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京の街を歩く〜京都人の京都案内コミュの節分祭の街あるき

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節分。。。

春夏秋冬、二十四節気の季節の移り変わりの節目の日を節分と言います。
中でも立春の前日の節分は特別な日です^^

八十八夜、二百十日などの季節の節目を表す日は全て立春が起点です。
二十四節気の季節感は私たちが農耕民族であることを色濃く反映しているように思えますが、その意味では立春はお正月のようなもの。
お正月は新春とか初春とか表現されますが、実際の季節感とは少しかけ離れているように思います、
これは明治以後、暦を世界共通にするための新暦・西洋歴の導入によるものと思います。
1月は小寒や大寒などもあって一年で一番寒い季節です。
新春を一年の初めとするなら、それは立春こそが相応しく季節感も合うもののように私は思います^^

実際この頃を今でも一年の始まりとしてお祝いする習慣がある国も多いのです^^

そんな立春の前日にあたる節分はいわば大晦日のようなもの^^
一年の厄を祓い、新年を迎える歓びの日、それが節分です^^
厄払いを中心に京都ではこの日、様々な寺社で「節分祭」が行われます^^
最近では海苔巻きを丸かじりするなんて、海苔屋さんが考えたイベントが、さも伝統行事かのような誤解で普及しているようですが、京都で伝えられて来た、京都市民の伝統的な節分祭を巡る街あるきをご案内致します^^

■四方参り
節分の日に京都の四方の寺社にお参りする風習です。
北東の吉田神社、南東の伏見稲荷大社、南西の壬生寺、北西の北野天満宮の四ヶ所。
最近では表鬼門にあたる吉田神社と裏鬼門にあたる壬生寺の二ヶ所にお参りする方が多いようですが、各ゆかりの社寺を自由にお参りする方も多いようです。

今回は吉田神社を中心にコースプランを考えてみます^^

■コースの概要
京都御所〜清荒神〜廬山寺〜下鴨神社=吉田神社〜真如堂〜黒谷・金戒光明寺〜平安神宮〜八坂神社・祇園

↑の全てで節分の行事が行われているわけではありませんが、節分行事で賑わう寺社を中心に散策するプランです。
起点となるJR京都駅を10:30頃にスタートすれば、ゆっくり歩かれても夕刻16:00過ぎには祇園に着く事が出来るでしょう。

途中、昼食や甘味処に立ち寄りながら節分の京の街あるきをお楽しみ下さい^^

コメント(5)

【京都御苑〜清荒神〜廬山寺】

このコースプランは京都御苑からスタートします。
京都御苑はいわゆる京都御所や仙洞大宮御所、迎賓館などを囲む全体を指しますが、京都の人は御苑全体を御所と言うことが多いようです。
御苑の東横にある鴨沂高校(おおきこうこう)は私の母校ですが、御苑全体を「大御所」、京都御所を「小御所」と言っていました^^

■御苑へのアクセス
 京都御苑は広いのでいろんなアクセス方法がありますが、今回は地下鉄烏丸線「丸太町駅」を利用します。
「丸太町駅」?番出口をでると御苑の西南角の丸太町通りです。

●御苑の入口
丸太町通りを東にそのまま行くとすぐに小さな入口がありますが、それはスルーして次の大きな入口から御苑の中へ。

●御苑の入口からすぐ右側に小さな建物があります。
「拾翠亭」と言います。
御苑の南側一帯は明治天皇が東京へお遷りになるまでは、公家屋敷が建ち並んでいたところ。
多くの宮家や公家、御所御用達の商家などもそれに伴って東京へ遷りました。
羊羹の「虎屋」などもその一例ですね。
京都に残った宮家やお公家さんもありました。
久邇宮家や賀陽宮家、藤原定家を祖先に持つ冷泉家などがその例です。

この拾翠亭は東京へ遷った九条家の茶室です。
http://www.kyotogyoen.go.jp/map2_kujyou.html
公開は3月〜12月の金・土曜のみで残念ながら1・2月は公開されていません。

●清荒神
御苑を通り抜けて御苑の東側の通り、寺町通りへ。
お寺のような正門のある府立鴨沂高校の校舎に沿って東へ少し行けば清荒神です。
平素は訪れる人もない小さなお寺ですが節分の時だけはとっても賑わいます。
ちなみに鴨沂高校は私の母校ですが、戦前は旧制の京都第一高等女学校という宮家のお姫様も通われた名門。
その頃の卒業生に森光子さんがいます。
戦後、新制の鴨沂(おうき)高校となってからも、山本富士子、故・田宮二郎や沢田研二などの芸能人の卒業生も多く、未だ制服も校則もない「自由の学園」として知られています^^

●廬山寺(ろさんじ)
廬山寺も平素は観光コースから外れた静かなお寺です。
節分の日は「鬼踊り」なども行われ山内は人で埋まります^^
廬山寺は紫式部の邸宅後とも言われ、山内には紫式部ゆかりの碑やお庭などがあります。

●下鴨神社へ
廬山寺前の通り寺町通りを北へ。
今出川通りを東へ歩きます。

◆地下鉄丸太町駅〜清荒神 1.11km 徒歩23分(時速3km計時、以下同じ)
◆清荒神〜廬山寺  0.46km 徒歩10分
◆廬山寺〜下鴨神社 1.91km 徒歩39分

●その他
・同志社新島会館
 同志社の創始者、新島襄の旧宅です。
・梨木神社(なしのき)神社
 明治維新公家方の立役者、三条実美をお祀りした神社です。
 秋の「萩祭り」が有名です。
 
【画像は節分会で賑わう清荒神と廬山寺の様子】

【下鴨神社〜吉田神社】

●下鴨神社
廬山寺から寺町通りを北へ。
大文字山の「大文字」も文字が前方にはっきりと見えるでしょう。
今出川通りを東へ行き、河原町今出川の交叉点を北へ。
最初の信号を東へ行き加茂川にかかる橋を渡ります。
この辺りは北山・上賀茂から流れてきた加茂川と大原・比叡山麓を流れてきた高野川が合流するところ。
ここから二つの川は名を変えて「鴨川」となります。

高野川の橋を渡るまでに左手に下鴨神社の参道がありますから真っ直ぐ北へ。
程なく岐れ道があり、「賀茂御祖神社参道」の案内石柱がありますから左の道を真っ直ぐ行けば程なく糺の森・下鴨神社です。

糺の森は古代山城地方の植生を現在に残すと言われている古代の森です。
その森の奥に下鴨神社の本殿があります。

◆加茂みたらし茶屋
 「みたらし団子」は下鴨神社境内にある「御手洗・みたらし社」の地下から湧きでる地下水の泡を模したものと言われ、この下鴨神社がそのルーツとされています。
みたらし茶屋はそのみたらし団子を最初に売り出した元祖とも^^
下鴨神社の西にある門から出入りされるとすぐの所にあります。

◆出町商店街
この界隈で最も大きく有名な商店街です。
・出町ふたば
 老舗の和菓子屋さん。粒あんとお塩味の豆餅が名物です。
・茶房「いせはん」
 この辺りにはお食事処やカフェも多いのですが、このお店は和風の甘味処を中心としたお店。
 お抹茶やおぜんざい、あんみつ、おしるこなどが戴けます

【画像は下鴨神社の楼門と御手洗社】
【吉田神社】

吉田神社へは<2>の地図で、下鴨神社参道を戻り、高野川を渡ります。
そして高野川に沿って南へ下がり、今出川通りの市バス「出町柳駅前」バス停から市バス201号系統に乗車、市バス京大正門前バス停が吉田神社への参道の入口です。

京大本部正門とその南向かいの京大教養部(旧三高)に挟まれた道(東一条通り)が吉田神社の参道になりますが、節分祭の日は両側に露店が立ち並ぶ歩行者専用道路となります。

吉田神社は吉田兼好ゆかりの吉田神道の故郷として知られています。
また日本で初めて厄除け神事が行われた神社とも言われています。
普段はひっそりとした静かで厳かな感じの神社ですが、節分の時ばかりは京都中からお詣りの人々で賑わいます。

吉田山山内には、お菓子の神様「菓祖神社」や全国八百万(やおよろず)の神様を祀る大元宮、竹中稲荷神社などの摂社もあって、やはりお詣りの人で賑わいます。

境内では福引き付きの福豆や、京の老舗の出店による年越し蕎麦なども振る舞われます(有料)。
年越しのお蕎麦というのは、二十四節気の始まりである立春を翌日にした節分が一年の締めの日となる所からです。
厄年の年齢なども、この立春から起算した数え年で数えます。
年越しのお蕎麦で小腹を満たされては如何ですか^^

小学校から大学を卒業するまでこの「吉田地域」で育った私は、この節分祭がとても楽しみでした^^
お小遣いを貰って、露店でたこ焼きやベビーカステラを食べるのが嬉しかったのです^^

たまには子供の頃に戻って露店で食べ物を求めて「食い歩き」されるのもいいかも、ですよ^^

◆下鴨神社〜市バス「出町柳駅前」201号系統バス停 0.70km 徒歩15分
◆市バス「出町柳駅」=市バス「京大正門前」 およそ4〜5分

■吉田神社から真如堂へ
吉田神社からのプランはいくつか考えられますが、今回は同じ吉田山の中にある真如堂から金戒光明寺(黒谷)を経て平安神宮へ行きます。

吉田山から平安神宮へは↓をご参照下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14942055&comm_id=321830

【画像は吉田神社山内、大元宮】

【平安神宮から八坂神社へ】

平安神宮から八坂神社は行くには、平安神宮正面の神宮道を真っ直ぐ南へ下がります。
平安神宮の大鳥居をくぐり琵琶湖疏水の流れを渡り、三条通りを越えて登り坂を登ると左側にあるのが青蓮院です。
さらに左手に知恩院の三門を見ながら円山公園に入り、枝垂れ桜の東側を右へ行くと八坂神社です。

◆平安神宮〜三条通り 0.67km 徒歩14分
◆三条通り〜八坂神社 0.84km 徒歩17分

◆八坂神社
明治以前は感神院、あるいは祇園社と呼ばれた神仏習合の寺院でした。
明治の廃仏毀釈によって八坂神社となり、祭神は素戔嗚尊、祇園祭はこの八坂神社のお祭りです。

日本の神社の多くは五穀豊穣を祈る神社が多いのですが、それは私たちが農耕民族故なのでしょう。

八坂神社は下鴨神社や吉田神社同様厄除けの神様です。
祇園祭りも疫病退散の行事としてはじまりました。
これはこれらの神社が平安京という大消費都市の神社故のことと思います。
人口の密集する消費都市としてもっとも恐ろしいのは疫病の流行です。
それ故こその疫病や厄除け行事の数々。。。
都市型神社の特徴をよく表していますね^^

その他八坂神社本殿の東に「美御前社」という摂社があります。
「うつくしごぜん社」ですね^^
神話の三柱の美しい女神がご祭神^^
意外と知られているようで知られていないような^^
鳥居の根本からはこんこんと美しい清水も湧き出ています^^
女性の皆さんは一度お詣りされたら如何でしょうか。

【画像】八坂神社摂社「美御前社」
ハートお願いハート
このコースプランに関するご質問、お尋ねは↓にお願い致します。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42363958&comm_id=321830

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