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論語の言葉コミュの人たるの道を守る(菜根譚)

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人たるの道を守る(菜根譚)

 人としての道をしっかりと守っていれば、かりに不遇な状態に陥っても、一時のことにすぎない。権威にこびへつらえば、かりに得意の状況にあっても、長続きしない。
 道を極めた人物は、世俗の価値にとらわれず、死後の評価に思いを致す。一時は不遇の状態に陥っても、人としての道を守って生きるほうがはるかに賢明ではあるまいか。

(漢語読み)
 道徳ヲ棲守スル者ハ、寂寞タルコト一時。権威ニ依阿スル者ハ、凄涼タルコト万古。達人ハ物外ノ物ヲ観、身後ノ身ヲ思ウ。ムシロ一時ノ寂寞ヲ受クルモ、万古ノ凄涼ヲ取ルコトナカレ。

(解 説)
 人としての道は、原文では「道徳」となっている。ふつう、道徳といった場合、社会により時代によって変化していくものとされているが、ここという「道徳」とは、それとはちがっていて、一定不変のものとして前提されている。人間が人間であるための条件と言って良いかもしれない。それを守るとは、要するに、人から後指をさされないような生き方をするということであろう。


(感 想)
 菜根譚の全文を和訳した守屋洋氏の冒頭の一節は、人の道の在りかたを説いたものと思います。一時の権力にすがり、栄華、役得を得ようとする族が、その時々出てきます。

 企業であれ、政治家であれ、そも行く末は、歴史の中で評価されるのですが、平清盛の栄枯盛衰を評した「祇園精舎の金の音・・・」で始まる言葉に中に、「泡沫の夢」と言う言葉が出てきます。

 人の一生は、地球の歴史からすれば一瞬に過ぎないと思いますが、徳を持った人びとは、構成でも語られ、顕彰碑建立や、威徳を偲ぶ集いが開催されたします。

 国政にもこれまで、権力に寄り付こうとする族が現れて来ました。いずれ、それは八曲を迎えるのですが、どういう終わり方をするかが大事と思います。

 斉藤一斎の訓示にも「人間は晩年が大事」と幾度となく出てきます。人に後指をさされないように、堂々と生きて行けるように努力を怠ってはいけないと、菜根譚の冒頭の文を読み反省をしました。

*参考資料:守屋洋訳「新釈 菜根譚」(PHP文庫)


<関連コミュ>
・ 菜根譚(さいこんたん)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2310909

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