キリスト教(聖書)への素朴な疑問コミュのローマ法王／１６世退位表明は内紛背景か

カトリックは当然異端ではないでしょうが、バチカンは伏魔殿かも知れず、闇の部分もかなりあるように見えます･･･。

>バチカン（ローマ法王庁）の内情に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルイージ・ヌッツィ記者（43）が毎日新聞のインタビューに応じ、法王ベネディクト16世の退位表明（11日）の背景に、バチカン秘密文書漏えい事件として噴出した法王庁の内紛があったとの見方を示した。
昨年前半に表面化した漏えい事件は「バチリークス」と呼ばれ、バチカンを揺るがすスキャンダルに発展した。
腐敗や内部対立を告発するバチカン高官の法王あて私信などを法王の元執事が持ち出してヌッツィ氏に手渡し明るみに。
元執事は有罪判決を受けたが、法王から恩赦を受けた。
ヌッツィ氏は「（法王の決断には）文書が漏えいしたこと自体よりも、文書の内容が影響した」と指摘、法王庁の内紛が退位の背景にあったとの見方を示した。
漏えい事件が起きたのは「法王庁の現状に（元執事だけでなく）何人かの聖職者が懸念を深めていたことの表れだ」と述べた。
法王は公式の退位理由として高齢や体力の衰えを挙げているが、13日のミサでは教会内部の「自己中心主義や内部対立」や「権力志向」をいさめた。
ヌッツィ氏は発言に関して「法王庁に巣くう根深い問題として注意を向けた」と分析した。
バチカンで法王の置かれていた状況についてヌッツィ氏は「法王と（バチカンの政府にあたる）国務省の間には距離があった」と述べ、法王が孤立感を深めていたと語った。

毎日新聞 2013/02/24 15:37

コメント(47)

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[9] mixiユーザー 02月26日 07:15

第二次大戦当時は、ナチスとも色々協力関係にあったという噂もありますし
（ナチス戦犯の逃亡を補助したとか…おっと、ベネディクト１６世自身…）。
叩けば埃が出るどころか、埃そのものがバチカンというか、
腐食しているのがバチカンというより、腐食部分がむしろバチカンというか、
まあ、キリがないですね。

[11] mixiユーザー 02月26日 17:28

>>[10]

政教条約（コンコルダート）がバチカンとナチス・ドイツで結ばれたのですが、
それ以前にも、ドイツのカトリック政党たるドイツ中央党とナチスは仲が良かったんです。

バチカンで出された回勅「クワドラジェシモ・アンノ」はコーポラティズムを主張していて、
ナチスの全体主義と相性が良かった（注：日本の「高度国防国家」構想と同じで、アメリカ型の古典的自由主義の評判が大恐慌で失墜して、大きな政府と労使の協調による「有機的」国家というのが目指された時代だった）

ま、もっともナチスはコンコルダートなんか無視してカトリックを弾圧したりするのですけど、
それでもバチカンは「ソ連よりマシ」と考えたのでしょう、戦後ナチス幹部の南米亡命を手助けしたとかどうとか
（これは、ナチス・ドイツが崩壊寸前に、「対英米のみへの降伏」を考えたことからも分かるとおり、反共産という形で、敵の敵は味方をそのまま地で行ったのでしょう）。
とは言え、実はイタリアでは戦後、共産党支持者が結構多かったりしたのですけど。

日本もバチカンに対する期待は大きく、
昭和天皇独白録には、日米戦争時について、
「開戦後、法王庁に初めて使節を派遣した。これはわたしの発意である。
・・・私はローマ法王庁と連絡のある事が、戦いの終結時期に於いて好都合なるべき事、又世界の情報募集の上にも便宜あること並びに、
ローマ法王庁の全世界に及ぼす精神的支配力の強大なること等を考えて、東条に公使派遣を要望した次第である」
…とあって、戦争終結時の仲介を期待していた節が昭和天皇にはあったようですね。

[12] mixiユーザー 02月26日 17:36

大戦中、日本では宣教師は収監され、牧師でも特高に捕まったりする人もいて、
キリスト教に対する目は厳しかったのですが、
バチカンとは正式に国交を樹立しています（１９４４年に一時断絶）。

バチカンは枢軸国寄りというのは、まあ、当たり前といえば当たり前で、
そもそもラテラノ条約で、ファシストのムッソリーニと条約を結んで独立したわけです。
（当時の法王は後に後悔したそうですが）
で、この時、実はバチカンは免税ということになっていたのですが、
戦後、６０年代に免税が取り消しになり、バチカンがイタリア国内で保有する株式を全て海外へ移転させようとしました。
バチカン銀行が真っ黒になったのは、それが切っ掛けみたいですね。

[14] mixiユーザー 02月26日 20:58

>>[13]

ロシュマンは実在の人物だそうですが、バチカンとの関わりは知りません。
カウナス事件も特に関係ないでしょう。

モサドの執念には頭が下がりますが…

[16] mixiユーザー 02月26日 21:56

>>[15]

アメリカは、やろうと思えば、チリのアジェンデ政権を倒したピノチェトを支援したり、
パナマ侵攻をやったり、ニカラグア（以下略

まあ、推測ですが、
ナチス時代に、シオニストとナチスの関係が噂されたことはあります。
（元々は、ヒトラーは「最終解決」発案以前に、ユダヤ人のマダカスカル集団移住案というのを考えたことがあるようです）
シオニズムというのは、当時決してユダヤ人の大半が支持しているイズムではなくて、
第一次大戦当時のドイツ帝国内のユダヤ人のように同化をすることで民族の救済を図ったり、
ユダヤ人社会主義者のように、自らの「後進性」を克服することで救済を図ろうとしたり（ヘーゲルは、ユダヤ教に対して低い評価を与えていました）、
また、現在のユダヤ超保守派のように、宗教的裏づけのない近代国家イスラエルという概念に反対する人もいました。
実際のところ、アラブ人が多数派で入植ユダヤ人が少数派、さらにイギリスの三重外交国際的後ろ盾がない状態では、
パレスチナにユダヤ人国家を建国するなんてのは、夢物語だった。
まあ、何というか、建国神話からは外れますが、テロリストはユダヤ人側だった。
イギリスは、1945年に、ユダヤ人テロリストを対象とした、「緊急法」というのを制定してますな。
もっとも、これの１２５条を根拠に、イスラエルは「閉鎖地域」を設定して行きますが。

アイヒマンですが、彼は実はシオニズムに心酔し、1935年に、シオニスト組織「ハガナ」の司令官ベングリオンと、ベルリンで会ってますな。
同じくナチスのローゼンバーグも、1937年に書いた論文で、シオニズムに対する支援と、ドイツ国内のユダヤ人を毎年パレスチナに送り出すべきだ、と主張してます。
（「最終解決」前のナチスは、前述したようにマダカスカル集団移住案も検討しており、
国内の異分子であるユダヤ人を、よーするにドイツ国内から取り除いてしまえば良いわけで、ナチスがシオニズムを支援するのは別におかしくはない）。

（続く）

[17] mixiユーザー 02月26日 22:08

平たく言えば、シオニストは、イスラエル建国の際に、少々無茶をやった。
例の「緊急法（防衛法）」などは、第一次中東戦争で中立を保った村に適応して、その村を閉鎖地域にして住民を追い出したこともあります
（村人が最高裁判所に訴えて帰村を許されるものの、帰ってきた時には…おっと、誰か来たようだ）。

敵の敵は味方、そして利用できるものは何でも利用した。
その中には、「自分がユダヤ人なら、シオニストになってただろう」とまで言っていたアイヒマンも含まれていた。
折から、パレスチナ関係でイスラエルに対する風向きは悪くなっていく。
その時、南米に逃亡していた、かつての加害者が逮捕されることで、「ヨーロッパから追い出されたから」という肉付けが可能になった。
ついでに、かつての縁も切れるし、「復讐」も兼ねることが出来る。
一石二鳥どころか三鳥ですな。

イスラエルの建国者たちは、本当に頭の良い人々で、たとえば、中東戦争で、ネゲブ砂漠を抑えている。
あんな砂漠何があるんだと言えば、それこそ1948年頃に、ウランを産出することが分かったからです。

バチカンもナチスもユダヤ人も、本当、一筋縄ではいかない人々ばかりですな。

日本の政治家もそれくらい頭がキレたら良いのですが、
ついこの間まで与党だった民主党が、野党になった今も寝言を繰り返している現状では期待できませんな。

[18] mixiユーザー 02月26日 22:17

ユダヤ教と言い、ローマ・カトリックと言い、アメリカのカルヴィニズムと言い、
セム系唯一神教は、人間の頭脳を向上させる要素があるのですかね。
日本人ののんびり振りを見ると、それこそ「キリスト教を根付かせた方が良いのでは」と思ったりしますが。

ただ、カレン・アームストロングが「狭き門を通って」という著書で描いた、カトリックの修道院（第二次バチカン公会議前）の姿は、ちょっと厳しいですな。
彼女は修道女の方ですが、それを差し引いても、僕にはちょっと無理ですね。
バチカンの枢機卿とか、ああいう感じで司祭とか司教とかになっていくのでしょうか。
詳しい人に聞いてみたいものです。

[21] mixiユーザー 03月02日 06:28

良き宗教者必ずしも良き法王ならず、か。

[29] mixiユーザー 03月21日 06:55

マリア第5の教義の熱烈請願が過熱するに一票。

http://defencecatho.seesaa.net/article/105319228.html

お互いに仲の悪い小立プロテスタントも、これに反対すべく一致団結してプロテスタント合同や連携が促進されてよいかも？？

[30] mixiユーザー 03月21日 07:35

カトリックで、マリアが共同仲保者どころか、「実は四位一体」とか、「聖霊によって宿った。聖ヨアキムは仮の親」とかになっても、もうプロテスタントは驚きませんよ。
多分共同仲保者としての聖座宣言がなされたら、各地で聖母マリア様が顕現あそばされ、
「被昇天」の宣言の時みたいに、
「しかり、我が息子イエスとは共同の贖い主なり」
とか言い出すんでしょうし。

ただ、そうなったらもう、プロテスタントはカトリックをキリスト教と見なさなくなるような気もしないではないですが（下手をしたら『マリア教』とか呼び始めるかも）、
そうであっても、そうでなくても神様はどこ吹く風、かもしれませんな。
昔はマリアは女神キュベレやエジプトの女神イシスや、大地母神マグナ・マテルと習合して同一視さｒていたから、
先祖帰りというか、マリアの「神化」は本来の姿を取り戻すことかもしれません。

[32] mixiユーザー 03月21日 08:15

>>[31]

まあ、キリスト教的無神論とか、
「神の死の神学」とかありますしね。
枠組自体が、意味を持たなくなる日も近いかもしれません。

[34] mixiユーザー 03月22日 18:21

ローマ大司教F氏、だとカトリックの方が怒りそうですな。
もういっそのこと「パパ」と呼ぶとか。

[35] mixiユーザー 03月22日 19:10

イエス／イエズス問題みたいですな。外国人神父または伝道師が発音すると、両者の中間みたいに聞こえるので、どっちも正解なんだろうなと思います。

んで、新共同訳では、一般には「イエス」のほうが通りがいいし、日本人が聞くと「Yes」にも聞こえるので縁起がよかったんでしょう。

カトリックでも典礼式次第や聖書朗読では「イエス」ですけど、典礼聖歌が「イエズス」になっているので、どっちでもいいやという感じです。

バーターで、ペテロはペトロに改められました。初代教皇様の名前は聖ペトロにてあらせられます。

とはいっても、信徒高齢化により、今でもプロテスタントは「イエス」＆「ペテロ」ですし、ファリサイ人は「パリサイ」だし、逆に一部バプテスト系（？）では、「ジーザス」だし意味がわかればよいという感じでしょう。

ちなみに、日本の修道会は「フランシスコ会」ですので、異論は出ないと思います。

[36] mixiユーザー 03月22日 19:47

共同訳みたいに、「イエスス」の方が現地読みに近い、と実験的にやってみても総スカンを食らうのがオチだし、
正教会は「イイスス」と、やっぱりちょっと訛っているし、
アラビア語だと「イーサー」だし、もう別にどっちでも良くね、とは思わないではないですが、そうとは言えないのが難しいところですな。

教皇（法王）だとアレクサンドリア総主教（コプト教皇）もそうだし、
馴染みのある「ローマ法王」を使い続けていたら、前に「お前はそんなに仏教が好きなのか（←上皇が出家した後の「法皇」と勘違いしている）」とか言われたし、
本当に面倒くさい。

英語みたいに、ヤコブはジェイコブ、ヨハネはジョン、マリアはメアリー、モーセはモーゼスと原則自国語風に呼ぶのなら分かりやすいが、
日本語だと、マオツォトンをもうたくとうと呼んでいるのに、韓国の大統領は「パク・クネ」。
ＵＫはポルトガル訛りのイギリス、オーストリアは間違えられるから一時「オーストリー」と呼んでと言ってもスルー。
慣用読みに拘るのかと思えば、さっさと律儀にビルマはミャンマーと言い換えてますな。

教皇と法王も面倒臭いから、バチカン首長○○閣下で良いのでは？
つーか、法王って、「台下」と呼ぶんですね。ずっと「猊下（げいか）」の方だと思っていた。

[37] mixiユーザー 03月23日 16:33

韓国人の名前は、朝鮮併合の際に日本語と日本名を強制したことのオトシマエという意味と、アチラ様がハングルオンリーになったので読み替えが聞かないから、仕方がないということなんでしょう。

フランシスコは、英語だと通称フランク、愛称でフランキーだから、フランキーパパでもよいかと。

[38] mixiユーザー 03月23日 19:58

う～ん、創氏は強制でも日本風の名前であることは強制されていないし、改名は届出なんだったんですけどね。

洪思翊中将や、朝鮮戦争の英雄、白善燁将軍（敗戦時には満州国軍中尉）とか、
朴春琴衆議院議員とか…
日本語も、戦時下の皇民化政策実施までは、半島在住の日本人（内地人）とは通う学校が違っていて、
朝鮮人は、日本が禁止できなかった＆教化の為に利用したミッションスクールとかに通っていたんですが、まあ、あまり細かい事を言い出してもキリがないですな。
舛添要一（今、どこの政党でしたっけ？）の父親が帝国議会に立候補する際に、内地（日本列島）在住の朝鮮人有権者の為にハングル文字で名前を記載したポスターをつくってましたな。
写真でしか見たことないですが。

…と、言っても、あーだこーだ言うと、向こうさんの建国神話のタブーに触れてしまうので、日本側は余り言わないどころか、教育もされませんけど。
いや、朝鮮戦争時、ソウルが占領されて輪転機が北朝鮮軍に押さえられたので、
戦前の朝鮮銀行券のように、日本の大蔵省が韓国の紙幣を印刷していた、とか、一々教科書に書かないですからね。

ま、そんなことより、呼称で言えば、韓国はほとんど漢字を廃止しているようなものだし、
中国の簡体字や香港・台湾の繁体字（旧字）などもややこしいから、
日本での漢字表記を全廃して、全部現地読みのカタカナ表記にすればシンプルで良いような気もしますな。
蒋介石はシャンシエシー、李承晩もイ・スンマン（これはもうやってるか）。

フランシスコも現地の公用語たるラテン語をカタカナ表記して、フランキスクスとすると、
何か歴史上の人物みたいで格好良いですな。
ポンティフェクス‐マクシムス・フランキスクスって、何かローマ皇帝の名前みたいで面白そうです。

[39] mixiユーザー 03月23日 20:07

日本での漢字の訓読・音読は日本の文化なんだから、日本文化は原則として日本人だけで楽しむことにして、
外国人は居住地に関わらず例外無く現地読み・カタカナ表記に統一すると、シンプルで良いかも。

[42] mixiユーザー 04月12日 11:17

ま、法王さまはナチス親衛隊ですしね

[43] mixiユーザー 04月12日 20:28

ま、大日本帝国はナチスの同盟国ですしね。

[44] mixiユーザー 04月12日 21:27

>>[043]

だから何？

俺は日本国の人間ですから

アナタみたくナチスにシンパシー感じてませんよ(笑)

[45] mixiユーザー 04月12日 21:30

ナチ法王の為なら自国すら貶すイリア・エレオスナチス親衛隊さんは必死ですね(笑)

[46] mixiユーザー 04月12日 21:37

>>[45]

ローマ大司教のことなんかどうでもよいが。

僕は、「大日本帝国は家族国家だ、だからナチスのような優生学的法律をつくらない」と、
ナチスかぶれの当時の厚生省が出した旧国民優生法（断種法）に反対した、
帝国議会の議員たちを評価しているのだが…
（お陰で、断種法としての性格が、事実上の中絶禁止法に変わってしまって、これはこれでちょっと迷惑だったという顛末まであるのだが）

日本人は人種主義国家と同盟を結んだ事を、当時の日本人ですら反対したという事実さえ忘れて、
現代人が揶揄したら、「自国を貶める」とみなすのか。
末期症状ですな…

[47] mixiユーザー 04月12日 21:41

戦後に逆にナチスばりの優生思想が強まって、国民優生法の性格が変わったのだが、
優生保護法として、母体保護法に名前が変わるまで、断種条項が残っていたのだが…

それなのに、「日本人」とやらは、優生保護法に反対していたカトリックや、あるいはその歴史を知っているクリスチャンをナチスシンパと見るのか…

日本という国は、本当、碌な教育をしてないんだな…
奴隷ばっか欲しているからこうなる。

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