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TBS-Blend the Time-コミュの第11.7話 新時代-不穏-その3

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モロクの町外れの孤児院。今日も子供達がフェルナンデスの教育を受け、楽しく勉強や遊びをしていた。

夕日に照らされた孤児院。しかし、暗い真っ黒な影が世界に迫っているのも知らずに・・・。孤児院は今日も元気な声で溢れていた。



フェル「ご飯の片付けはちゃんとするように!汚れが落ちにくくなるから、ちゃんと水に漬けるように!

子供達「は〜い!!ヽ(゚∀゚)ノ



・・・・・。



フェル「さて、子供達が風呂に入ってる間に洗物でもしないとな。

<ピピピ・・・!>


フェル「ん?電話か、情報屋か?<ゴソゴソ>・・・・何だ、シャインか?<ピッ>もしもし。


シャイン「あ、もしもし?フェルさん?久しぶりだね〜!


フェル「珍しいな?リヒタルゼンでの居酒屋は上手く行ってるのか?


シャイン「居酒屋だなんて言い方オッサンくさい言い方だな〜、メイン・バーって言って欲しいね!

フェル「変わらんだろ。どうした?


シャイン「いや〜ちょっと困った事があってね。今日からリヒでさ、大きな会議があるらしくてね?それに合わせてウチの店でもゲストを呼んでのイベントをして集客しようとしてたんだけどね・・・


フェル「リヒで大きな会議?何があるんだ?

シャイン「ん〜それがよく分からないんだけど、最近黒服の男が怪しく街をうろついてるのは確かさ?


フェル「ほう?(奴等、また何か企んでいるようだな?)


シャイン「でさぁ!!そのゲストが骨折したみたいでね、どうも出来なくなったみたいなんだよ・・・

フェル「そうか、それは残念だな。


シャイン「そこでさ!フェルさんにゲスト出演してもらおうと思ったんだけど!?

フェル「・・・・俺がどうしろと??


シャイン「フェルさんならさ、色んな曲芸とかも出来るでしょ!?こう・・・レモンを空中に投げて、下に着くまでに10枚のスライスにするとかさ!?


フェル「俺はピエロでも手品師でも無い。そんなふざけた頼みはルミナスにでも言うんだな。


シャイン「えぇ!?騎士団の隊長がそんなバイトしてたら即処分にされるって!?頼むよ〜俺常連の人達にかなり宣伝しちゃってさ・・・もう後戻りできないんだよぉ!


フェル「俺にだって都合がある。それに俺がリヒの街が嫌いな事くらい、お前知っているだろ?


シャイン「そこを何とか・・・!!!この会議の期間中の稼ぎでウチの店の命運が懸かってるんだよ・・・・他に頼める凄い人なんていないんだって!


フェル「・・・・・知らん。切るぞ。


シャイン「ちょっと!?まって・・・

<ピッ>


フェル「・・・・誰がリヒのクソ共の為に曲芸なんぞするものか・・・。



[リヒタルゼンのシャインの店:シャイニング]


シャイン「ちょ、フェルさん!?もしも〜し!!・・・・オワタ( ̄▽ ̄;)

店員「だ、ダメでしたか?・・・・常連の人達が逃げちゃうかもしれませんよ・・・!?


シャイン「・・・・一か八か!ルミナスに頼むか!!
<ピポパピ・・・>

<プルルル・・・・>


<ガチャ>
ルミナス「お!?シャインじゃねぇ〜か!!元気にしてるか〜?

シャイン「ルミちゃん!久しぶりだな〜!!電話に出てくれて良かったぜ!ヽ(゚∀゚)ノ


ルミナス「ルミちゃん?・・・・また変な頼み事だろ!!?

シャイン「え!?・・・・変とは何だよ!!( ̄▽ ̄;)


ルミナス「お前がふざけて電話してくる時は、決まって変な内容が多いんだよ!・・・この間は『彼女にアクアマリンをプレゼントするって言ったけど、露店で無いから伊豆Dに行って来てくれよぉ!』とか言ってたよな?


シャイン「ぶは!?・・・そ、そうだっけ!?いや、その時の事は忘れてくれよ!ちょっと今回、ウチの店の命運が懸かった大事な事をお願いしようとしてるんだ!?


ルミナス「店の命運?・・・おい、やっぱり面倒そうじゃねぇか!?お前ヤクザと絡んだりしてねぇだろうな!?金を貸せとか言わないだろうな!?お前、孤児院に少しは金入れてんだろうな!?


シャイン「う、うるさいなぁ〜?だ、大丈夫だって!?いや、お前に曲芸をお願いしようと・・・・


電話の向こうのアリア「ちょっと誰なんですか!?私達の社交会を邪魔しようとしている愚か者は!!


ルミナス「あぁ、孤児院の幼馴染さ?今用件を聞くところだから・・・<ガチャガチャ!!>おい!電話取るなって!?返せよ!?


アリア「どこの誰よ!!シバかれたいの!?今ねぇ私達良い感じでお喋りしてるんだから邪魔しないでよ!!私達の関係に文句あるならボッコボコにしに行くわよ!?分かった?ええ!?


シャイン「・・・・・誰これ?マリアさんでは無いな・・・・社交会??・・・てかルミナス絶対Mだろ??



<ガチャ!>
ルミナス「・・・・ごめんごめん!ちょっと俺も今忙しくてな?で、結局俺に何しろって?


シャイン「お前、マリアさん以外の女性とデートしてんのか!?どこの誰だよ今の、超性格悪そうだったけどな!?


ルミナス「そんなんじゃねぇよ?


シャイン「マリアさんとの関係もそう言ってたよな!?お前色んな女性をそうやって振り回して、罪な男だよマジで!!

ルミナス「うるせぇっ!俺だって好きでこんなことしてねぇんだよ!


電話の向こうのアリア「好きに決まってるくせに〜wってまだ何か言ってるんですか!?私がルミナス様の本当の彼女よ!!!文句あんのコラァ!!?アンタみたいな女にルミナス様は興味無いのよ!!!

ルミナス「電話のコイツ男だよ!!って、電話くらい静かにさせろよ!!


シャイン「・・・・。


ルミナス「・・・・で、何だっけ?


シャイン「・・・・お疲れ様。もういいや。


ルミナス「・・・は!?


シャイン「いや・・・・お前も色々大変だな。でも、そんな女さっさと諦めた方が良いぜ?

ルミナス「ま、まぁな。で、何だって??


シャイン「いやいや〜気にするな!お前程、俺は苦労してなさそうだ!何とか頑張るさ〜じゃあな〜!


ルミナス「いや、俺も抜け出せるチャンスなんだ・・・・・用件くらい・・・・
<ピッ>



店員「ど、どうでしたか!?;゚Д゚)


シャイン「うん。騎士団隊長は色々忙しいと改めて分かった!!


店員「そうですか・・・・これはマズイですね・・・・・゜・(PД`q。)・゜・


シャイン「金はかかるが・・・・どこかから派遣するか・・・・。



[そしてまたモロクの孤児院]


<ピピピ・・・!>

フェル「ん?また電話?シャインか?いや、今度は・・・・情報屋か?<ピッ>もしもし。


情報屋「フェルか。仕事の話じゃなく、今日は気になる情報を知らせようと思ってな。リヒタルゼンで今日からある会議が始まる。

フェル「・・・・らしいな?何の会議だ?


情報屋「お前には縁がある話だと思うから伝えておく。リヒと言えば、人体改造でモンスターに変えるのが昔のやり方だった。しかし、近年は違うやり方が出てきているらしい。


フェル「ん?・・・・どういうことだ?


情報屋「少し前までは、人間の細胞を活性化させて凶暴化させる『強化』と、人間と別の生き物を合体させる『キメラ』という研究があった。しかし今回のプランは・・・・モンスターを自在に作り出す『召喚』だ。


フェル「自在にだと?・・・・そんな事が?


情報屋「ああ。既にこの研究もある程度には進んでいるらしい。この魔法のことを『ネクロマンス』、術者を『ネクロマンサー』と言うらしい。お前の愛弟子、ルミナスが最近通っているジュノーの学園にも・・・・術者がいるらしい。


フェル「な、なんだと・・・・・!?


情報屋「この研究会を仕切っているのは、『スコット』というジュノーの研究家。元々この力はモンスターを倒すのは同じモンスターにさせると言う目的で編み出したらしい。が、裏の使い方だって色々と考えられる。枝で召還したモンスターと違い、魔法で召還したモンスターは術者が親となれるんだ。


フェル「モンスターを意のままに操れるのか?

情報屋「いや、正しくは召喚されたモンスターは『従うしかない』と言える。術者の魔力で召還されたモンスターは、術者の命が尽きれば簡単に消滅する。それはモンスターの取り巻きでもよく分かる事だ。そして、召喚したモンスターは意のままに簡単に消すことが出来る。


フェル「なるほど・・・・取り巻きか。少々面倒な会議らしいな。

情報屋「リヒ嫌いなお前に、あえての情報だ。また情報が入ったら伝えるようにする。・・・・くれぐれも大きな動きは起こさんようにな?


フェル「分かった。よろしく頼む。

情報屋「じゃあな。
<ピッ>


フェル「・・・・ネクロマンスか。そんな術があれば、施設も無ければ証拠も無い。犯人の特定が難しくなる事は目に見えてる。更なる問題が起こりうるな・・・・・

<ピポパポ・・・・>

<プルルル・・・・>


シャイン「あ、はいはい?シャインだけど?


フェル「シャイン、さっきの話だ。俺がゲストになってやる・・・・時給はいくらだ?



こうして、フェルナンデスはリヒタルゼンの邪悪な情報を元に、教え子シャインの店の手伝いをすることを決めたのであった。
一体どんな運命が待ち受けているのであろうか!?



[そして、次の日の夕方]


フェル「すまんな、ホープ。夫婦で着てくれてありがたい。

ホープ「ううん、子供達の面倒くらい私達が見るからシャインのお店はよろしくね♪

ホープ夫「僕達、子供はまだいないので色々勉強させて頂きます!


フェル「子供達が持ってるアレルギーや注意することは紙に書いておいた。食事の量は少し多いが、持ち運ぶ時は危ないから4・5回に分けて運ぶようにな。

ホープ夫「まるで給食ですね・・・僕モンクなので頑張りますw


フェル「あぁ、無理せんようにな。・・・・寝る前は必ず戸締りをするようにな。分からない事があればいつでも電話してくれ。

ホープ「は〜い!懐かしいけど分かると思うから大丈夫だよ〜ヽ(゚∀゚)ノ



フェル「うむ、任せたぞ。(シャインは善人ローグとしてバーテンダーに。ホープは看護婦としてプリーストに。教え子が卒園しても戻って来てくれる事は嬉しいことだ。)



そして、フェルナンデスはリヒの店・シャイニングへと向かったのであった・・・・カバンには仮面を入れて。


[夜のリヒタルゼン]

<ババッ!!>

ペロリ仮面のフェル「・・・・ふん!!


<ザシュバシュ!!>

<ポトポト・・・>


観客「おお〜!!ローストビーフ10人前を空中で作ったぞ!?何てスピード!パワーだ!!ブラボー!!ヽ(゚∀゚)ノ


シャイン「さすがだね!パチパチ・・・!ヽ(゚∀゚)ノ


フェル「(まったく・・・・刺激だけを求めた腐った目を持った奴等だ。生きてる上で大事な事を忘れて無ければ良いんだがな・・・)お粗末ながら、これでショーを終わらせて頂きます。明日はまた違う曲芸を御覧に入れますので、明日のこの時間にまたのご来店お願いします。


観客「いやぁ〜凄いよシャイン君!明日もまた見に来るようにするよ!(≧∇≦)


シャイン「いやぁ〜どうもどうも!<ペコペコ>


店員「店長〜!ドリンクオーダー追いつかないです〜!

シャイン「はいはい!今行くよ!・・・・あ、フェルさん・・・じゃなく、ペロリん!買い出しよろしく!!


フェル「ペ、ペロリん・・・!?


シャイン「(正体がバレない方が良いだろ?)思った以上にオーダー入って材料使っているから、これだけ買って来てくれる?どうせ接客するのは嫌なんでしょ?


フェル「・・・・うむ、分かった。


シャイン「夜道には気をつけてね!あ、問題を『起こさないで』ね?


フェル「ああ、分かっている(テクテク)


そしてフェルナンデスは夜の街へと出て行ったのであった。


フェル「・・・相変わらず、黒い影が目立つ所だ。今もまだ会議は終わってないのか?さて・・・買い物を済ませるか。



そして買い物を終えて、帰り道へと着いたフェルナンデス。・・・・しかし、その道の途中で裏通りでは女性の声が・・・。



???「私はこんなのやりたくないの!

???「何を今更言ってるんだ!?今お前がそんな事を言ってたら、計画が水の泡じゃないか!?


???「知らないわよ!もう私は降りるわ!!

???「貴様、降りる事は死をも意味するんだぞ?



フェル「・・・・何だ?騒がしいな・・・<テクテク>


???「もうウンザリだわ!!

???「お前にどれだけ金と時間が懸かっていると思ってるんだ!来い!!


<ザザッ>

フェル「・・・おい。

黒服A「・・・ん?何だお前は?

黒服B「・・・おい、おかしな仮面野郎。ケガしない内に消えろ!


フェル「女性相手に男二人で何をしている?随分と仲の良さそうな振る舞いじゃないか?


女性「あ、危ないです!逃げて下さい!!;゚Д゚)


黒服A「<カチャ>俺のリボルバーの火が吹かない内に消えな!


フェル「・・・そんなガラクタを手に脅していれば、自分の思い通りに俺が動くとでも思っているのか?


黒服B「どこの誰だか知らんが、リヒでの生き方を知らんようだな!?やっちまえ!!;゚Д゚)


<バキュン!ドンドン!!>


女性「ああ!?;゚Д゚)



黒服A「あ、あれ!?撃った瞬間に消えた!?;゚Д゚)

黒服B「ニブルへ行ったんじゃないか?


フェル「・・・ここはニブルなのか?

黒服二人「はっ、後ろ!!?;゚Д゚)

<バシュ!グシャ!!>


黒服二人「ぶへぁ!!((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ガクッ


女性「・・・!?(何この人・・・すごく強い!?)


フェル「・・・・ニブルに行った形跡が無いな?アイツら改造されたキメラか?・・・・そんな奴等に目を付けられた女か?<チラッ>


女性「・・・・た、助けて下さい!私がこのままだと世界が終わってしまうんです!!;゚Д゚)


フェル「世界が終わる?それはまた大げさな話だな?

女性「いえ、決して過言では無いんです・・・・話すと長くなりますが・・・・


フェル「・・・分かった。タダ事では無いようだな。良ければウチの店まで来てくれ、ここは危険だ。




ということで、よく分からないイザコザのあった女性を店へと連れて戻ったフェルナンデスであった。



シャイン「・・・・・う、うそ?ナ、ナンパでもしたのかな!?;゚Д゚)


フェル「少しずつでも良い。何か教えてくれないか?

女性「私の名前はヴァリスと言います・・・・知る人ぞ知る、ジュノーの図書館管理人の妻なのです。


フェル「図書館管理人?学者の一族のか?

ヴァリス「そんな所です・・・・最近、図書館の中の封鎖されている、ある一部の本を見せてくれとしつこく頼まれている事がありまして・・・


フェル「封鎖された一部の本?一体それは何だ?

ヴァリス「モンスターを意のままに召喚することの出来ると言う『ネクロマンス』ご存知でしょうか?それの上級術の示してある本が管理されているんです。


フェル「今、リヒタルゼンではその話題で持ちきりだな。上級と言うと?どういうモノなんだ?

ヴァリス「・・・・知っていまいしたか。世間に出回っているモノよりも、より凶悪で邪悪なモンスターを召還出来る術が書いてあるものです。今出回っているモノよりも、術者の魔力を要するのは言うまでもありませんが、あの黒服達はどうしてもそれが欲しいらしくて、管理人の妻である私が狙われている訳です。


フェル「奴等は人間じゃなかった。モンスターも同然の連中だ。さっさと騎士団の方に通報するが良い。


ヴァリス「・・・・それが・・・そんなことをしたら、夫達学者はどんな事をされるか・・・・


フェル「それを阻止するのが騎士団の役目だ。諦めててはどうしようもないだろう?それに、ジュノーの図書館の管理者ということは、たしかヴァルキリーの加護も取り消されているはず。・・・・貴方も含めて。

ヴァリス「はい・・・・この世の重要な魔法を知っている私達学者は、死んでは復活は出来ない。それがジュノー役員の条件。


フェル「それなら尚更だ。騎士団に・・・・


ヴァリス「私、人生をやり直したいんです!・・・このまま消えてしまいたいんです・・・普通に解決するだけじゃダメなんです・・・。

フェル「・・・なに?意味が分からん・・・説明してくれないか?

ヴァリス「・・・・。



<コソコソ>

シャイン「フェルさんもなかなかやるじゃん!あんな綺麗な人をナンパするなんてなぁ〜w

店員「本当ですね!なんだかんだ言っても客引きはしてくれているみたいですね〜!


シャイン「フェルさんって結婚してなかったっけな?良い歳だろうし、考えても良いと思うんだけどなぁ〜



と、空気の読めないシャインと社員であった。




フェル「どういう事情があるかは知らん。だが、上級ネクロマンスの術が奴等に奪われてしまっては取り返しの着かない事には変わりない。明日、俺と誰か仲間をそちらの家まで行かせるようにしよう。何とか手助けする。


ヴァリス「・・・・いえ、やっぱり危険だわ。その気になれば、そんな本燃やしてしまえば良いんですから。

フェル「そんな事をすれば、貴方は死刑になるぞ?極悪犯と罪の重さは同じになるんだぞ?


ヴァリス「もういいの。生きてるのが苦痛で仕方ないんです・・・・


フェル「・・・・図書館管理人か。明日、待っててくれ。力強い奴等を連れて行く、人生をやり直せるのかどうかは、あんたの心自身が決める事だ。弱音を吐くのは早い。今までの自分が嫌になったなら、土台からぶち壊して・・・・またゼロから作り直せば良いんだ?夢に向かって行けば良いんだ。


ヴァリス「・・・・・。


フェル「口元が寂しそうだが、酒の一つも作れなくてすまない。普段俺は飲まないものでな。

ヴァリス「・・・変わったマスターさんね?お酒が嫌いなマスターさんだなんて。人生相談の方は上出来だけど?


フェル「・・・・ただのアルバイトだ。酒は脳の動きを鈍らせて、体に良くないからな。酒は勧まれても進んでも飲まん。俺だってあなたの様な色んな辛い思い出がある、酒の思い出もな。


ヴァリス「・・・・うふふ。まるでどこかの先生ね?ジュノーの役者でも、貴方程人生相談が上手い人はいないわ。ありがとう、話せてスッキリしたわ。


フェル「・・・・明日、待っててくれ。俺達が何とかする。


ヴァリス「ありがとう。少ししかオーダー頼んでないけど、お勘定いくらかしら?


フェル「後払いでいい。・・・・この問題を終わらせる事が、俺にとって最高の御代になるだろう。


ヴァリス「・・・・ジュノーの街の北東にある家よ。待ってるわ。

フェル「分かった。夜道は危ない、送ろうか?


ヴァリス「余計なスキャンダルになるとそれも困るわ。大丈夫、ありがとう。


フェル「礼には及ばんさ。気をつけてな。(・・・たしかに、そういう一族の嫁になるのは楽じゃないだろうな。だからといって、今更夫と離れるには機密保持者としての起用でリヒの連中にも目を付けられかねん。
・・・・スパイ目的か?奴等はもう既に目を付けている・・・自分がこのままだと世界が終わるとか言ってたな?急がねばならん・・・。)


<テクテク>

<カランコロン♪>


シャイン「ありがとうございました〜!(≧∇≦)


フェル「・・・・(モンスターで世界征服でもするのか?そういえば最近、昔のモンスターが蘇る現象があるみたいだが・・・・もしや、既にリヒの連中がやっていることなのか?)


シャイン「フェ〜ルさんっ♪ここに来て良かったねぇ〜!あんな綺麗な人を捕まえるなんてさ!?なかなかイケる口じゃん!!?(≧∇≦)


フェル「・・・そんなんじゃない。


シャイン「もぉ〜、ルミナスみたいな事を言っちゃってさぁ!!?そんなに照れなくて良いのにぃ〜!!ヽ(゚∀゚)ノ


フェル「・・・・ルミナスに援護を頼むか。さすがに俺だけじゃ抱えられそうにないな・・・・

<ピポパポ・・・・>


<プルルル・・・・>


シャイン「あ、ルミナス?アイツ忙しいみたいだよ?

フェル「・・・・そうなのか?



<ガチャ>
ルミナス「・・・うぅ・・・もしもし?フェルさんか・・・・?


フェル「えらく疲れているな?珍しく仕事でもしているようだな?


ルミナス「仕事っていうか・・・・社交任務というか・・・・とりあえず疲れてるのは変わりないねぇ・・・・


フェル「ルミナス、重要な事がある。明日一日、空いているか?

ルミナス「あぁ・・・・ごめん、学校が昼まであるけど・・・・昼からまた・・・きっと・・・・色々と・・・・


フェル「・・・・??何だ?


ルミナス「マリアならきっと空いていると思うけど、どんな内容なの?


フェル「少し考えてから、またかける。休んどけ。

<ピッ>



シャイン「・・・・でしょ?アイツ新しい彼女に振り回されているんだよね〜(≧∇≦)


フェル「なに?俺に紹介もせずに・・・・・どこのどんな人と?


シャイン「まぁ〜性格は超〜悪そうな女だったし、時間の問題さw


フェル「そうか。(マリアに頼むのも少し内容が重過ぎる。こういう裏の仕事に巻き込むのは良くないからな。明日は俺一人で行くか。)




こうして闇の渦巻くリヒタルゼンの夜を終えたフェルナンデス。
ネクロマンスの本を巡ったバトルが繰り出されようとしている!!

果たしてフェルナンデスは阻止出来るのであろうか!?人生を諦めている、ジュノー図書館管理人の妻・ヴァリスの運命は!!?


続く!!!






[次回予告]


エッジ「騎士団のエッジだ。くそぉ、カーノと一樹の野郎・・・二日目の学校だってのに仮病で休みやがって・・・

ロック「あのぉ・・・?マリアさんからの質問って今日ですよね?

エッジ「今日は時間切れらしい。また明日の様だな。

ロック「ちょ、ちょっと!?困りますよ、俺だって都合があるのに・゜・(PД`q。)・゜・

エッジ「そんじゃあ、また更新が早くなるように祈っておくんだな!次回TBS、『動き出した裏組織!』


ロック「動けないエックスです・・・・゜・(*ノД`*)・゜・

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