チームの屋台骨を支えるいぶし銀。
CBからFWまでGK以外の全てのポジションをこなし、
歳を取った今尚、その能力は衰えを知らない。
2006-2007シーズンをもって現役を引退。最後のクラブはPSV。チーム加入直後からキャプテンとして周囲を鼓舞し、エールディビジとカップ戦の2冠、CLベスト4など多くの栄光を勝ち取った。その中でも特に印象に残るのが、2006-2007シーズン最終節、AZ・アヤックス・PSVによる三つ巴の優勝争い。勝ち点では並ぶものの、得失点差でかなり不利な状況にあったPSVは、コクーのゴールを含む5-1での大勝で奇跡の逆転優勝を成し遂げた。これこそまさにコクーがそのキャリアの随所で見せてきた“不屈の闘志”の表れではないだろうか。
これからは是非とも指導者の道に進み、後進を育てていって欲しいと思う。優れた戦術眼を持ったコクーならば、ミケルスから続くオランダの名将の系譜に名を連ねる事も不可能ではないはずだ。
最後に。僕達は貴方の類稀な才能を、オレンジを身に纏った勇姿を、一生忘れる事は無いだろう。何時の日かまた、ピッチ上で再会できる事を祈って…!
コクー、ありがとう!
1988-1990 AZ 50試合出場8ゴール
1990-1995 フィテッセ 137試合出場25ゴール
1995-1998 PSV 97試合出場31ゴール
1998-2004 バルセロナ 205試合出場31ゴール
2004-2007 PSV 94試合出場23ゴール
リーグ戦通産 583試合出場118ゴール
オランダ代表 101試合出場10ゴール