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静岡県大書籍情報共有ネットコミュの平山洋介『住宅政策のどこが問題か』光文社新書

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平山洋介『住宅政策のどこが問題か』光文社新書
 ある意味、目からうろこが生じる本だ。日本人の多くは「家を持つ」ことを夢として働いてきた。冷静になって考えてみれば当然なのだが、その夢は、政策的に誘導されただったのだ。すでに、住宅が過剰供給になっているのに、低所得者が住む国がない日本。このありさまは、簡単に言えば、建設業界を潤す経済政策として、住宅政策が展開されてきた結果なのである。しかし、ヨーロッパの多くの国では、住宅政策は、経済政策ではなく社会政策の一環である。
 その結果、彼我には、住宅の供給構造に大きな違いが生じている。バブルが弾け、人生が複線化しつつある現在、国民全員が持ち家(中流化)を目指すことはもはや不可能である。どう考えても、住む人のための、社会政策としての、より柔軟な住宅政策が必要である。
 そのことをあまりにも説得的に書いたのが本書である。この正論は政策化されるのだろうか。

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