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On Boxingコミュの3.30 ジョニー・ゴンザレス VS パチェコ

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<2007.3.30>

アメリカ合衆国 アリゾナ州
Desert Diamond Casino, Tucson,

 WBO世界バンタム級タイトルマッチ
 
○  ジョニー・ゴンザレス   (王者:メキシコ)  
     33勝5敗0分(29KO)


     9回  TKO


×  イレーネ・パチェコ    (挑戦者:コロンビア)
     WBO世界バンタム級1位
     33勝1敗0分け(24KO)

レフェリー:Robert Ferrara




ゴンザレス戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=038070
パチェコ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=005450



ゴンザレスは階級上げを目論んで失敗したバスケス戦からの
復帰戦を飾った。パチェコは二階級制覇失敗。




大激闘の末、イスラエル・バスケスにKOされた
ジョニー・ゴンザレスの復帰戦。

WBOバンタムの王座を保持しながらの
Sバンタム級挑戦だったので、指名防衛戦が
復帰試合となった。

バスケスとはかなり激しく打ち合った末の
敗戦だったのでダメージが残っていないのかと思ったが、
どうもそんな事はなかったようだ。
完璧な試合で、フライ級の強い王者だったパチェコを
寄せ付けず、きっちりKOした。



長身故の長いリーチから打ち下ろす右ストレート、
左ボディなどで自分から積極的な攻勢に出るのが
ジョニゴンのスタイルであり特徴だが、バスケス戦を
見ても分かるとおり、打ちにいくときの隙が大きく、
体が硬い事もあって打たれ脆い。
ムキになって冷静さを失うこともあり、
ザルになりがちな防御技術やギクシャクしがちな
フットワークにも課題が残る。

今回の試合は、それらの欠点が大分改善されていたように
感じた(もちろん相手によるんだろうが)。

油切れのバネ仕掛けロボみたいに膝がガクガクした
フットワークも多少滑らかになり、上体の動きとの連動も
スムースになってきてる。
攻め方も、ジャブで突き離し、長い右を打っておいては
下がってサークリングするなど、相手に効かせるまでの
押し引きの幅も増えたかな。うまく戦ってた。


階級下のベテラン相手とはいえパチェコは
良い選手だったから、もう少し手こずるかと思ったが、
全然、寄せ付けなかった。
最後のラッシュも実に鮮やかで、欠点を修正しつつ
攻撃力も健在だった。

これは今後に期待が出来る。
WBOなので長谷川とやる事はないが、
見てみたい組み合わせだよなぁ・・。
シドレンコ辺りとも、見たい。


※ パチェコはダルチニャンに負けた後、引退したかと
思ったらまさかジョニゴンに挑戦してくるとは・・。
この年じゃさすがにきついだろう。




1R

お互いに懐が深く、似たようなスタイル。
スピードではややパチェコ。パワーではゴンサレス。
長いリーチで牽制しあうスタートで、
カウンターを警戒してあまり踏み込めない。
これが続くと、噛み合わないか?
ほぼ差はないが、終了間際の数発の軽打をとってゴンサレス。

ゴンサレス10−9

2R

一気に距離が詰まり始め、動きながら
リードから利き手の強いストレートを打ち合う展開に。
パチェコはやや体勢が流れ気味のパンチが多いのに
対し、ゴンサレスの左ジャブは真っ直ぐで強く、
距離が分かってきたか、うまく差しあいを制している。
ゴング間際は接近戦での打ち合いが数秒。

ゴンサレス10−9

3R

前ラウンドと同じ展開が続くが、
徐々にゴンサレスのプレッシャーが強まってきた。
特異の左アッパーや、左ボディから顔面へのダブルも
見せ始め、数発、ガード越しにだが効果的に決まる。
パチェコは中に入っていくも、距離負けして
有効打を当てられない。
ゴンサレスがダウン気味にバランスを崩すシーンも
あったが、ゴンサレスのラウンド。

ゴンサレス10−9


4R

引き続きゴンサレスの右ストレート、
左ジャブによる攻めが優勢。
ラウンド半ばすぎ、接近戦での打ち合いから
ゴンサレスの大振りの左フックがパチェコの
テンプルをかすめ、ロープまで後退させる。
数発追い打ちするも、深追いせず、決定打にはならない。
戦前の予想通り、
ゴンサレスが完全に主導権を握っている展開。

ゴンサレス10−9


5R

ゴンサレスの動きがますます機敏に、
伸びやかになって来た。
自信をもってパンチを打ちこんでいく。
パチェコはプレッシャーでしばしばロープまで後退し、
手が無くなり始めた。
被弾も増え、接近戦で右フックをテンプルに一発もらって
やや利いた場面も。

ゴンサレス10−9

6R

有効打はあまり無いが、
すべての局面でゴンサレスが上回った。
パチェコ、このラウンドはジャブを打ちながら
ボディストレートでしばしばインサイドに入っていくが、
腰が引けているためにゴンサレスに届かない。
ゴンサレスは下がりながら左フックでうまく
カウンターを取るなど、押し引きも巧み。

ゴンサレス10−9

7R

開始一分たたないうちに、
ゴンサレスが左フックでパチェコをロープまで後退させ、
さらに左アッパー、右ストレートをもろにヒットさせ、
ぐらつかせる。
そのまま猛ラッシュを仕掛けるが、打ち合い際、
ガードが甘くなったところに何発か被弾しする。
中盤、懸命の反撃を試みて左ストレートを振り回す
パチェコに押し返される場面も。
しかしゴング間際、またも左フックをテンプルにきめて
コーナーまでさがらせ、ラッシュ!
そのままラウンド終了。

ゴンサレス10−9

8R

終盤までは比較的動きが少ないラウンド。
一気に詰めるかとも思ったが、
ゴンサレスはあせらずにペースを保っている。
時折ロングの左フックを当てるが、
今日は本当にこれが有効だ。パチェコはいよいよ手がない。
ゴング間際、ゴンサレス、
右ストレートをもろにヒットさせて下がらせたところに、
追い打ちの左右フックでラッシュ。
コーナーに詰まらせたまま終了。
詰める時の迫力は流石だ。

ゴンササレ10−9


9R

開始数十秒後、ゴンサレス、
左フックでパチェコをロープにつまらせ、
左フックボディ連発からの猛ラッシュ。
パチェコも懸命にウィービングでエスケープを
試みたが、ローブロー気味の左ボディに体勢崩したところに
右ストレート、アッパー、右フックを集中的に浴び、
ロープ外にはみ出すダウン。
そのままセコンドがリングに入って試合放棄。

TKO!!

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