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私は恋するトゥレッターコミュのチックとは何ですか?

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チック症という病気の正しい理解のために。以下より抜粋したものを掲載します。



★星和書店『こころのりんしょうa・la・carte VOL.27 NO.1』Page,9より抜粋


子どものチックとこだわり/金生由紀子先生著(東京大学医学部附属病院「こころの発達」診療部)

コメント(5)

アメリカ精神医学会の診断部類であるDSM−IV−TRによると、チックは、「突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声」と定義されています。擬態語を用いると、ヒラヒラとかパタパタではなくて、ピクピクッとかパチパチッと表現される類のものです。このように通常の動作に比べて滑らかでないために、あまり大きな動きでなくても周囲に気づかれることがあるのでしょう。発声についても同様の特徴があります。
また、DSM−IV−TRには、「一般的に抵抗しきれないものとして体験されるが、ある程度の時間は制御でき、その時間はさまざまである」とも記されています。チックは動かそうと思わないのに動いてしまう不随意運動であるとされてきましたが、チックをしなくてはならないとの感覚に伴って起こることがしばしばあるとわかり、不随意と随意の中間にあると考えられつつあります。このことが治療に活用できる可能性がありますが、逆に、[精神力]が足りないのでチックを我慢できないなどの誤解を生じる恐れもあるので、注意が必要です。
チックには、目をパチパチッとするというような素早い動きの典型的な症状(単純チック)の他に、体のいろいろな部分が一緒に動いて、一見すると目的のある行動のように見える症状(複雑チック)もあります。単純チックだけの場合もあれば、単純チックと複雑チックの両方の場合もありますが、複雑チックだけの場合は原則としてないと思います。
チックという言葉は、このように症状名として使われる場合もありますが、病名として使われることもあります。DSM−IV−TRではチック障害と呼び、一般にはチック症と言われます。病名としてのチックの診断は、症状としてのチックがあり、薬物の直接的な影響や一般身体疾患によるもの以外の場合につけられます。したがって、運動の症状だけの場合、音声の症状だけの場合、運動と音声の両方の場合、さらに、短期間で消えてしまう場合、何年間も続く場合、何回も出たり消えたりする場合もすべて含まれます。
チックという言葉からは、顔面の単純チックの症状、さらにはそういう症状がしばらく続くがまもなく消えていく病名がイメージされがちではないかと思います。確かにそういう場合がしばしばですが、ほんとうはチックはもっと幅広いのです。一方、チックではないものの関連の深い症状、たとえば、爪かみや、かさぶたはがしや、髪いじりなどの[習癖異常]や[こだわり]もチックと呼んでいる方がいます。相談にあたっては、チックという言葉が何を指しているかをお互いにきちんと確認することが大切と思います。


〜以上〜

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