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人権解放軍コミュの中国の民主化運動

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中国の民主化運動において、胡耀邦(こようほう/フーチャオバン)の死とそれに連なる六四天安門事件は決定的な痛手だったと思われます。天安門事件ってなぁに?という人の為に、このトピのコメント欄に概略をまとめておきます。

このトピでは中国の民主化運動について情報、意見をかわしてゆきたいと考えます。チベットやウイグルの平和と、中国の民主化は無関係ではありません。やもすると嫌中、反中に傾きがちな運動ですが、共産党政府と命を賭けて闘っている中国人の存在を知る事もまた、重要な事だと考えます。事実誤認や訂正事項、意見の相違があれば遠慮なく発言してください。

コメント(88)

(続き)

 米欧政府、拘束中の署名者の釈放を呼びかけ

 中国各地の署名者に対して、当局は監視、逮捕、尋問及び拘束を行っている。憲章の起草者と見られる北京の著名反体制作家・劉暁波氏は8日夜、「国家政権を転覆扇動罪」の疑いで逮捕され拘束されている。各地でも人権活動家たちが相次いで拘束された情報が出ている。体制内の政治学者の張祖樺氏は拘束後されたがすぐに釈放された。貴州人権活動家・陳西氏、申有年氏と杜平和氏の3人、上海人権弁護士・鄭恩寵氏も「08憲章」に関与したことで地元の公安に拘束された。

 また、当局は、中国のインターネットに掲載された「憲章」の削除作業を続けている。

 米国務省は11日、劉氏の拘束について強い関心を寄せ、中国当局に「08憲章」署名者の解放を呼び掛けた声明を発表した。

 10日、ドイツ・ベルリンで行った「国際人権宣言」制定60周年を迎える記念活動で、シュタインマイヤー独外相は、中国の人権問題に関して、特に「08憲章」を作成した劉氏が拘束されたことについて、中国当局は沈黙を保つべきではないと主張した。

 そのほかに、「国際ペンクラブ」のドイツ支部会「ドイツ・ペンクラブ・センター」も中国当局に対し、「独立中文筆会(Independent Chinese PEN Center)」前会長の劉暁波氏の拘束を非難する声明を発表し、直ちに劉氏を解放するよう呼び掛けた。

 チベット精神リーダーのダライ・ラマも同件に声明を発表し、中国のリーダーに、文明的な手段で社会の統一と安定を築くようと促した。
(続く)
33自分のコメントを削除する2008年12月21日 17:19
龍 (続き)

 「憲章」の由来:中国社会の悪化と危機

 署名者の一人、香港開放雑誌編集長・金鐘氏が「08憲章」に関して日本のブログ作家への質門に対する回答を公表し、「08憲章」の由来について紹介した。

 「憲章は、事実上現在の中共一党独裁制度を否定し、同時に中国を民主国家へ変更すると宣言している。それは中国を改造する民主化綱領であり、百年以来中国の有識者の努力と夢が凝縮されている。憲章の出現は、現在の中国社会の悪化と危機に関連している」。

 金鐘氏によると、中国国内知識人が憲章を作り出した動機は三つある。①現実の緊迫感…中国の非正常発展がもたらしたマイナスの影響は広く且つ深く、良識のある知識人に重圧を与えている②20年来、中国の民間社会の形成と成長から、『皇帝への上書』といった伝統的な請願より国内輿論へアピールする精神的基盤が形成された③東欧から学んだ経験…1977年チェコの作家バーツラフ・ハーヴェル氏が同国当局宛へ、人権を守るようと要求する「77憲章」を発表し、80年代東ヨーロッパの共産体制の崩壊へ歴史的な貢献を果たした。ハーヴェル氏もその後チェコ初の民選大統領となった。「77憲章」から中国知識人はインスピレーションを受けたのである。

 「08憲章」の主な内容は、憲法の改正、権力の分散、司法の独立、人権の保障、言論と信教の自由及び使用財産の保証などを含み、民主政治を基礎とする中華連邦共和国の青写真を提起している。
(完)
● 大紀元日本12月19日

中国:海外ウェブサイト封鎖、さらに強化
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/12/html/d65848.html

北京オリンピックの間、国際社会に自由になったイメージを与えるため、中国政府はしばらく、海外のニュースサイトへの封鎖を解除した。しかしその後、毒粉ミルクの事件、警官から暴行を受けた恨みから警官11人を殺傷した楊佳の事件が立て続けに発生し、民間で人権擁護活動が活発化する兆しを見せている。さらに、中国の一党独裁変更を求めた「08憲章」が発表され、社会で大きな反響を呼び、すでに崩壊の危機に瀕している中共政権は一連の動きに警戒を強め、海外のニュースサイトの封鎖を再度決定した。

 中国外交部のスポークスマン劉建超氏は12月16日の定例記者会見で、同決定について、「中国大陸と台湾省を独立した行政区域と表現したニュースサイトがある」とその理由を弁明した。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)とBBCの中国語ニュースサイト、台湾と香港の一部のサイトがリストアップされた。

 しかし、これはただの建前に過ぎない。その真意はやはり、「天安門事件、法輪功、エイズ村、ダライ・ラマ、暴動事件」など、国民に知られたくない話題はこれらのニュースサイトで報道されているからだ。

 さらに、来年は中国政府にとって不安を伴う一年となりそうだ。2009年は天安門事件20周年、チベット問題50周年、法輪功迫害10周年、五四運動90周年に当たる節目の年であり、どの記念日も中共を崩壊させる引き金になりかねない。また、金融不安のあおりを受け、中国の経済成長は下降線をたどり、失業率が上昇し、来年卒業する大学生610万人の就職難など、社会問題は増える一方だ。

 これらの危機を見込んだ中共執政部は地方幹部ら2000人を招集し、突発事件への対応を研修させるなど、すでに対策を講じ始めている。また、影響力のある作家、マスコミ関係者への監視を一段と強めている。今回のネット封鎖も一連の対策の一環と見られている。
08憲章ですが、当局の削除攻勢、ネット封鎖で、中国国内でもまだ知らない人が多いと思われます。少しでも多くの、国内外の中国人の目に留まればと思い、自分のブログに中国語の文書を転載させてもらいました。またブログ「日々是チナヲチ。」から、文書の要約も転載しています。
http://blog.livedoor.jp/miotron/archives/51568424.html
● 劉暁波氏の拘束解除を要求 日本ペンクラブ
12/22 IZA
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/206877/

 日本ペンクラブ(阿刀田高会長)獄中作家・人権委員会は22日、中国の著名作家で民主活動家の劉暁波氏が拘束されたことについて、中国政府に対して速やかに同氏の拘束を解くよう求める声明を発表した。

 劉氏の拘束は、世界人権宣言の採択60周年に合わせて発表された「〇八憲章」に署名したことが理由とされており、声明は「基本的人権である表現の自由を国家が侵害しているのではないかと深く憂慮する」としている。
08憲章関連の記事・論評に関しては、中国の内部事情に詳しいブログ「日々是チナヲチ。」がかなり詳しいです。素人ながら署名者のひとり、香港誌『開放』編集長・金鐘氏に突撃インタビューを試みています。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/d022f6abde81c9ba344723aead791837
「08憲章」報道の編集後記+α。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/c0851083a7ca31b14cbcd4a93f1f5658

第八次署名者名簿628名が追加され、22日現在署名者の合計は6191名、年内には1万の大台に乗る事が予想されます。
● 中国、世論統制を強化 記念日続々「敏感な1年」に警戒感
2009.1.11 01:00 産経ニュース(抜粋)
 中国共産党は、報道や学術・文化界を含めた世論・思想の引き締めを強化する方針をこのほど打ち出した。経済の悪化で失業者が増大し、民衆の暴動が各地で吹き荒れる中、政治的に敏感な記念日がめじろ押しのためだ。公安当局は、民主化の動きを警戒、徹底してその芽を摘む構えで、宣伝工作と治安対策を格段に強化する見通しだ。指導部は、社会の安定を最大の政治原則として建国60周年を乗り切る構えをみせている。

 胡主席は12月中旬、「西側の政治制度をモデルにすることは絶対にない」と明言した。当局は、一党独裁体制を批判し、政治体制の改革を求めた「08憲章」の起草者で、著名な作家の劉暁波氏を拘束した。関係者によると、当局は、同憲章に署名した70人以上を尋問し、署名撤回を要求している。同憲章に関する取材や報道を禁止する通達も出された。

 「社会の安定」重視は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張する反日団体が1月10日に湖南省で開く予定だった会議が当局の意向で突然中止となったことにも表れている。
● 300人が人権問題で抗議 北京、警察が100人連行
2009.1.14 17:41 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090114/chn0901141745003-n1.htm

 中国政府で対外宣伝部門を主管する国務院新聞弁公室の庁舎前で14日午前、各地の当局の腐敗や非人道的な対応に怒った陳情者ら300〜400人が「中国には人権がない」などと抗議し、100人以上が警察車両で現場から連行された。

 中国では当局への抗議行動が活発化しているが、新聞弁公室前での集団抗議は珍しい。

 目撃者によると、抗議に参加したのは世界人権宣言の採択から60周年の昨年12月10日に外務省前で「人権状況の改善」や中国政府の「国家人権行動計画」への参画を訴える抗議行動を行ったグループが中心。外務省は同月18日、同計画を作成した新聞弁公室が1月14日に訴えを受け付けるとグループに回答していたため、現場に集まった。

 当初は数十人だったが、北京に長期滞在している地方の陳情者が続々と集まり、抗議文書を掲示するなどの行動に発展したという。
● 一人の漢人からダライ・ラマに宛てた公開書簡 
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 ニュースリリース 2008年12月31日
http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/081231_chinese.html

私の子ども時代や青年時代に抱いていた法王のイメージは、人間の皮を被った獣であり、人肉を喰らう悪魔であったことを告白しなければなりません。こうした話をするだけで、私が漢人であることが推察できるのではないでしょうか。確かに、私は中国の教育環境の中で育ちました。しかし、1997年にチベットを訪れる機会があり、そこで優しそうで哀れみ深い法王の尊顔を写真で初めて拝見し、今まで抱いていた法王のイメージは、共産党のプロパガンダだったのではと思ったのです。(以下リンク先をどうぞ)
● 中国のサイト、米大統領就任演説を「共産主義」など削除し翻訳
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=726783&media_id=52

中国の一部ウェブサイトが提供する米国のオバマ新大統領の就任演説の中国語訳では、演説の「共産主義」に言及した部分をカットするなどの変更が加えられている。

 オバマ大統領は、20日の就任演説の中で「先の世代がミサイルや戦車の力だけではなく、確固たる同盟関係と信念を持って共産主義やファシズムと対決したことを思い起こしてほしい」と述べた。中国の主要ポータルサイトの新浪と捜狐では、同部分から「共産主義」という語を削除して翻訳している。

 また、オバマ大統領は「汚職や欺き、異議の抑圧によって権力にしがみつく者たちは、歴史の流れに外れている。しかし、その拳を下ろすなら、われわれは手を差し伸べる」とも発言。新浪と捜狐の翻訳では、同部分を完全に削除してしまっている。
08憲章の署名者が第11次集計で8100人を突破したそうです。
● 中国メディアがオバマ演説の一部削除 「欺瞞」「未熟」国内で波紋
2009.1.26 19:13 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090126/amr0901261917008-n2.htm
 中国の主要メディアがオバマ米大統領の20日の就任演説を報道する際、「共産主義」など一部の言葉を削除したことが中国国内で波紋を広げている。海外のインターネットなどを通じて演説の全容を知った知識人たちは「国民に対する欺瞞(ぎまん)だ」「中国の未熟さが露呈した」などと報道姿勢を厳しく批判している。

 オバマ大統領の演説の中で、中国メディアが問題視したのは「先人たちがファシズムや共産主義に対し、ミサイルや戦車だけではなく、強固な同盟と揺るぎない信念を持って対峙(たいじ)したことを思い出してほしい」とした部分。

 演説を生中継した国営中央テレビ(CCTV)は途中で画面をスタジオに戻し、専門家による解説に切り替えたほか、国営新華社通信は「共産主義」の単語を削除して演説内容をホームページに掲載した。

 「全訳」と称し掲載した大手ポータルサイトも「共産主義」をカットしており、「捜狐」「新浪」の2社は「腐敗や欺瞞、反対者への抑圧を通じて権力の座にしがみついている者たちよ、あなたたちは歴史の誤った側にいる。もし握っているこぶしを開くなら、我々は手を差し伸べる」の部分をすべて削除している。
 この部分は、中国の現政権への批判を連想させる可能性があることが削除の理由とみられる。

 これらの対応は共産党宣伝部の指示によるものか、それとも各メディアの自粛なのかは不明。しかし外国要人の発言を紹介する際に、中国にとって都合のいい部分だけを大きく取り上げ、都合の悪い発言を削除するのは、中国メディアの一貫したやり方だ。今回、オバマ大統領の就任前に「中国との関係を重要視する」などの発言は大きく取り上げられていた。

 とはいえ、3億人近いインターネット人口を持つ今日の中国では、このような情報操作はほとんど機能していないのが実態だ。香港、シンガポールなどのメディアに掲載された中国語訳はたちまちネットを通じて中国国内に広がり、演説内容をそのまま伝えない中国メディアへの抗議が各ネット掲示板に殺到。「私たちはもうだまされないぞ」との書き込みもあった。

 ある北京在住の大学教授は「聞き流しても良いところをわざわざ削除したことで、逆に強調されてしまった。当局にとって逆効果だったのでは」と話している。
中国人民主活動家、馮正虎氏が成田空港で篭城中の件に関しては、こちらに別トピックを立てました。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48720731&comm_id=3337869
「罪は重大」と検察 独裁放棄求めた「08憲章」の劉氏初公判
(産経ニュース2009.12.23 20:38)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091223/chn0912232039001-n1.htm

 中国共産党の一党独裁体制を批判し、民主化を求めた声明「08憲章」の起草者で国家政権転覆扇動罪に問われた反体制派作家、劉暁波氏(53)の初公判が23日、北京市第一中級人民法院で開かれ、検察側は「社会主義制度を倒そうとした罪は重大だ」と断罪した。劉氏は法廷で「言論の自由」を根拠に無罪を主張したが、当局は劉氏の党批判を重視しており、厳しい判決が予想される。(中略)

 起訴状では、劉氏が海外に向けて発表した「中共(共産党)の独裁愛国主義」など6つの文章で、「愛国の実質は人民に独裁政権を愛することを要求するもので、愛国主義の名を借りて国家と人民に災いをもたらす」などと書いた点に加え、「08憲章」を作ったことが罪にあたると指摘。「法を無視し、誹謗などの方法で政権転覆を扇動した」としている。

 関係者によると、劉氏は法廷で「中国の進歩を望む」などと訴えた。しかし、民主化や人権活動などへの締め付けを続ける象徴として、見せしめ的に量刑が重くなる可能性がある。同罪の最高刑は懲役15年とされる。
 同法院の周囲には多数の私服・制服の公安当局者が配置され、厳戒態勢が敷かれた。欧米でも知られる劉氏の初公判には、欧米各国の大使館員が詰めかけ、当局に対する“抗議”の姿勢を示した。劉氏の妻は当局に外出を阻止され、弟らが傍聴した。また、法院に来た地方からの陳情(直訴)者らが「劉氏を釈放せよ」と声を上げ、警察に連行される一幕もあった。
>龍さん

読みました。許せない。偉大な劉暁波氏を救う方法はないのでしょうか?世界全体でなんとかしなくては...
憲章起草『言論の自由』 中国の作家劉暁波氏 初公判で無罪主張
東京新聞 2009.12.24朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009122402000096.html

中国人学者らが人権尊重や共産党独裁体制の廃止などを求めた声明「〇八憲章」の主要起草者の一人で、国家政権転覆扇動罪で起訴された反体制作家の劉暁波氏(53)の初公判が二十三日、北京市第一中級人民法院(地裁)で開かれた。劉氏の弁護士らによると、公判で劉氏は「言論の自由は公民の基本的人権だ」などとして無罪を主張した。即日結審し判決は二十五日に言い渡される。
 裁判は米政府が劉氏の釈放を求めたことなどで国際的に注目されている。法院前には米英など十五カ国の大使館員らが集まり傍聴を求めたが拒否された。劉氏の妻、劉霞さんは二十二日、公安当局から外出禁止を言い渡され、自宅軟禁状態に置かれた。
 弁護側によると、起訴状では同憲章のほか、劉氏が海外で発表した論文の一党独裁批判などが罪に問われた。弁護側は「百万字の論文からたった三百字を取り上げ罪を構成している」などと無罪を主張した。
 傍聴を拒否された米大使館の人権問題担当官は「裁判となったことを憂慮する」と懸念を示し、「すべての中国人のために法手続きが公正に行われることを望む」との声明を発表した。
 法院の周囲に多数の警察官が配置されるなか、集まった数十人の支持者らは言論の自由を求めて気勢を上げた。陳情者が警察ともみ合いになり連行される混乱もあった。
「中国は大国らしくない」 米国、著名活動家訴追を批判
産経ニュース 2009.12.24 09:07
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091224/amr0912240909004-n1.htm

米国務省のクローリー次官補(広報担当)は23日、中国の著名な民主活動家、劉暁波氏が国家政権転覆扇動罪に問われ、25日に判決が言い渡されることに関し、記者団に「政治的な有罪判決につながるのは明白で、大国らしくない」と述べて中国政府を批判した。
 劉氏は共産党独裁体制の廃止などを呼び掛けた文書「08憲章」の起草者。クローリー氏は、劉氏が国民参加型のより開かれた政府を求めているにすぎないとして「それは罪には当たらない」と強調した。(共同)
なんてこと...

反体制作家に懲役11年=「08憲章」で国家転覆扇動罪−中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000049-jij-int

12月25日11時15分配信 時事通信
 【北京時事】中国共産党独裁を批判し民主化を求めた声明「08憲章」を起草したなどとして、国家政権転覆扇動罪(最高刑は懲役15年)に問われた反体制作家の劉暁波氏(53)に対し、北京市第一中級人民法院(地裁)は25日、懲役11年、政治権利剥奪(はくだつ)2年の判決を言い渡した。
 中国当局は今年、建国60周年のほか、民族暴動もあって、治安維持と社会安定を優先し、人権活動への締め付けを強化してきたが、それを反映して、党批判に厳しい判決となった。欧米諸国の大使館員が傍聴を求めたが認められず、米大使館員は法院前で「平和的に政見を発表する人を迫害するのは人権の国際的な基準に反する」と判決を批判し即時釈放を求める声明を発表した。
 判決は劉氏が同憲章のほか、海外で発表した六つの論文で、一党独裁を批判し、多党制導入を主張したことなどが、デマや誹謗(ひぼう)などを通じて政権転覆を扇動した罪に当たると認定した。
 被告側は憲法で保障された言論の自由を根拠に無罪を主張していた。弁護人は「予想以上に重い判決」とし、劉氏は控訴する意向を明らかにした。 
【主張】劉暁波氏への重刑 国際社会にも責任がある
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091228/chn0912280308000-n1.htm

中国の著名な民主活動家で作家の劉暁波氏に国家政権転覆扇動罪で懲役11年・政治権利剥奪(はくだつ)2年の実刑判決が言い渡された。昨年12月に劉氏らが起草、ネット上に発表し署名を集めた「08憲章」や、その他6編の文章が罪に問われた。判決は中国に言論の自由がないことを改めて示し、極めて遺憾である。

 劉氏は1989年の天安門事件当時、天安門広場に座り込んだ4人の知識人の1人で、学生らを説得し広場での流血を回避させたことで知られる。事件後の逮捕を含め過去3度身柄を拘束されたが、圧力に屈せず、海外のメディアやネットに共産党批判の文章を発表し続けてきた。

 今回の主要な罪状にされた「08憲章」は、一党独裁体制から民主主義体制への移行を主張したもので、劉氏の年来の言論と大きな違いはない。しかし治安当局は憲章発表の前夜、劉氏を拘束した。事前に約300人の賛同者の署名を集めていたが、ネットで署名の輪が広がるのを恐れたためだ。

 劉氏は、政権転覆の容疑を一貫して否定、中国憲法が保障した「言論の自由」を盾に無罪を主張したが、共産党の指導下にある中国の司法制度の下では、起訴された段階で有罪は確定的だった。近年、諸矛盾が噴出し、党批判が強まっているが、一党独裁体制への挑戦だけは許容しないからだ。

 劉氏への重刑は民主化や人権擁護を求める活動家に警告する政治的な決定にほかならない。

 これに対し、米国などは批判する声明を出したが、中国外務省報道官は「中国内政への粗暴な干渉」とはねつけた。チベットやウイグル問題同様、中国は外国の批判に強気になる一方だ。

 経済成長をバックに大国化した中国の影響力が大きくなり、国際社会が対中批判に尻込みする傾向が強まっている。米国ですら、今春訪中したペロシ下院議長やクリントン国務長官も中国の人権問題への言及を避けた。日本に至っては、劉氏の公判会場に大使館員が行くこともなかった。

 中国が、言論の自由など基本的権利をより尊重すべきことは言うまでもない。それは国際社会における大国の責任である。同時に、国際社会も、中国との利害関係にのみ目をやるのではなく、人権侵害の改善を促す努力を怠ってはならない。劉氏への判決を対岸の火事にしてはならない。
【私説・論説室から】大国の名が泣く言論重罰
東京新聞 2009.12.28.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2009122802000066.html

何の活動をしたわけでもなくインターネットに意見を発表しただけで逮捕され十年以上も獄につながれる。そんな恐ろしい事態が今、隣国で起きている。

 北京市第一中級人民法院(地裁)は二十五日、文芸評論家で詩人の劉暁波氏(53)に懲役十一年の実刑を言い渡した。昨年十二月、共産党の一党独裁を厳しく批判した文書「〇八憲章」をインターネットに発表したことなどが国家政権転覆扇動罪に問われた。

 言論の自由や人権の確立、民主的な選挙を通じた三権分立の実現を訴えた〇八憲章は次々に転載される形で、賛同者を集め一万人以上が署名したという。当局は発表後まもなく劉氏の身柄を拘束していた。

 気鋭の評論家として知られていた劉氏は、米国で研究中の一九八九年、天安門広場を中心に起きた民主化運動に参加するため帰国した。六月初めには戒厳令に反対する一方、学生に撤退を呼び掛けハンストを始めたが六月四日の軍による運動鎮圧後、逮捕された。

 一年半の獄中生活後も、北京で執筆活動を続けてきた。民間の権利意識や自由の要求に改革の展望を見いだす彼の思想には最近、翻訳された著書「天安門事件から『08憲章』へ」(藤原書店)で触れられる。

 自由や人権など普遍的な理想を求めた劉氏の発言を理由に重罰を科すことは、世界の大国に発展した中国の名声を自ら汚す行為ではないのか。
劉暁波氏、懲役11年の判決について
ダライ・ラマ法王 提言・スピーチ・インタビュー・メッセージ集
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/091228_LiuXiaobo.html
(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)

私は、中国政府が中国の著名な執筆家である劉暁波氏に懲役11年の判決を下したことを悲しく思います。

自分の意見を世間に伝えるために表現の自由を用いる劉暁波氏らにこのような判決を下す中国当局の対応は、世界人権宣言の原理ばかりか中華人民共和国憲法に述べられている表現の自由を踏みにじるものです。

私は中国政府に対し、表現の自由を行使したという理由で収監された劉暁波氏をはじめとする政治犯を早急に釈放するよう強く要請します。

劉暁波氏とその奥様、ご家族の皆様に祈りを捧げます。

ダライ・ラマ
【ちゃいな.com】中国総局長・伊藤正 30年不変の政治
2010.1.12 02:49
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100112/chn1001120249001-n1.htm

 十年一昔というが、時代の移り変わりの激しい現代では30年は大昔か。1970年代末に改革・開放政策に転じて以来、中国の経済・社会に起こった急激な発展と変化からそんな気にさせられる。しかし、この国の政治には本質的な変化がないな、と感じることがある。昨年暮れ、中国の作家、劉暁波氏に対し、懲役11年の判決が下されたときもそうだった。

 劉暁波氏の主要な罪状は、2008年12月にネット上に発表された民主化宣言「08憲章」の中心的な起草者だったことだった。憲章は、一党独裁体制が党官僚の特権と腐敗を生み、民主と人権を抑圧しているとして、民主主義体制への移行を主張する内容で、大学教授、弁護士、作家ら303人が賛同の署名をしていた。

 署名者の中には、中国の時事週刊誌『中国新聞週刊』が昨年末に出した号でこの10年で最も影響力のあった知識人の筆頭に挙げた政府系シンクタンク「天則経済研究所」の茅於軾所長はじめ穏健改革派知識人もいた。改革開放の進展とともに、民主主義への希求は必然的な潮流になり、広がっているのだ。

 これに対し、党指導部が危機感を持ったのは疑いない。中国当局が、憲章発表の前夜、劉氏の身柄を拘束、同調者に警告したのはその表れだった。にもかかわらず、ネット上では、署名呼びかけに応じる人が急増していく。数日後には当局は憲章をネットから抹殺したが、国際的な反響を大きくしただけだった。劉氏への重刑は、当局が党への挑戦は容赦しない決意を表明したものだった。

 この判決を聞いたとき、頭に浮かんだのは、30年前の魏京生裁判のことだった。魏氏は、文化大革命終結後の1978年秋、北京に旋風を起こした民主化運動の旗手的な存在で、79年3月、トウ小平氏を毛沢東後の「新たな独裁者」と攻撃する文章を発表した後、逮捕され、同年10月、反革命宣伝扇動罪などで懲役15年の判決を受けた。

 トウ小平氏は一党独裁下での経済建設を第一にし、民主化運動を「社会の安定を損なう」として徹底的に嫌った。86年の学生デモを弾圧したのに続き、89年には武力鎮圧(天安門事件)も辞さなかった。その原点が魏京生裁判であり、今回の劉氏の裁判も本質的には同じだった。

 トウ氏以後の江沢民、胡錦濤両政権も、政治体制はそのままに、異議申し立て者を抑圧しながら、経済発展を図ってきた。それによって今日の繁栄が可能になったというのが共産党の主張である。しかし改革・開放の進展によって社会は国際化、多元化し価値観も変化した。特にネットの普及で、人びとの発言空間が広がり、党はさまざまな挑戦を受けている。

 08憲章は、言論の自由や人権尊重など、国民の基本的権利の拡大に、三権分立という西側の制度への移行を要求したものだった。それは中国が経済面だけでなく、政治的にも世界の大国として影響力を持つようになった今日、国際社会が求めるものであり、劉氏の公判に世界が強い関心を寄せ、日本を除く主要国が公判の監視に人を派遣した理由でもあった。

 中国市場に寄せる世界の視線はますます熱く、日本企業の中国依存度も増している。それは経済の原理と現状から当然のことだ。

 が、日本政府も企業と同じレベルであっていいわけがない。劉氏の政治裁判に対する日本の冷淡さは、欧米だけでなく、中国の知識人層の失望を招いている。(中国総局長)
トピックタイトル
「六四天安門事件と中国の民主化運動」を「中国の民主化運動」に変えました。
現在進行形の事象を扱っていきます。

インターネットの検索サイト最大手のグーグル社が
中国政府の検閲に正面から挑んでいます。
この件非常に興味深いので、別トピック立てました。

検閲をめぐるグーグル社と中国政府との闘い
http://mixi.jp/add_bbs.pl?id=3337869
ノーベル平和賞:中国の劉暁波氏に…獄中の民主活動家(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/nobel/news/20101009k0000m040010000c.html

ノルウェーのノーベル賞委員会は8日午前11時(日本時間同日午後6時)、今年のノーベル平和賞を中国の民主活動家で作家の劉暁波氏(54)に贈ると発表した。同氏は、中国共産党の一党独裁を批判する「08憲章」を起草したことなどを理由に国家政権転覆扇動罪に問われ、今年2月に懲役11年の実刑が確定して服役中。中国政府が強く反発するのは必至だ。

 委員会は授賞理由として「中国で基本的人権確立のため長期間に渡って努力してきた」ことを挙げた。

 賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億2300万円)で、授賞式は12月10日にオスロで行われる。

 ◇劉暁波氏◇
 1955年12月、中国吉林省長春生まれ。88年、北京師範大学院で博士号を取得。88年12月から米コロンビア大客員研究員として米国に滞在中、中国の民主化運動を知り、帰国。89年6月の天安門事件で民主化運動に参加した。96年には言論の自由を求める「双十宣言」を発表して身柄拘束されるなど、何度も投獄されている。08年12月には人権保障などを求める「08憲章」をインターネットで発表。直前に身柄拘束され、今年2月、国家政権転覆扇動罪で懲役11年、政治権利はく奪2年が確定した。
ノーベル賞委員長、中国に「人権」改善求める(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101008-OYT1T01346.htm?from=rss&ref=mixi

ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は8日の記者会見で、中国で服役中の民主活動家・劉暁波氏へのノーベル平和賞授与の理由について、「今、中国での人権抑圧に目をつぶれば、世界での(人権の)基準を下げることに直結する」と述べた。

 中国に人権状況の改善を求めると同時に、中国が「世界第2の経済大国」となるに伴い、人権批判を弱める国際社会に警鐘を鳴らした。

 委員長は「経済などの権益のため、人権という普遍的価値の基準を下げることがあってはならない。だからこそ、我々が声を上げた」と述べた。

 中国外務次官が6月に同委員会のルンデスタッド事務長と会談した際、劉氏に授賞しないよう事前に圧力をかけたと報じられたことについて、「毎年のように(委員会に)圧力はかかる。よくあることだ」と認め、中国政府に限らず、人権抑圧国が自国の反体制活動家に平和賞を授与しないよう何度も働きかけてきたことを明かした。ソ連で民主化を訴えた物理学者アンドレイ・サハロフ博士(1975年)、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(1991年)、イランで人権擁護を訴える弁護士シリン・エバディさん(2003年)のいずれが受賞した時も、出身国は同委の決定に猛反発した。(2010年10月8日21時21分 読売新聞)
ダライ・ラマ来日、ノーベル賞・劉氏を評価
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101106-OYT1T00690.htm?from=main4

 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は6日、来日し、成田空港近くで一部報道陣に対し、今年のノーベル平和賞受賞が決まった中国民主活動家、劉暁波
りゅうぎょうは
氏の活動について、「政府を倒そうとはしておらず、開放的になり、説明責任を果たすように促しているのだ」と語って評価する考えを示した。

 さらに、「中国が閉鎖社会であり続けることは極めて有害だ」と述べ、中国当局の言論統制を批判した。

 ダライ・ラマはまた、中国の青海省などで最近、チベット族学生らによる漢語(中国の共通語)教育強制への抗議デモが起きたことに関し、「チベットで文化的虐殺が起きている」と指摘。中国当局を非難した。

 ダライ・ラマは16日まで日本に滞在。大阪府、奈良県などで講演した後、広島市で12〜14日に開かれる「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」に出席する。

(2010年11月6日21時03分 読売新聞)
激烈極まる中国の人権弁護士弾圧(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110704/221271/?P=1
福島香織さんの記事

知ってるひとは知っている。
中国の民主活動家や人権弁護士に対する過酷な弾圧・拷問の実態。

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