聖書のおはなし小部屋　Part２コミュの悲しんでいる人たちは、幸いである。

★マタイ５：４
『悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。』

「ここに見られる悲しみとは、罪のための真心からの悲しみである。
イエスは、

★ヨハネ１２：３２
『わたしは地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引き寄せよう。」』

と言われた。人が十字架にあげられたイエスを見るように引き寄せられるとき、彼は、人類の罪深さをはっきり知る。彼は栄光の主を嘲笑し、十字架につけたほな罪であることを悟る。彼は、今まで言い表せないほどｔのやさしさをもって、愛されてきたのに、自分の生涯は忘恩と反逆の場面連続であったことを知る。

彼は最良の友なるお方を捨て、天のもっとも尊い賜物を乱用した。彼は、神の御子を自分で再び釘付けにしたのである。そして、その傷つき痛められた心を、もう一度差し貫いたのである。

彼は広く、暗く、深い罪の淵にうちひしがれて悲しむのである。

このような悲しみは「慰められるであろう」。神は私たちがキリストのうちに逃げ込むために、彼によって罪の束縛から解放し、神のこらの自由を喜ぶために、私たちの罪をあらわしてくださる。

真の悔いをいだいて、わたしたちは十字架のもとに来ることができる。そしてそこに、わたしたちの重荷をおけばよいのである。」（希P１１２７）

下記の聖句は、苦悩や失望に苦しみ人々に慰めとなるみ言葉です。

★哀歌３：３３
『人の子らを苦しめ悩ますことがあっても
それが御心なのではない。』

★ヘブライ１２：１０
『霊の父はわたしたちの益となるように、御自分の神聖にあずからせる目的でわたしたちを鍛えられるのです。』

★ヘブライ２：１８
『事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。』

旧約聖書に登場する人物を知るときにも、私たちは慰められます。

ヤコブは双子の兄エサウの長子の権利を騙し取りそのため逃亡生活を余儀なくされました。心は病みましたが、契約の天使と格闘し、祝福を得、
イスラエルの父祖となりました。

モーセは４０才の時、イスラエルの民のために人を殺してしまいました。
４０年かかって、自分の苦悩から立ち返り、神によってイスラエルの指導者として選ばれました。

エジプトに売られたヨセフも神への忠誠心を捨てず、困難を乗り越え、エジプトの高官となりました。

その他多くの人物を知るとき、神が悪い状態を必ず良い状態にされることを
知ることができます。

私たちの住む現代においても、私たちの弱さや無知のため悪い状態に置かれるかもしれませんが、神を信頼するとき、その状態を最良の状態に変化させられる神の力を体験します。

こうして、私たちは慰められます。

★コリント第二１：５
『キリストの苦しみが満ちあふれてわたしたちにも及んでいるのと同じように、わたしたちの受ける慰めもキリストによって満ちあふれているからです。』

「主は、悲しむものに、特別なめぐみを持っておられる。その力は心を溶かし、、魂を捕らえるのである。主の愛は、痛み傷ついた魂に通路を開き、悲しむ者をいやす香油となる。

『わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。
神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。（コリント第二１：３～４）』」（希「祝福の山」P１１２７～１１２９）

今日はこれでおしまい。