キリスト教(聖書)への素朴な疑問コミュの聖書の独自解釈

ネットにこんな記事がありました↓

何故、そんなに多くの解釈があるのですか？
　ある方が感じている疑問の一つとして、カトリックとプロテスタント間における争いがあります。
または、エホバの証人、統一教会、モルモン教といったキリスト教カルトと呼ばれるものについて当惑する方がおられます。
さらにプロテスタントの中にも数多くの教派があって。
それら各教派の教理が互いにぶつかり合い、ある点では全く正反対の聖書解釈と論争が存在することもご存知でしょう。
たとえキリスト教全体のイベントや活動の為に各教派が共に集まることが出来ても、聖書によって深く交わる事がなかなか難しいというのが現実です。
謂わば、この「聖書観」の違いというものは、世界観や価値観の問題であり、個々の教会に特徴として大きく現れます。
では、どの教会に行ったら正しく聖書が学べるのですか？
何故そんなに多くの聖書解釈があるのですか？という次なる疑問について考えてみましょう。
　まず、聖書は聖書によって解釈される！これは第一に知っておくべきルールです。
聖書の独自性を認め、その絶対なる基準に信頼するからこそ聖書の学びが出来るのです。
聖書は他の何物かによる説明や保証を必要としません。
また個人の主観によって読まれるべきではありません。
聖書という客観的真理によって、かえって自分自身が測られるのです。

http://bible.yokochou.com/CCP015.html

さて、ある人たちは何故自分勝手な聖書解釈をしてしまうのでしょうか？

コメント(12)

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[3] mixiユーザー 05月04日 21:28

ルターが、万人祭司を主張し、
聖書の解釈権は祭司たるキリスト者各個人にあると主張したから。

[4] mixiユーザー 05月04日 21:32

繰り返し書くのもアレですが、
西方教会は中世まで、聖書の解釈権は最終的にはローマ法王と司教団が独占し、
平信徒にはないとされた。

その独占権を否定したのがルターで、
であればこそ、ルターの解釈も、信徒の解釈の内のワン・オブ・ゼムでしかない。
実際、ルターは天地創造を文字通り信じたが、
カルヴァンはある種の寓話だと考えていました。

まあ、そもそもルターが訳するまで、ラテン語のヴルガタしか聖書はないのだから、
解釈するも何も、平信徒は内容を知らなかったわけですが。

[5] mixiユーザー 05月04日 21:33

>>[2]

〉欽定訳

出来の悪い翻訳No. 1じゃないですか…

[8] mixiユーザー 05月05日 04:21

聖書を聖書で解釈する際に、「一つの本文には、歴史的・文法的意味しかない」というルターのことばを無視すると、何でもありなトンデモなパッチワーク解釈も作れてしまいますね。

マタイの降誕物語とルカの降誕物語をミックスしたものが、よく聖書物語なんかで出て来ますが、マタイのヨセフとマリアはベツレヘムの住民で、まだ一緒になる前にマリアが聖霊によって身ごもり、家で出産、夢のお告げでエジプトへ逃避行、故郷に帰ろうとしたもののヘロデの後をアルケラオスが継いでいたのでガリラヤのナザレに移住。ルカはナザレ村のマリアとヨセフの話。なぜか住んでいない先祖の地に実際は行われていない住民登録の命令に従って身重の身の婦人を伴って行くという変な始まり、宿の客室（上の部屋）に空きがないので一階の家畜を留め置く土間にて出産。どこからともなく野営していた羊飼いが羊をほっぽりだして、生れた赤子に会いに来る。こんなまったく別な話を混ぜるからよりおかしな降誕物語となる（笑）

[9] mixiユーザー 05月05日 05:55

＞たとえキリスト教全体のイベントや活動の為に各教派が共に集まることが出来ても、聖書によって深く交わる事がなかなか難しいというのが現実です。
謂わば、この「聖書観」の違いというものは、世界観や価値観の問題であり、個々の教会に特徴として大きく現れます。
＊＊
この点は同意します。
このサイトでも各々の解釈が違うのは自明です。しかも、各人が自分が正しいと確信し他人の間違いが気になる。

大きくは宗派、プロテスタントは教派毎に違います。細かいところでは教会毎に違います。

＞ところがカトリック教会の主張は、その教会は、真理の柱また土台です。（Ⅰテモテ３：１５）を持ち出して、教会こそが解釈者としての最終的権威である

1テモテ新共同訳1987
3:15 行くのが遅れる場合、神の家でどのように生活すべきかを知ってもらいたいのです。神の家とは、真理の柱であり土台である生ける神の教会です。

まず、テモテの手紙はパウロ偽書でいわゆる牧会書簡です。
次に文脈的に、神の家はローマ教会とは限らないということは明らかです。この時代もエルサレム教会やアンティオキア、アレキサンドリア・と別れていた訳です。

[11] mixiユーザー 05月05日 06:14

引用サイトの問題点は以下にありそうです。

例を挙げれば
最初に、新約と旧約では神概念がかなり違います。
ヘブライ概念ギリシア概念の相違もあるわけです。

次に新約聖書でも4つの福音書のイエスの解釈もかなり異なる訳ですね。
また、パウロの5つの真正書簡とヤコブの手紙はかなり異なります。

[12] mixiユーザー 05月05日 06:25

結局、聖書解釈に、一貫した基準による解釈があるかないかが読み方のポイントになりそうです。
ローマ教会は教皇が解釈するし(それも保守派と近代主義がいるが)、ルター派やカルヴァン派は創始者の聖書解釈が残されているのである程度線は有るわけです。
しかし、その他の教会の場合は、大きくは各教会に従って、細部は個人が一貫した独自の解釈をするしかないと思います。

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