与えられた事に対しては、
誇りと自己満足の気持ちが抱かれている一方、
神の要求は無視されている。』

■神の律法を拒むことの意味

ほとんどの教会では、クリスマスの時期になると、
キリストとは関係のないサンタクロースやクリスマスツリーでいっぱいになります。アメリカではクリスマスは、丁度日本のお正月のようで、家族が集まる日でもあります。

それが律法を拒んでいるというわけではありません。不必要に浮かれ騒ぎをしたり、大金を使ってまで世の慣わしに陥る危険があるのです。
家族で神に祈り慎ましくキリストの誕生を祝う方が、心からの主への感謝ではないでしょうか。

『キリストは人間の言い伝えの混じらない神の律法を、
従順の大標準としてお示しになった。

・・・・・・

人々は、神の律法を拒むということがどういうことなのかを
理解していない。
神の律法はそのご品性の写しである。
それはみ国の原則を具体化したものである。
この原則を拒んで受け入れない者は、神の祝福を受けることができなように
なってしまう。
・・・・
――精神と魂と身体の祝福、家と畑の祝福、現世と来世の祝福に
満ちあふれること――は、従順によってのみ私達に可能となるのである。
・・・・・・・・・
神の使者たちは、主の命令を受けて、私達のところにやってくる。
彼らは来て、キリストが求められたと同様に、神の
み言葉に従う事を求める。彼らはぶどうの収穫
――愛と謙遜と自己犠牲的奉仕の実――を求める権利が
主にあることを教える。これを聞いて、
ぶどう園の農夫たちの多くはユダヤの指導者たちと同じように
怒りをいだくのではないだろうか。』　

古代イスラエルに対して言われた神の言葉は、今日の教会と
その指導者たちに対する厳粛な警告でした。

＊ホセア8：12<わたしは彼のために、あまたの律法を書きしるしたが、これはかえって怪しい物のように思われた。 >

とキリストはイスラエルについて言われました。

＊ホセア4：6<わたしの民は知識がないために滅ぼされる。あなたは知識を捨てたゆえに、わたしもあなたを捨てて、わたしの祭司としない。あなたはあなたの神の律法を忘れたゆえに、わたしもまたあなたの子らを忘れる。 >

と、祭司や教師に主は言われました。

『神の警告に、なんの注意をも払わずに見過ごしてよいであろうか。・・・・・・
イスラエルの罪の結果は、私達の前に明らかにされている。
今日の教会は警告に従うであろうか』

＊ローマ11：17〜21
<もしある枝が切り去られて、野性のオリブであるあなたがそれにつがれ、
オリブの根の豊かな養分にあずかっているとすれば、あなたは・・・・・
誇ってはならない・・・・。彼らは不信仰のゆえに切り取られ、あなたは信仰の
ゆえに立っているのである。高ぶった思いを抱かないで、むしろ恐れなさい。
もし神が元木の枝を惜しまなかったとすれば、
あなたを惜しむようなことはないであろう。>


では、主のぶどう園のお話は終わりです。