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クラニオコミュの内臓感覚/シックスセンス

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クラニオバイオのワークで内臓に働きかけるとき、
私は受講生の方々に「内臓は物言う臓器である」と話しています。

そのことについての紹介。


「内臓感覚」と言う本を手にして、うん、なるほど。

内臓感覚/脳と腸の不思議な関係/福土審/NHKbooks
その内容の一部を少し紹介すると(ランダムですが・・・)


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内臓感覚はいかにもわかりにくい。
通常は意識もされないので、情動が内臓と結びつけられることはなかった。
しかし、内臓の中でも腸は身体の内側にあり、かつ、外界に接している。

そして、何通りもの求心性ニューロンが腸の情報を脳に伝達している。
腸が快調に働いている時も意識されないままその情報は脳に伝達されているが、
病的な状態になると途端に内臓感覚が意識化される。

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日本では昔から「腹黒い」「腹が立つ」「腹の中を探る」「腸わたが煮えかえる」
「虫唾が走る」「飲めない(話)」「食えない(奴)」など、
消化器系の言葉を使っていろいろな感情・情動をを表現している。

これらは日夜、脳と腸の関係を考えている著者にはごく自然な表現にに感じられる。
情の厚い日本人の無意識の言語表現にほかならないが、この言語表現は欧米人に比べて原始的なのだろうか?

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ポルトガル生まれの神経心理学者;アントニオ・ダマジは言う。
ヒトが行動を選択する時には、前頭前野の機能が重要であり、
それを決定づけるのが前頭前野に記憶されている身体状態である。

行動を選択する場合、
多数の選択肢から合理的にしらみつぶしに検討していたのでは時間がかかりすぎる。

それを単純化して、以前体験した身体感覚の情動・感情を使い、
選択肢を二・三の候補にまで絞り込む。

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例えば、進路に迷った時「こっちの方が良さそうだ」と決めるのは
必ずしも計算の結果ではなく、

言語的には表現しにくい?身体からの情報″であり、
「えもいえぬ感じ」で決めているのである。

腹をくくって決める感覚だ。

そして、どうしてそうしたのかと他人に聞かれたら、
自分でも言葉では説明しにくいままに、後からいろいろ理由をつけているはずだ。

これをソマティック・マーカー(身体からの情報)仮設という。
その代表的な身体情報こそが内臓感覚である。
英語ではガッツ・フィーリング/gut feelingという。

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不快な身体状態もその起源は文字通りの内臓感覚ではないかというのが著者の考えである。

簡単に言えば、赤ん坊の時に、空腹時に母乳が腸に来れば心地よく、
腸がいつまでも空虚であれば不快であろう。

つまり、我々の内臓の状態は、脳が生み出す感情にストレートに影響する。
ダマジオだけでなく、別の神経学者も、
脳腸相関に代表される内臓感覚が面白いと考えだしている。


******************************


さて、脳と腸の、またその他の内臓は生理学を学んでいる皆さんにとっても
直接相関性があるのはご存じのとおり。

クラニオプラクティショナーはもちろんのこと!
中枢神経系周辺に働きかけているのだから、深く興味が持たれる分野でもある。

ストレスによって内臓不快感があるのか?内臓状態が悪いから不快になるのか?
卵が先か?鶏が先か?の議論は横において・・。

内臓と脳の連携を見ていく上で、脳の辺縁系および視床・視床下部い注目したい。
これらは脳脊髄液が作りだされる脳室の周囲に形成されており、
私たちの原初的な情動および記憶に関する領域である。

「内臓感覚」の著者も語るように、
幼児体験など、原初的な生理機能ををフル活用している次期において、
生存することのみが生きる道である。

この時期には、滋養を得る、雨風や暑い寒いから身を守る、
身の回りを清潔にする(糞便や尿の始末)、などが、生存に関している。

このもっとも不可欠な条件が揃わないと生存に対する危機感に襲われる。
もちろん、そこには“愛”という特殊な感覚も芽生え始めるのだろうけど。

そして、当り前のようですが!
臓器は、肉体が生存するための機能としてあるので、
とても原初的なイシューにつながっていてもおかしくない。



「内臓は物を言う臓器である」
耳を傾けてみると?そこに何が語られるか?



コメント(7)

リンゴ使いさん!いい本選びましたね(^^)
まだ読まれていない方、私的にはお勧めです。

この本の著者である福土審さんは脳腸関係にある病気、
過敏性腸症候群/irritable bowel syndrome:IBS
について研究し論文を書いているらしく、

その一部であろうか?本来なら論文として英文で書いているらしいが、
その内容を一般の人にも紹介するため、
学会では評価されにくい一般書としてもこのような形で出版されたようです。

内臓の特に腸についてであり、脳と内臓感覚に観点をおいた内容で、
その関係の中で心理的情動についても述べているとても興味深く、
なかなか素人でも分かりやすく読みすすみ易い。



もうひとつ!お勧めの講義(youtube)by Rhawn Joseph ph.D
ちょっと刺激的な絵が飛び出してきますが・・・講義そのものは良い。
【limbic system】についての講義

英語の分かる人は彼の講義(脳についてシリーズでyoutubeに出てる)
を自宅で受けることが出来る!

http://jp.youtube.com/watch?v=T7nXiXQb2iM&feature=user


どこかのコミュで・・・筋膜は感情を取り込んでしまう組織?
・・・ってなコメントがあったように覚えているのですが。

筋膜については、
どのボディワークを行っている人もかなり注目したい組織であるよね。

クラニオもしかり!

この結合組織は体のどこにでも張り巡らされていて、
なおかつ、それは連続的質を持っている。

皆さんもご存じのように、頭の頂上にある筋膜を引っ張り上げると、
足の先の筋膜まで引きずり上げられるってんだから、そりゃすごい。

体内の諸器官を包み込み、一つの体を形づけている。
内臓・骨周辺・筋肉内などを何重にも包み込むようにし諸器官の間を血管や神経が通る。

また、脂肪を蓄えるスペースにもなっている。
筋膜はやはり!凄い。

筋膜と言うコミュを作りたいぐらいです(^^;)

 脊柱や胸郭、内臓の不随意筋は同じく中胚葉由来ですし、重力を考慮するなら、外胚葉由来の中枢神経系の土台となる脊柱が安定すれば、O/A関節が安定し、脳神経が安定する。当然、迷走神経も安定するので、内蔵機能も向上するはずっexclamation ×2

 僕が得意なオステの内臓マニピュレーションを20年前に開発した、フランスのジャン・ピエール・バラルD.Oの受け売りなんですが、すべての内臓は椎骨や肋骨を膜で繋げて、椎骨(特に頚椎)や、肋骨、横隔膜から脳を除く全ての内臓はぶら下がっている。内臓の位置を整えると、他のマニピュレーションで整わなかった椎骨も整う。例えば、小腸の位置を整えると、下の表ではT12としかないですが、僕の経験上すべての腰椎を覆う膜にに腸間膜は付着してるので、腰椎が整う。腰椎が整うと、カイロプラクティックのロベットブラザーの重力パターンにより、頚椎も整う。実際、頚椎を触診しながら小腸を整えると、頚椎のズレが正しい方向に動いていくのを感じ取る事ができます。また、厳密には、内臓殻出ている膜は椎骨そのものに直接ぶら下がってるのではなく、脊柱を覆う膜にぶら下がってるので、性器や直腸の周囲の膜が後頭骨まで繋がっているといっても過言ではないと思います。

いつかコマちゃんに見せたいと思ってて、ジャン・ピエール・バラルD.Oのビデオ講義内容を僕が表にまとめたものです。

内臓マニピュレーションにおける内臓と脊柱骨盤の膜のLINK
C4,5 胆嚢、又、右側に制限の場合は肝臓
C5,6間 横突起間に制限がある場合は胃の制限
C7、T1 胸膜
T4,5,6 心膜
T6 胃
T7 腎臓・胆嚢
Rib7 胆嚢
T8,9 右側に制限がある時は肝臓の制限
T9 膵臓
T9,10 左側に制限がある時は脾臓
T10 小腸
T11 胃
T11,12 横隔膜
T12 噴門〜小腸
T12,L1 腎臓
L1 左側に制限がある時は胃と横隔膜の左脚
L4,5右 盲腸と上行結腸・同側の腎臓
右仙腸関節
L4,5左 S状結腸・同側の腎臓
左仙腸関節
尾骨 左側屈なら左腎・右側屈なら右腎

陰茎提靭帯、精巣挙筋、子宮広靭帯、小陰唇
     梨状筋や尾骨筋などの骨盤隔膜、間接的に拮抗する縫工筋に影響。

(CはCervical頚椎の略。TはThrax胸椎の略。LはLumber腰椎の略。Ribは肋骨)

 また、Vater乳頭(Oddi括約筋)が詰まり、胆汁が溜まったり、肝脂肪数値が高くなると人は怒りっぽくなり、脾臓、膵臓の機能が低下すると訳もわからず悲しい思いに襲われたり、腎機能が低下すると、平常心が保てなくなり、やたらと必要以上に物事に驚いたり、物事を恐れたりする。そういったことがオステの世界でもジャン・ピエール・バラルD.O提唱してます。

 また、僕は中国整体の学校の出身なので手元に陰陽五行色体表というのがあるのですが、中医学でも、古来からジャン・ピエール・バラルD.O提唱している事と全く同じ事を提唱しています。

 陰陽五行色体表によると、

 肝、胆が悪いと、青い色を好み、爪に異常が現れ、体臭が油臭くなり、よく叫び、眼球の外観に異常が現れ、涙腺がゆるくなり、グリコーゲンを再合成できなくなる為、筋肉が硬くなり、よく手を握り締める癖が出始め、酸っぱい物を好み、よく怒る。

 心臓、小腸が悪いと、赤い色を好み、顔色が悪くなり、体臭が焦げ臭くなり、小心者でよく喋るようになり、小腸の間膜が後頭骨まで繋がってるので舌に異常が現れ、胸椎が安定しないので、発汗作用に異常が現れ、脈管や血液に異常が現れ、憂鬱な気分になりやすくなり、苦いものを好み、異常なまでにに笑ったり喜んだりする。(以下略)

 などなど。紀元前に存在した、カンフーや気功術の起源となった健康法、
「五禽戯」から続く、中国四千年の歴史もすごいです。ま、日本が石器使ってた時代に鎧を着て戦争して戦死した敵兵をを解剖してたんだから当然かもしれないけど。

 あっ。関係ないけど、それで思い出した。イスラムの神が人々に書かせたコーランにも物凄い綿密な胎生学が書かれてて、現代の胎生学と寸分違わず一致するって言うんだから、古代人ってスゴイですよね。

 
 でもホント、コマちゃんって勤勉ですよね〜。

 超気分屋のB型の僕には真似できません。憧れちゃいますexclamation ×2
ここの所、毎日病院に行っていて、待合で、いつも2時間くらい待たされるので読んでます。

 改めて勉強になります。

 普通にボディーワークやってる人なんかが、発生学勉強すると脊柱の発生や中胚葉に目が行きがち。

 この本って、まだ1/4読んだだけですけど、内肺葉中心に視点がいってる。

 視点を変えて読んでみると目からウロコです。げっそり
 

 

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