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On Boxingコミュの3.3 ベリオ VS ステイグリッツ

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<2007.3.3>

ドイツ、Stadthalle, Rostock,

 IBF世界スーパーミドル級王座決定戦

○  アレハンドロ・ベリオ (コロンビア)  
     IBF世界ミドル級2位 
     25勝4敗0分(24KO)


     3回  TKO
(ステイグリッツ、3回に2ダウン)

    
×  ロベルト・ステイグリッツ(ドイツ)
    IBF、WBO世界ミドル級一位 
    WBC12位
    29勝無敗(19KO)

<公式採点>
Judge:  Larry Doggett 18-20
     M. Garcia Dr. 18-20
      Alfred Asaro 19-19

ベリオ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=022445
ステイグリッツ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=039345




昨年3月、カルザゲがレイシーとの
統一戦を制した後、一回防衛したのちに返上した
IBFのスーパーミドル級タイトル。

それを巡って争われた決定戦に出たのは、
コロンビアの強打者ベリオと、
これもハードヒッター、ドイツの無敗のホープ、
ステイグリッツ。

両者は2005年にも
同タイトルの挑戦者決定戦で相まみえ、
そこではステイグリッツがベリオを
11回TKOに下している。



現在のスーパーミドル級は、20回防衛を目前にする
WBOのカルザゲ、WBA,WBCの2冠のケスラーが
実力的に抜きんでており、誰がそこに食い込めるかが
注目される。


今回戦ったベリオとステイグリッツは
共にランキング上位者であり、挑戦者決定戦も勝ち抜いた
実力者。

ベリオはコロンビア選手にありがちな、異様にKO
率が高いが(なんと9割9分にせまる!)、穴も多く、
敗戦も少なくないムラの多いボクサー。

ステイグリッツは無敗のホープで、おそらくドイツでも
かなり期待されている選手の1人だろう。


両者共に打ち合うのが好きなだけに、
打撃戦が予想された。



結果と言えば、予想外に早い決着だったか。

KOした回までステイグリッツの勢いに
やや押され気味だったベリオが、
実質右カウンター2発で試合を決めた。


ステイグリッツは、白人にありがちな体の硬い
ハードヒッターで、ガチガチに力をいれて振り回して
いくし、基本的にガードは高いのだが、
打ちに行くとき、やや乱暴になってガードが下がるクセが
ある。ベリオにそこを狙われた格好になった。

一回目のダウンはまだ余力があったが、起きあがり直後、
テンプルにもらった右クロスは効いた。

あの倒れ方だと、回復出来ないだろう。
体が硬いとこういう時に挽回出来ない。

途中まで観てた感じだと、ベリオは大分
パワー負けしてたので、このままずるずると下がりっ
ぱなしになるかと思っていた。
だからスパッとカウンター入れて、
きれいにKOしたのには驚いたな。

コロンビア人って、不利になると
盛り返せないのが多かったし。

そもそも、ラテン系は全般的に集中力にかけるきらいが
あるが(キューバ人は例外)、コロンビアンは
特にそんな印象が強かった。



そんな訳で、IBFタイトルを獲ったのは
ベリオだった。

では、ベリオは対抗馬である
カルザゲ、ケスラーと比べてどうか?

正直、現時点ではどちらとやっても厳しい。

打たれ強い訳ではないし、パンチに
スピードと切れはあるが、体幹とパワー負けする
うまい白人に対し、絶対的に有利にたてる程では無い。

ステイグリッツには隙があったが、ケスラー、カルザゲ共、
ベリオのカウンターをまともに喰うとは思えないし、
そもそもベリオ自体にも穴が多いのだから。

統一戦があれば、八割方負けるだろう。



相変わらず、スーパーミドル級は2強が中心だ。





1R
ガードを固めながら接近し、大振りの右フックや
左ボディを狙っていくステイグリッツと、
下がりながらやや半身になり、
右クロスを被せようとするバレロ。
スティグリッツァ、踏み込みながらの鋭い一発をヒット。
バレロも左に合わせたクロスを軽く当てるが、
全体としてはステイグリッツのプレッシャーが上。


ステイグリッツ10−9

2R

パワーで勝るステイグリッツが積極的に前に出て、
力を入れて強打を打ち込んでいく。
力みすぎてガードが空くところを、
時折バレロのシャープなカウンターで狙われるが、
このラウンドは勢いで上回った。
バレロ、長い手を生かした
伸びがあってキレるパンチを打つので、
一発当たると分からない展開だ。

ステイグリッツ10−9

3R

序盤、ますます力をいれてパンチを打っていく
ステイグリッツに、バレロの右クロスが度々ヒット。
そのまま接近戦で打ち合いに。
ロープ際までバレロが押し込まれるが、
ステイグリッツの左の打ち終わり際、
体勢が戻りきらないところを狙って
右を2発を顔面に直撃させる。
もんどり打ってステイグリッツがダウン。
致命的なダメージではないようだが、再開後すぐ、
右ストレートから左を伸ばした所に
またも右クロスを合わされ、ダウン。
これはテンプルにもらった様で、かなり効いた。
なんとか立ち上がるも、
猛列に追い打ちをかけるバレロに対し、
ガードしたまま反撃出来ないのを観て
レフェリーが試合をとめた。


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