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On Boxingコミュの4.7 新井田 VS 高山

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<2007.4.7>

日本 東京、後楽園ホール

   WBA世界ミニマム級王座統一戦
 
○  新井田 豊 (横浜光) 
   WBA世界ミニマム級正規王者
    20勝1敗3分(8KO)


     12回  判定(2−1)

×  高山勝成   (グリーンツダ)
     18勝2敗0分け(7KO)
     WBA世界に見マム級暫定王者
     元WBC世界ミニマム級王者、
     

レフェリー:島川 威

<公式採点>
Judge:  Medardo Villalobos 113-115 (新井田)
    Judge: Michael Lee 115-114  (高山)
    Judge: Russel Mora 113-114  (新井田)



新井田戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=015211
高山戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=110049

※ 新井田はミニマム級王座を統一すると同時に、 
  5度目の防衛にも成功。




新井田の負傷で半年待たされたこの試合、
試合後に、採点をめぐって高山陣営が激怒、やや紛糾した
(陣営はのちに協会、コミッションに謝罪)。


イーグルがらみをのぞけば
国内のミニマム級では屈指の組み合わせだった
新井田ー高山だが、ぼくの事前の予想より遙かに
白熱した内容になった。

なんとなく、噛み合わないまま泥試合になるような
気もしてたんだけど・・・。




個人的な採点では新井田に点が流れたが、
何故かと言えばやはり高山のパンチがあまりに軽かった
(ように見えた)から。
手数は多く、そこそこスピードもあるが、何故か
置きにいっているというか、しっかり相手をコントロール
するような的確なパンチになっていないという
印象を受けた。
要所で踏ん張って強く当てる一発があるとか、
あるいは、もっともっとスピードがあって全く
触らせないとかであれば全然違ったんだが。

(動きそのものは軽快だったが、どうも切れ味を感じる
足さばきじゃないんだよなぁ、高山の動きって。
ムダが多いというか。
WBOミニマムの名王者、真のテクニシャンである
イバン・カルデロンなら、この試合は大差で
終わらせたに違いない。どちらが相手でも)。


あと、新井田のパンチを貰うときの
タイミングも悪すぎた。
重心を落としてた構えから思い切り振ってくる新井田の
アッパーやフックは、中盤からは角度もタイミングも
バッチリ合って、とても見栄えがいいんだ。

数発で、ラウンドの印象を
決定づけるものがあったと思う。

逆に、高山の有効打、
リングジェネラルシップにはあまり
ラウンド支配という説得力が感じられなかった。

ペースを獲ってはいても、
点を振るとなると・・、という訳。


そこをどう採点するかで、
トータルは変わる。



しかし新井田は気迫を見せた。
いきなり誤審でダウンをくらったが、見事に
挽回したし、「引退をかける」という意気込みは
伊達じゃなかったな。


あれだけ動き回る相手に、あのビッグパンチや
単発のカウンターを的確に当てていく勘のよさも
大変なものだ。

センスというか、非凡さを強く感じた。
これまでの防衛戦もほとんどが際どい判定で、
しかも負けてないところをみると、かなりツキにも
恵まれている。


今後は再戦、イーグルとの統一戦、
階級上げなどのプランを口にしていたが、あの体格では
ライトフライは厳しいだろう。

高山と再戦しないなら、
まずはイーグルとの統一戦を観たい。



ていうかミニマム最強はカルデロンで
間違いなく、WBOでさえなければ、VS新井田、
VSイーグルとか観たいのに・・。
ただでさえ層の薄いこの辺りの階級なんだから、さっさと
IBFとWBOを認めてしまえばいいのに。


◆ 【個人採点 115−112 新井田】

1R

いきなり高速のパンチのやりとり。
交差からの離れ際、新井田がスリップ気味にダウン。
スローで観ると足が引っかかっていただけだが、
レフェリーはダウン裁定。
展開としては、高山が動き回りながら回転の早い連打、
新井田は追いながらアッパー、
ストレートのカウンターを単発で力入れて打つ、
といった感じ。

高山10−8


2R

高山は動き回ってジャブからストレート。
打っては離れの繰り返し。
新井田も変わらず、追いながらのカウンター狙い。
手数と軽打のヒットは高山が上だが、数発、新井田の
アッパーがクリーンヒット。
今日はかなりパンチが切れている。

微差だが、
クリーンヒットの有効性をとって新井田。

10−9

3R

高山がうまく足を使い、軽打を当ててポイントを取った。
新井田は狙いすぎか、やや手数が少なく、
高山を追い切れない。
避ける時のバランスも悪い。
カッカ来ている模様。
終盤、バッティングで新井田の額から出血。

高山10−9

4R

3Rよりは新井田のカウンターが当たるが、
ペースは依然として高山。
細かいジャブから右ストレートで飛び込むなど、
よく動いて的を絞らせない。
新井田は狙いすぎず、もっと手数を出したいところ。

高山10−9

5R

新井田の振り回す左右カウンターが3発以上ヒットし、
ようやく高山の動きに照準が合ってきたか。
手数、細かいヒットは高山が上だが、
有効性はそれほど高くない。
新井田のパワーショットをとる。

新井田10−9

6R

激しい打ち合いになったが、
ついに新井田が明確にポイントを獲った。
右アッパーのタイミングがピッタリとあい、
カウンターや至近距離のやり取りで、
何発も良い角度で高山の顎に命中させる。
左も数発当たっている。
高山は若干リズムを読まれてきたか、
左に合わされる事が増えてきている。

新井田10−9

7R

高山がアウトボクシングを抑え、
前に出てきて打ち合いを挑みはじめた。
新井田は変わりなしで、
依然カウンターの左右アッパーで勝負する構え。
終盤までやや高山がペースを握っているようにも見えたが、
ゴング間際、新井田の右フックが印象良くクリーンヒット。

パンチの有効性をとって、
微差で新井田10−9


8R

前ラウンドよりは新井田が支配した様に見える。
カウンターのアッパーが数発ヒットし、
プレッシャーも強まった。
高山は常に動き回って軽打を再三当ててはいるが、
軽すぎるために見栄えがしない。
新井田は少ないビッグパンチでポイントをうまく稼いだ。

新井田10−9

9R

前ラウンドと似たような展開。。
ヒット数では劣るが、
やはり終盤の新井田の攻勢が印象に残る。
高山はラウンド終わりまでペースを守りきれず、
反撃を許してしまうのが痛い。
どちらを支持するかで2,3点は変わってきそうだ。

新井田10−9

10R

新井田のラウンド。
力を込めた強打と左ジャブでプレッシャーをかけ、
再三高山を押し込んだ。
接近戦での打ち合いも優勢で、
高山の左目の下をカットさせる。

新井田10−9

11R

高山がペースアップして打ち合いを挑み、
新井田を後手に回らせた。
後半は打ち合いの中で結構もらうシーンもあったが、
有効度、手数ともに上。
新井田やや疲れたか。

高山10−9

12R

新井田が最後、全力でもぎとったラウンド。
接近戦で、手数は劣るが再三強い左アッパー、
右ストレートをヒットさせ、
被弾以上に明確に差を付けた。
高山も打って出たが、やはり接近戦ではパワーに勝り、
当て勘が良い新井田に押し切られた格好。

新井田10−9

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