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バーチャルトラベル?コミュの2003年1月22日〜26日

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1月22日

Agadir→Daklha
 今、西サハラのブーシューという町で朝食をとった。道端でタバコを買うと、すでに値段が上がっていた。16.5DHから20DHとなっていた。町を出るとすぐに砂と岩と、とてもまばらに草が生えているだけだ。少し離れて大西洋が見える。
 昨日の日中はインターネットをしに行ったり、ビーチまで散歩に行ったり、カフェでミントティーを飲んだりして過ごした。驚いたのは、ネットの回線速度が都市部と比べて格段に速いことだ。Swee Kongは、新しい町だからきっと回線が良いのだよ、と言っていたがそうなのだろうか。

1月23日

 Daklha 午後出発。夜、砂漠で野宿、いや、車中泊。空はプラネタリウムのごとく、無数の星が輝いていた。

1月24日
 
 今日、モーリタニアへ入国した。とりあえず、昨日のダクラにいた時のことから書くとする。
 僕らはダクラに着くとすぐに、バス停から一番近くのホテルにチェックインした。そこは偶然にも(旅行人ノート)に掲載されているところだった。1人30DH。ホテルの従業員に、シャワーの有無とホットシャワーが使えるかを確認したところ、シャワールームに連れて行かれ、彼はおもむろに一つしかないシャワーのノブをひねり「ほら、熱くもないけど、冷たくも無い」と言ってのけた。僕らは半ば呆れて、ここへ泊まることを決めたのだった。チェックインを済ませ部屋に入り、やっと一息かと思いきや、いきなり別の部屋のモロッコ人達の宴に誘われ、ビールやワインを飲まされた。Swee Kongは全く酒が飲めないことと、フランス語が全く理解できないことを主張して、さっさとその場から去ったが、僕は捉まってしまい、しばらく彼らの部屋でご馳走になったり、おしゃべりをする羽目にあった。なんとかかんとか彼らの執拗な酌攻撃をかわして部屋に戻ると、すぐにベッドで横になって休んだ。その間Swee Kongは、町を散歩しに出かけていたらしい。彼が宿に帰ってきてから様子を聞くと、すでにこれから、モーリタニアどころか、彼の目的地であるガンビアまで行くと言う人と知り合ったと言う。そして翌朝(1月23日)の9時にホテルに来て、詳細を話し合う段取りになっていると言うことだった。
何か、事が簡単に運ぶと感じた。
ダクラに向かうバスの移動中も、何回かパスポートチェックがあったが、とても簡単なものだった。パスポートを見せ、入国カードに書くようなことを、口頭で聞かれただけだった。
 翌朝(つまり昨日)9時過ぎに、ベンがバイクに乗って僕らの泊っているホテルにやってきて、隣のカフェで打ち合わせをした。ヌアディブ300DH、ヌアクショットまでならさらに300DHだと言う。前日ダクラの町の手前でポリスチェックの時に、変な男に声をかけられ、ヌアディブまで500DHと言われていた。事情が上手く飲み込めない僕らはもちろん断ったが、でもその男は僕たちの部屋を探し当て押しかけてきて、明日でも明後日でもかまわないがどうすると言ってきたが、部屋には僕一人だったこともあり、一人では決められないし、タクシー(そう、彼はモーリタニアのタクシー運転手だった!)には乗るつもりは無いと伝えた。その後も数人のモロッコ人だかモーリタニア人かわからないが、ガイド、もしくは運転手のような奴らに声をかけられた。しかし、そんなやつらに金を払うくらいなら、ツーリストの車をヒッチして、運転手に金を払うほうが妥当だと思い、僕らはベンの車に乗ることに決めたのだった。
 1時に待ち合わせをして、ダクラの町を出たのは3時過ぎだったと思う。出国手続きのようなものはしなかった。詳細は後日記すが、結論から言えば、出国手続き及び入国審査は全て国境上で行われており、今日現在、コンボイを組んでダクラを出発するようなことは無い。したがって、曜日も関係なく出国できるようだ。モーリタニアに入国してからはガイドを雇ったが、それまでは事前の調べとは全く違っていて簡単なものだった。そして今、ガイドの家もしくはガイドの知り合いの家の土間に寝かせてもらっている。絨毯が敷いてあり、全く寒い思いをせずに眠れそうである。

1月25日

 砂漠の民家での朝である。ダクラを出てから3日目の始まりだ。早朝、隣に寝ていたモーリタニア人が、朝のお祈りをしていた。あくびをしながら、目を擦りながらだったが、やはりイスラムの人は敬虔な人が多いのだと思った。
 昨日、モーリタニア側のパスポートコントロールから合流した2台の車が、ヌアクショットまで一緒に行くことになった。全員フランス人だったが、これで総勢8人のパーティーとなった。合流した2台のうちの1台は男一人と彼の愛犬の旅で、ライトバンの後部に冷蔵庫ばかり7台も積んで、それをこれから西アフリカ諸国を回りながら売り歩き、最終的には車も売り払って、帰国するという旅だった。そしてもう1台の車は、3人家族のバカンスで、夫婦と娘が一人だった。娘の名前はEva。とても人なつっこくて可愛らしい。
 フィリップのことさえなければ、この旅は最高なのになと思う。一日中ハシシを吸って、目が充血しているフィリップ。そう言えば、僕らが乗っているカミヨンが大きすぎるせいで、extra chargeを取られている。後でお金のことでもめたりしなければ良いのだが。

1月26日

 今、ヌアクショットのどこだかわからない宿?の屋上にて日記をつけている。今日の午後6時半過ぎ、無事?にサハラを越えてヌアクショットに着くことができた。
感無量である。
思えばハードな道程だった。バカフィリップが、それこそバカバカ食料を食い漁るのを横目に、腹ペコにじっと耐え、ボトルの水も4日間にたった1本で過ごした。360°地平線が見える砂漠を、camionの荷台(もしくは助手席)で、ものすごく揺られながら、一刻も早くヌアクショットに着くことを願って耐えてきた。はっきり言って、移動中は砂漠の風景を楽しむなんていう余裕は全く無かった。カミヨンの中では、何かにつかまっていないといられなかったし、数え切れないほどのスタックと、車のトラブルで、何度も車から降りて、砂を掘ったり、車を押したり、空っぽのタンクにガソリンを入れたりしなければならなかった。もうちょっと遅くなってしまったので、続きはまた明日。
 今夜初めてメファキンを服用。

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