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TBS-Blend the Time-コミュの第11.8話 平和のために その1

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図書館禁断部屋から脱出したマットとリタ。気づけば噂のモンスター召喚の本を持って出てきている有様。
これを最初から計算していたジェミニの言葉を心に、地上に急ぐフェルナンデス。

地上のカーノ達は禁断の部屋の爆発音に驚き、とりあえず避難しようとその場を離れるのであった。


[ジュノー中央]

けい「・・・ふぅ。中に入ったみんなは大丈夫なのかな?

ゆなお「ちょっとGチャで聞いてみよっか?

カーノ「えっと・・・リタさんでしたっけ?中はどういう状況だったんですか?

リタ「・・・図書館管理人がジェミニに殺されていました。その後、旦那が本の無事を確認したんですが、そこにまたジェミニが現れたらしく・・・

マット「はい・・・剣術大会の実力者のテンさん、ルミナスさん・・・そして、マリアちゃんですら手に負えない相手でした。場所も場所だったので、みなさん本気で攻撃できなかったのはありますが・・・あの状況じゃ、全滅したかと思われます。

アカデミー員「・・・今、本部から連絡がありました。カーノさん、すみませんが・・・禁断の部屋の前でジェミニを待ち構えていてもらえませんか?誰か出てきたら、手当てもして頂くと嬉しいのですが。とのことです!


カーノ「テンさん達が手に負えないか・・・エックス君も本気を出せないとなると、基本能力じゃマリアさん以下・・・か。(ん?ちょっと待てよ・・・エックス君ってさ、たしか未来じゃジョブギルドって無いんだよな?んじゃさ、一般人と同じって事だよね?・・・じゃあ・・・さぁ・・・これってさぁ・・・)

アカデミー員「あ、あの〜?・・・カーノさん?どうかされまs

カーノ「アイツ死んだら生き返れねぇじゃねぇかぁああああああ!!!!!?( ̄▽ ̄;)

けい「ど、どうかされました・・・!?;゚Д゚)

カーノ「やべぇ!!マジやべぇって・・・行って来るー!!!!(っ・ω・;A


<ズドドドド・・・・!!!!>


マット「・・・突発的な方なのですね?

けい「・・・ええ、最近特に・・・w

ゆなお「グランさんに電話繋がったよ!もしもし・・・?

リタ「カーノさんだけで勝てるのかしら・・・


けい「ふぅ・・・ここに本があるということは事実上、ここが一番重要な守り場って事だしな・・・。嫌な事が起こらなければいいんだけど・・・。

ゆなお「・・・うんうん。あ、そうなんだ?・・・そっちに一応カーノさんが向かったよ!・・・うんうん。分かった!伝えとくね!(ピッ)

けい「グランさん何て言ってたの〜?

ゆなお「えっとぉ・・・下の部屋は生き返すことの出来ない術があるらしくて、今テンさんを運んでてね・・・・んで、かくがくしかじか・・・。


マット「しかし・・・ジェミニが追ってくるかもしれない。もうちょっと人目に着かない場所に行きましょう!

けい「・・・あ、はい!それで、ゆなおさん他には?

ゆなお「えっとね、実はジェミニを倒したらしいんだけど、死ぬ前にね・・・こっちに本命がいるみたいな言い方をしていたから、ゆなおさん達が一番危ないんだよ!って言ってたなぁ〜?

けい「へぇ〜そうなんだぁ?ゆなおさん気をつけないといけないねぇ〜?w



・・・・・・。


マット「・・・・今、何て?

ヴァリス「・・・・ほ、本命が・・・こっちに??

リタ「・・・上の方が危ない・・・!?


けい「ちょっと・・・待ってよ!!?テンさん達がやられた相手よりも強いのがいるってことじゃ・・・!?

アカデミー員「・・・き、騎士団に応援要請しときます!!<ダダダ・・・!!>


けい「み、みんなに応援要請メールを・・・!!<ピ、ポ、パ・・・>誰か起きてる〜?助けて〜!っと。・・・何時だろ、今?

ゆなお「・・・夜の2時だね?


けい「う・・・返信確率10%と見た・・・。


<バキィ!!>


リタ「え?


<ズシャ!!>


アカデミー員「ガクッ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

マット「警備員さん・・・!?大丈夫ですか!?


中ボス「これはこれは・・・管理人さんの弟さんでしたっけ?ご苦労様でした。命が惜しければ、その本をちょ〜っと貸して頂けませんかねぇ?

その部下「ゾロゾロ・・・


けい「・・・・何だ、コイツ等?弟さん、この人達はジュノーの方なんですか?

ヴァリス「ち、違うわ・・・。リヒタルゼン出身の研究員、まさにその本を狙っている者・・・!!


中ボス「ヴァリスさん、ご苦労様。もう本部に戻っても良いですよ?貴方のおかげで、この本に巡り合う事が出来ましたよ。

マット「・・・なに!?;゚Д゚)

リタ「ヴァリスさん・・・貴方、スパイだったの・・・!?


ヴァリス「・・・わ、私は何もしてないわ!?・・・私は・・・その・・・

中ボス「隠さなくても良いじゃないですか?その本が世界のためになるんだから。貴方はその一歩を現実にしてくれた恩人として、これから感謝される立場なのですよ?もっと胸を張ってくださらなければ?・・・弟さん、その本を世界のために・・・

マット「お断りだ!!帰ってくれ!!・・・兄を殺したのもアンタ等だな!?そして、ヴァリスさん・・・!!


ヴァリス「・・・・違うわ!!

部下達「さぁ、ヴァリスさん。本を奪って下さい。


けい「数が多い・・・。こうなったら一か八か・・・!!ゆなおさん、お願いするよ!!<シャキンッ!>

ゆなお「同感!!ワープポータル!!<カッ>

けい「って!?あ、そっか!マットさん、リタさん!!;゚Д゚)

中ボス「・・・ん!?逃がすな!!;゚Д゚)σ

ゆなお「早く乗ってください!!

マット「す、すまない!!<ダダッ!>

リタ「は、はい!<ダダッ!>


ヴァリス「私も・・・!!

けい「ヴァリスさん!貴方・・・しらじらしいですよ!!

ヴァリス「・・・え・・・・。

けい「さっきの仮面の男も怪しかったんです。俺だって貴方も怪しく見えますよ!


中ボス「ほざけ・・・アサシンが!!<パン!>

けい「ぐはっ!?((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

ゆなお「し、新型の拳銃!?

けい「早く行くんだ!ゆなおさん・・・逃げて!!

ゆなお「・・・う、うん!<ダダッ>

<ピューン!>


・・・・。


中ボス「・・・ちぃ!余計な連中がいたものだ。・・・まぁ、良いだろう。時間の問題だ。

ヴァリス「・・・。


けい「う・・・ぐぐ・・・!?(何だこの銃は?体が麻痺して動かないぞ・・・!!)

中ボス「すみませんねぇ、アサシンさん。これも全て平和のためなんです。もうじきそれが実現した時に意味が分かってもらえると思いますよ。ヴァリスさん、行きましょう。

ヴァリス「・・・嫌です!!;゚Д゚)


中ボス「まったく・・・時間をとらせないで下さいな!!

部下達「ゾロゾロ・・・

ヴァリス「う・・・!?

けい「(あれは弾を使わない類の銃だな?魔力を具現化させる拳銃なのか・・・?)

中ボス「連れて行け・・・!

ヴァリス「私は戻りたくない・・・!!



[図書館・禁断の部屋前]

<ドバン!!>

フェル「はぁ・・・はぁ・・・・ん!?みんなどこへ行った!?・・・バカ共め!!まんまと全員やられやがったのか!?

カーノ「ロック〜!くっそ〜!!・・・・あ、あれ!?;゚Д゚)

フェル「カーノ?みんなはどこへ行った!?


カーノ「ロックごほっげほ!エックス君は生きてるの!?あの子、死んだらとてつもな〜〜く困るんだけど!?どうなのよ??

フェル「それよりも本はどうした!?みんなは?ヴァリスさんは!?

カーノ「エックス君は生きてるのかって!?

フェル「聞け!!本はどこなんだ!?答えろ!!


カーノ「・・・あ〜ぁ!そうか・・・。貴方がトドメをさした訳ですね・・・。それで邪魔者を無くしたら、次は本はどこだって必死になって・・・!!

フェル「・・・なんだと!?

カーノ「ヴァリスさんも他のみんなも安全な人目に着かない場所に行ったよ!残念だったね!!貴方の計画もここまでだ、このペロリストめ!!

フェル「な、何?人目に着かない場所だと・・・・!!なんてことだ・・・!!


カーノ「悔しいだろ!!後はアンタを騎士団につまみ出すだけさ!!ニャラーモの力をニャラモランニャ〜(見せてあげますよ〜)!

フェル「お、おい!?・・・俺と戦うつもりなのか!?本が危ないんだぞ・・・どこにいるか場所を教えろ!!;゚Д゚)


カーノ「ニャニャンニャ〜モ〜(地球のどっかさ〜)!!<バシュバシュ!!>

<スカッスカッ!>

フェル「・・・くっ!?バカめが!!エックスなら生きている!!グランと言う男とマリアもだ!!今、中にいる死体を運んでいる所だ!!

カーノ「にゃ・・・にゃに!?


フェル「その事はマリアに電話で勝手に聞け!!みんなはどこなんだ!?

カーノ「・・・ありゃ〜?古畑カノ三郎は貴方が犯人だと言ってたんですけど・・・??

フェル「どこの三流探偵だ、そいつは!?

カーノ「う〜ん・・・・。信用出来るのかなぁ?<ピピピッ♪>おろ?ゆなおさんから電話だ・・・?<ピッ>もしも〜し?

フェル「(イライラ・・・!!)お、お前・・・今すぐ死にたいのか・・・!!?


カーノ「えええええ!?襲われた!?・・・・本は無事?・・・けいさんを置き去り!?分かった、すぐにそいつらシメに行くよ!!うん、また後で!!<ピッ>・・・・けいさ〜〜ん!!!<ダダダダ・・・!!!>


フェル「き、貴様!!?俺の質問は答えないつもりなのか!?待てこの野郎!!!




[禁断部屋内]

マリア「はぁ・・・はぁ・・・ちょっと休憩・・・。

グラン「ぜぇ・・・ぜぇ・・・OK、ちょっと降ろそうか。

<ササ><ゴロン>


マリア「ルミナス、アンタ・・・いつもバカみたいに元気だから、死んで静かだと・・・ちょっと寂しいわね。

グラン「・・・俺もテンさんが死んでいるところなんて、珍しく見たよ。あ、さっきは取り乱してゴメン・・・周りが見えなくなってしまって・・・


マリア「・・・気持ちは分かるわ。仲間の仇を討ちたい気持ちはよく知っている。

グラン「・・・・奥にいるエックス君。本当にマリアさん、覚えにないの?すごく共通点があるように見えるんだけど・・・?


マリア「・・・まったく分からないわね。でも、何だか嬉しかった。

グラン「・・・ん?嬉しかった?

マリア「命を救われたことよりも・・・親身なところがね。騎士団にいるから、優しくされることは珍しいことだから・・・。

グラン「エックス君はマジメで優しくて良い子だよ。子と言っても、歳はあんまり変わりないと思うけどね!常に腰の低い所なんか、そこらの若者に比べたら感心できる人だしね!俺も彼の事がもっと知りたいくらいだよ?

マリア「・・・母さんか。あれは何だったんだろう・・・。


グラン「・・・よし、もうちょいで外に出れるし急ごうか!外も危険な状況かもしれないよ!?

マリア「そうね・・・。後ろのエックス君に追いつかれちゃ、みっともないわね。



その頃、奥のロックは・・・。



ロック「この人がハイライトさんか・・・。写真で見たことあるな。そして、ジェフさんか?ジェミニに刺殺されてしまったのか・・・しかも一刺しで殺されている。俺も危なかったな、ヴァルキリーの加護って俺にも適用されるのかな?よくよく考えると、俺は死んでしまったらマズイんなんだよな・・・って、急がないと!(っ・ω・;A


ジェフとハイライトを持ち上げたロック。目の前の本がキラキラ輝いているのに気づく。

ロック「な、何だ・・・?この本、魔法を発動しているのか?俺何も触ってないのに・・・ちょっと調べてみよう。よいしょ・・・!


輝いているのは1冊で、人差し指で押して破れたような穴が空いていた。


ロック「なるほど。ジェミニの指の槍がここまで貫通したんだな?この本は攻撃系の魔法じゃなく、単に光るだけの本で良かった・・・。変に触らずに戻しておこう。



[プロンテラたまり場]

マット「ここはプロンテラか?

ゆなお「はい。私達のたまり場ですね。

リタ「どこかに隠れないと・・・。

マット「・・・あまり時間は稼げないが、騎士団に身柄を確保してもらおうか。暗殺者からの保護には最適だろうしな。

ゆなお「・・・その本はどこに保管しておくのです?・・・騎士団の方で隠しておいた方が安全なのでは?


マット「・・・いや。この本があると争いが起こる元だ。日が昇ったら・・・燃やして処分しようと思う。

リタ「えぇ・・・!?重罪はまぬがれないわよ!?

マット「仕方の無いことだ。騎士団に号外マンを呼んで生中継で焼却処分をしよう。燃える映像を奴等が見れば諦めてくれるだろうさ?


ゆなお「ジュノー側には貴方達の正義は伝わらないのでしょうか?そんな本を悪用されちゃあ、世界が滅亡してしまいますよ?

マット「・・・みんな良いことばかりしか言わないのさ?最悪な状況にしようとなんか思ってないからね。ジュノーの重役や一般市民の護衛のためと言えば、それは正義になっちゃうんだよ?

リタ「おまけにジュノーは古代魔法について研究する義務があるの。この研究のために騎士団を動かす事も許可されているくらいなのよ。

ゆなお「つまり・・・貴方達に騎士団が加わっても話しが通せない相手なのですか?

マット「さすがに人殺しについては騎士団でも話しが通りますけどね。私達の身柄までは、長いこと完全に保護出来る場所ではないでしょうね。

リタ「騎士団の方ってほとんどがロードナイトでしょ?その力だってジュノー無くして得れる訳じゃない。プロンテラ王としても、嫌われたくないでしょうね。ジュノーはこの世界を支えている文明のほとんどを賄っているのよ。身内とは言え、今回みたいな騒動となると・・・自分の身がかなり危ないわね。



しば「あの〜、ゆなおさんと誰かさん・・・おはよう。

ゆなお「うわ?しばさん・・・まだそんな所で寝てたの!?風邪ひくよ??

しば「・・・だってさ。初めは起きててって言ってたでしょ?その後、やっぱりみんな寝て良いよってメール来たじゃん?ここで起きて待ってたのに、急にそんなこと言われたから、帰るの邪魔くさくなって、ここで寝た。

ゆなお「そ、そうなんだ・・・家近いのに・・・。


マット「・・・彼はたしか、魔術大会の優勝者の?

リタ「新聞で見たことあるわ。貴方と同じギルド員だったのね?


ゆなお「そ、そうだ・・・!騎士団には行かないで、私達のたまり場の茂みで隠れていた方が良いかもしれない。いざとなれば、しばさんがいますし!

しば「・・・誰?その人達。


マット「・・・騎士団にかくまってもらうよりも、失踪となった方が安全かもしれんな?

リタ「そうよ!私達も捕まる訳にはいかないわ・・・この辺りで隠れていましょう!


しば「・・・風邪ひくから帰った方が良いよ?

ゆなお「それ、しばさんが一番言ってはいけないセリフだと思うよ・・・。




[ジュノー中央]

中ボス「・・・さて、では戻るぞ。

けい「ぐ・・・ぐぐっ・・・!!

部下A「あのアサシンはあのままで?

中ボス「ああ、余計な被害は加えなくても良い。彼達には後々我等の下に着いてもらうべき戦士達だ。変に嫌われるといけないからな。

けい「・・・お、お前達は・・・平和のために動いているだと?

中ボス「ええ、世界は一つに統一されるべきなのですよ。バラバラの忠誠があるからこそ争いが起き、バラバラの環境があるからこそ嫉妬が起こる。世界は一つの意志に従うべきである・・・。理解できるかな?

けい「・・・(こんな黒装束を着てる奴等が世界平和!?『ウ ソ だ !!』って言うべきなのかも・・・)

部下B「あの銃を受けて、まだ喋る事が出来るだと・・・


<ザザッ!!>

中ボス「・・・ん?

まりん「・・・いた!!みんな見つけたよ!!;゚Д゚)σ

だねこ「どこどこ・・・!?うへぇっ!!?

すず「こ、これは・・・・!?


中ボス「これはこれは・・・今日は見慣れない連中が本当に多い事だ。


けい「み、みんな・・・!?まさかこんなに早く来てくれるなんてね・・・

だねこ「・・・マリアさんに頼んで、家で待機させてもらったんだよ?万が一のためにね♪

すず「他にもいるよ!

女騎士達「アイツ等、いかにも悪の組織って感じね?身のこなし的に・・・アサシン上がりかしら?


中ボス「・・・なるほど。元騎士団の女共か?

ヴァリス「今だ・・・ストームガスト!!;゚Д゚)

<カッ!>

中ボス「ちぃ・・・ジュノーでの戦闘はやめろ!一旦引くぞ!!

<シュンッ!>

すず「逃げる気!?せめて一発くらい蹴らせなさいよ・・・プリースト、キィィィィック!!;゚Д゚)

<蝶の羽:シュン!シュン!>

<スカッ!>

すず「・・・ぶはぁ!?((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

まりん「大丈夫・・・けいさん?そして、尻餅ついちゃった・・・すずさん。

すず「くっそ〜・・・乙女に恥ずかしいミステイクを・・・イタタ・・・!

女騎士「・・・ヴァリスさんですね?お怪我は?


けい「・・・ヴァリスさん、ゆっくり話しを聞く必要がありますね・・・。


<ドタバタ・・・>

フェル「・・・どうやら、間に合ったようだな?

ヴァリス「ペ、ペロリンさん・・・?

カーノ「みんな大丈夫!?・・・あの本は?

けい「本は無事だよ・・・ゆなおさんと一緒にマットさんとリタさんは逃げたから。


そして30分後、地上に出てきたマリア達とジュノーにいる一行は、マリアの家に集合したのであった。




[マリア家]

テン「すまない。不覚にも先制された一撃がかなり重かった。

ハイライト「俺の立ち位置も悪かったな、申し訳ない。


マリア「・・・みんなお疲れ様。結果的には、封印された本を地上に出してしまったことから・・・これから最悪な状況が続くかもしれないわ。一刻も早く、あの場所にあの本を戻さないといけないんだけど・・・けいさん、ゆなおさんの方はどうなの?

けい「それがですね・・・。どうも、マットさんが日が昇ったら本を焼却処理するみたいな話しをしていまして・・・ジュノーの連中に見つかると、本をさっきの連中に渡されるから、今は身を隠しておきたいそうです。

マリア「・・・なんてこと。そんな事をするくらいなら、またあの場所に戻してきちんと封印した方が良いんじゃ・・・!

フェル「それに、どこで身を隠すというのだ?一般人の家にかくまるといっても、危険に巻き込むだけだぞ?

カーノ「しばさんが一緒なら、数時間なら大丈夫だよ?

女騎士「・・・マリア様。マットさんとリタさんは死体で発見した・・・と、報告しておいてこっそり本は返しておくと言うのはどうでしょうか?

マリア「ダメよ。死体をジュノーに差し出さないで報告したところで、連中が騎士団までもがグルになっていると怒鳴るに違いないわ。ただ、ジェフさんがモンスターに殺されたことはかなり武器になるわね。多分、今回のジェミニの襲撃で全て片付けたかったんでしょうけど、大きな誤算だったに違いないわ。

フェル「あぁ。少なからず、最悪の状態は防げただろうな。


まりん「あのぉ・・・さっきから気になってたんですけど、マリアさんの家に一緒にいたこの女騎士さん達って、騎士団の人なんですか?

だねこ「そういえば、騎士団には女の人はマリアさん以外いないよねぇ〜?って話していたんだけど?

すず「リヒタルゼンのさっきの親方っぽいのも『元騎士団』って言ってましたけど・・・?

マリア「あら?貴方達・・・私の友達に自己紹介もしてなかったの?

女騎士達「いえ・・・私達もこんな一般人がマリア様とお友達とは信じ難くて・・・その・・・

フェル「まったくだ。それは俺も思った。お前達は一般人と絡み過ぎだな。

けい「私もマリアさんと貴方が友達だなんてウソだと思った!!;゚Д゚)σ


フェル「・・・俺はマリアとは長い付き合いだ。ついでに言うが、騎士団には昔は女騎士もたくさんいた。まぁ、マリアが騎士団に入った位の時はな。だが、緊急出動する騎士団でありながら、風紀が良くなかった事、集中力がなかった事が色々と命取りだったのだ。

カーノ「というと、騎士団隊員同士でイチャイチャしまくってたんだねぇ?それで、仕事の結果が悪いことにプロンテラ王が騎士団団長に何とかしろ!って怒鳴ったわけだ?かわいそ〜ww(≧∇≦)b

フェル「そんな所だ。・・・で、団長からの指示で女騎士団員は全員を除名することになった。マリアを除いてな。

ルミナス「マリアが女だって事を忘れてたんだよw

女騎士「それからは、一部の元隊員の集まりでマリア様の影武者になり、極秘の隠密行動をしているのよ。女の方が向いてる作戦もありますしね。

けい「・・・で、そっちの仮面の人の正体は?

ヴァリス「バーの店員さんじゃなかったんですか・・・?それにマリアちゃんと長い付き合いだなんて・・・?


まりん「・・・そういえば、学校にいた人だ。

だねこ「・・・テンさんのクロークを察したような人だね。

フェル「・・・本職は孤児院の院長。ルミナスの里親だ。ルミナスとマリアは昔からの付き合い故に、そこに俺が関係していてもおかしくはない。


グラン「・・・あの強さは一体・・・?

ロック「(未来にはあんな人いなかった。見たこともない。・・・孤児院の先生?)


テン「グランさん、そんなにあの人は強かったのか?

グラン「うんうん!強いと言うか、すごく頭のキレが良くてね(≧∇≦)

ルミナス「・・・ふぅ。後でものっすごく怒られるんだろうなぁ・・・あんなジェミニに負けちまったし・・・。

ロック「あの〜。ところで、マットさんとリタさんの護衛とかはどうするんですか?

マリア「フェル・・・えっと、ペロリンさん。護衛はどうしましょうか?


テン「やはり、あの男がスマイル・・・なのか?

ルミナス「ごほ!テンく〜ん。そういえばお話しがあるんだよ、こっちに来てくれるかな〜?


フェル「(ギロリ)ルミナス・・・お前、何か話したのか?

マリア「って、全然話し聞いてないし・・・!?

ハイライト「というか、少し寝てから話し合いしないか?・・・もう夜更けだぞ・・・?

けい「アンタさっきまで寝てたでしょうが?(≧∇≦)

カーノ「永眠の方だけどね!w

ロック「ちょっと・・・マジメに聞いて下さいよ!?;゚Д゚)


マリア「とりあえず、私はジュノーに残ります。騎士団からエッジが鑑識に来てくれますので、ジェフさんの死亡の件を前面に出し、ジュノーの目を引きつけておきます。プロンテラの方には他のみなさんで護衛をお願いしたいのですが?


フェル「守るのはジュノー役員だが、ジュノーに見つかると即身柄の引渡しを要望される。俺の孤児院で身柄を確保するのが一番安全だと思うのだが?あそこは国に入らない無法地帯だがセキリティーは万全だ。


ルミナス「・・・うん、それが良いな!だったら俺達が24時間気を張る心配も無いってこった!

フェル「お前も一緒にいてもらうぞ?色々と教えることもあるからな。

ルミナス「・・・お説教ですよねぇ〜(っ・ω・;A



かくして、3つに分かれて行動することとなり、夜明けを迎えることになった。
文字数オーバーのため、これにてその1は終わり・・・w

続く♪

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