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On Boxingコミュの4.7 コラレス VS クロッティ

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<2007.4.7>

アメリカ合衆国 ミズーリ州 Shrine Mosque, Springfield

   ウェルター級 10回戦
 
○  ジョシュア・クロッティ (ガーナ) 
   WBO世界ウェルター級4位、WBC9位
    30勝2敗0分(19KO)


     12回  判定(3−0)

×  ディエゴ・コラレス   (アメリカ)
     40勝4敗0分け(33KO)
     元IBF世界Sフェザー級王者、
     元WBO、WBC世界ライト級王者

レフェリー:Mike England

<公式採点>
Judge:  Jerry Griffin 87-100
     Leo Johnson 89-98
     David Sutherland 90-97



クロッティ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=009300
コラレス戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=006722




厳しいだろうと思ってたら、
やっぱりコラレス負けた!

それも、予想以上にひどい。



1Rみた時点で、
「こりゃダメだ」と思った。

ガードが固いクロッティに、スピード負けして先手を
とられるわ、押し込んでも連打の打ち終わりを
狙われてカウンターを食いまくってたもんなぁ。


階級を上げて、パワーは増したけど
パンチにスピードが全然なく、キレも失われてた。
これじゃあ、マルガリートにさえ善戦したクロッティを
崩せるはずがない。


まさに惨敗。


階級変更は減量苦からだったが、減量しないから
摂生してないのか、体も絞れてなかったように見えた。
きっちりと筋肉の凹凸がついたクロッティに比べ、
コラレスのふっくらと余裕のありそうな緩んだ体つき・・。



やはりカスティージョとの連戦が分かれ目だったか。

一戦目、二戦目とも、ダメージを受けすぎた。
初戦の大逆転劇は素晴らしいものだったが、あれのおかげで
コラレスは半分壊れたとも言える。
二戦目の倒され方なんかも、それを引きずってた感じ。

苦手のカサマヨルとの、負け越しになった三戦目も、
それほどパンチが無いカサマヨルだから
良かったようなものの、動きの重さ、反応の悪さは
すでに隠せなくなっていた気がする。

全くカサマヨルを追い込めなかったことからも
それは明らか。



フルマークのジャッジがいたのにはビックリしたが、
まぁ、内容としてはほぼフルマークのようなものだな。
ダウン二度、しかもマウスピース吐きで減点というのは
どうしようもない。

逆にクロッティの動きは素晴らしく、ガードを上げた体勢
から打つ伸びのある左フックのダブル、トリプル、
そして右ストレートにつなぐのコンビネーションは、角度も
タイミングもよく、接近戦でもコンパクトなボディや
アッパーが実に巧かった。

怪我さえなければ、マルガリート戦も
もっと違った結果になったろう。

やや積極性に欠け、カウンター狙いで
後手に回りすぎる嫌いがあるが、自信を深めた今後に期待。




コラレスは試合後にカムバックを
宣言してるみたいだけど、個人的にはお薦めしない。
これ以上やってもダメージをさらに負うだけで、
最悪廃人に近くなる可能性だってあるわけだから。

激闘続きのキャリアで、打たれまくり、
都合13度もダウンしている後遺症は今でも
すでに現れているぐらいなのだから、年をとったら
もっと酷くなる。


すでに充分なキャリアを残したはずだし、
周囲が引き際を間違えないように誘導してほしい。




【個人採点 98-89 クロッティ】

1R

クロッティが、いきなり左のダブル、
トリプルのフックを上下に打ちわけて攻勢。
コラレスもボディから顔面へコンビネーションを
返していくが、前階級より明らかにスピードがなく、
全て読まれてガードされている。
ラウンド終盤、クロッティの右ストレートがコラレスに
クリーンヒット。
よろめいてクリンチにいったコラレスが、
バランスを崩して転倒。スリップではあるが、早くも
軽く効かされた。

クロッティ10−9


2R

不利を見て取ったコラレスがしゃにむに前進し、
もみ合いからショートのフックを打ち込んでいく戦法に。
クロッティはコーナーに押し込まれても慌てず
きっちりガードし、うまく体を入れ替えて逃れる。
中盤からは、接近戦でもクロッティの、
上下に打ち分ける左のダブル、アッパー、
右ストレートなどがコラレスをしばしばとらえ、
ゴング間際は左フックのクリーンヒットで
ぐらつかせるシーンも。
コラレスはパワーは増しているがバランスが悪く、
動きが重い。鼻血も出し、苦しい展開。

クロッティ10−9

3R

両者激しく打ち合ったラウンド。
さらに強引に接近戦を要求するコラレスと、
応酬するクロッティ。
さすがにパワーがあるコラレスだけに、
手数を出すとそれなりにクロッティも押し込まれるが、
必ず素早い左アッパー、右フックなどを
コンビネーションで打ち返す。
このラウンドはショートの左右アッパーが有効。
与えたダメージとクリーンヒットはクロッティが上だ。
右フック一発と、終了15秒前くらいの長い左アッパーが、
コラレスをぐらつかせる。
コラレスはなんとかビッグパンチで流れを変えたいところ。

クロッティ10−9

4R

コラレスが揉み合いながらローブロー気味の
ボディアッパーを乱打する時間がほとんど。
かなり力をいれて押し込んでいるため、
なかなかクロッティも脱出出来ない。
終盤まであまり手数が出なかったが、
残り数十秒で、疲れてきたコラレスに効果的な
アッパーやフックを数発決める。

微妙なラウンドだが、
終盤のクリーンヒットをとってクロッティ。
ジャッジも割れるだろう。

5R

再び激しく打ち合うラウンド。
クロッティも段々疲れてきたか、被弾が増え、
前半はこれまでの様にコラレス優勢。
手数でガードを叩きつぶそうと連打、連打。
しかし、やはり半ば過ぎから、
押し込まれながらのクロッティのカウンター、
特にアッパーをしばしばもらう。
終盤は効いてしまい、反撃を許す格好に。
ゴング数秒前は避けながら力無く後退してしまう。

ここも微妙だが、ダメージをは明らかにコラレスが深い。
クロッティ10−9

6R

タフな打ち合いが継続。
クロッティが、疲労か、より積極的に打ちに行く為か
分からないがガードを緩めて手数を増やしたため、
このラウンドはパワーと手数で勝るコラレスが
若干打ち勝った様に見えた。
とはいえゴング間際はいつものようにいいカウンターを
数発もらってしまう。

コラレス10−9

7R

やや動きが止まったラウンド。
両者疲れてきている為、パンチが雑になって来ている。
クロッティは序盤ほどコラレスのパンチを
止めきれていないし、左のダブルからの攻めも減った。
あまり差は無いが、ややコラレスか。

コラレス10−9

8R

クロッティが再びペースを取り返したラウンド。
打たせすぎると不利と見たか、自分からも積極的に
手を出していき、カウンターがよくヒットしていた。
スピードで劣るコラレスは、先手を取られた後の
打ち合いになると苦しい。
終盤はカウンターの右ストレートを効かされ、
追い打ちも食らってロープまで後退。
フラフラに近い状態でラウンドを終える。

クロッティ10−9


9R

今まで何発もカウンターを喰ったが耐えてきたコラレス、
しかしこのラウンド終盤、ついにダウン。
ショートのカウンターを数発喰って力無くロープまで後退、
揉み合いからスリップ気味に転倒。
その後も回復せず、終了33秒前、
左フック→右ストレートをもろに顎に被弾、
力無く後方に倒れ込むダウン。
これで終わりかと思いきや、
コラレスはカスティージョ戦と同じようにマウスピースを
吐き出し、時間稼ぎ。
再開を後らせた後、どうにかしのぐ。
コラレス、右眉尻から出血。鼻血もとまらない。

クロッティ10−8

10R

逆転に賭けたいコラレスだが、
もはや余力は残っていなかったようだ。
終始後退を繰り返し、ペースは完全にクロッティ。
ラウンド2分経過間際、コラレス、
雑に振った右にショート右カウンターを合わせられ、
再び力無くダウン。
そしてまたもやマウスピースを吐き出した為、一点減点。
続行するも、眼に力が無く、気力が完全に萎えている。
クロッティはしばらく大振りのブローで
追い打ちを試みるが、まだ余力がありそうだと
分かると無理をして倒しに行かず、
最後は足を使って試合を終えた。

クロッティ10−7


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