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『世界の肖像』コミュのジョセフ・コニーのクリスマスプレゼント

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コンゴ民主共和国の北部、
スーダンとの国境に近い
バタンデ(Batande)村。


12月25日、
教会のクリスマスのイベントには、
村中の人が集まっていた。

朝のミサが終わり、
みんなで昼食会を開いているときに、
ウガンダの反政府武装組織、
LRA(神の抵抗軍)がやって来た。


LRAは、教会に集まっていた人たちを、
男性や男の子のグループと
女性や女の子のグループに分けると、
人々を縛りあげた。


そして、男性と男の子のグループを、
教会から40メートルほどのところへ連れて行くと、
すぐに、彼らの頭を、
棒や斧などで殴りつけ、殺した。


それから、女性と女の子のグループを、
茂みの中へ連れて行くと、
レイプし、
そして、同じように、
頭をたたき割って殺した。


この村で、80人以上が殺された。



昼食会に遅れてきた72歳の老人は、
異変に気づき、茂みに隠れて難を逃れた。

しかし、決して幸運だったとはいえないだろう。

彼が、そこで目にしたのは、
自分の妻と、子どもたちと、孫たちが、
次々と殺されていく光景だったのだから。


この村で生き残った者は、
たった6人だった。


また、LRAの別のグループは、
クリスマスの日、
ファラジャ(Faradje)という村で、
少なくとも143人を殺害し、
160人の子どもたちを誘拐した。

それから、940の家と3つの小学校、
そして、9つの教会に火を放って焼き払った。



ウガンダ政府と、
20年に渡り内戦を行っているLRAは、
その残虐行為と「子ども兵」で、
世界的に有名となっている。


ウガンダ北部やスーダン南部などで、
子どもを誘拐し、
兵士に、労働力に、
自分たちの盾に、
そして、性的な奴隷としている。



リーダーのジョセフ・コニーをはじめ、
LRAの幹部たちは、
国際犯罪法廷の容疑者となっているが、

昨年、行われていた、
LRAとウガンダ政府の停戦協議では、

LRA側が、停戦合意の条件として、
ジョセフ・コニーをはじめとする
LRAの幹部たちの罪の免除を求めて、
結局、停戦協議は失敗した。


その後、LRAは、再び、虐殺と略奪を開始した。


ウガンダ政府軍は、
コンゴ民主共和国や、関係各国の軍隊と共に、
去年の12月14日、
LRAの拠点に対し、総攻撃を実施、
70%を破壊したと発表した。


それに対し、LRAは、
いくつかの小さいグループに分散し、
そして、クリスマスに、攻撃を開始した。


年があけて、今も、LRAの殺戮は続き、
人権保護団体 Human Rights Watchによれば、
クリスマスから始まったこの虐殺の
死者の数は、1月13日までに、
620人を超える。

また、別の団体によれば、
350人の子どもたちが誘拐されたという。


小さな子どもたちは、
無理矢理、頭を
胴体からもぎ取ろうとされ、

多くの人たちが、
身体を切断されたり、
頭を、棒や斧などで、たたき割られ殺されている。



虐殺の現場を取材した
ウガンダ・デイリー・モニター紙の記者は、
「子どもや女性たちの、切り刻まれた死体が、
 教会の中や外に、ゴミのように散乱していた」と語った。



国連の推計で、
11万5千人が、難民となっているが、
その多くが、LRAの攻撃をおそれ、
ジャングルや茂みなどの中で隠れたまま
身動きが出来ないでいるという。


現地をヘリコプターで査察した国連の職員は、
「雨をしのぐ場所も毛布もなく、
 みんなぼろ布に身をくるんで、
 飢え、弱っている様子に、
 われわれは、とてもショックを覚えている」
と、語った。



そんなLRAのジョセフ・コニーから、
新年の挨拶が送られてきた。

それは、
再び「停戦しよう」という呼びかけだった。


もちろん、停戦の条件は、
ジョセフ・コニーたちの免責だ。


--------
関連リンク
BBC
LRA rebels commit new atrocities
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7834242.stm
Ugandan LRA 'in church massacre'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7802804.stm
Uganda rebels in fresh truce call
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7824084.stm
Christmas massacres 'killed 400'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7804470.stm

Washington Post
LRA rebels in Congo turned more deadly by offensive
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/01/13/AR2009011301586.html

Human Rights Watch
DR Congo: LRA Slaughters 620 in ‘Christmas Massacres’
http://www.hrw.org/en/news/2009/01/16/dr-congo-lra-slaughters-620-christmas-massacres

国連
MONUC(UN Mission in DR Congo)
Uganda rebels killed over 500 civilians in DR Congo: UN
http://www.monuc.org/news.aspx?newsID=19867


UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
visits Congolese towns attacked by Lord's Resistance Army
http://www.unhcr.org/news/NEWS/496385334.html
Congolese survivors of LRA attacks appeal for protection and aid
http://www.unhcr.org/news/NEWS/4970709d4.html


ウガンダの子供兵士についてのドキュメンタリー
Invisible Children
http://invisiblechildren.com/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=295694

----
『世界の肖像』より
LRA関連
「どうか、全力で、世界の人々に伝えてください。」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14887691&comm_id=1808806

ウガンダの二人の女性1
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18414007&comm_id=1808806

ウガンダの二人の女性2
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18667663&comm_id=1808806

キャサリンとハーメルンの笛吹き
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35354609&comm_id=1808806

---
写真
LRAにくちびるを切断された女性

コメント(11)

リンク貼らせて頂きます。
うん、がんばろう。
ミッシェルさん、こんにちは。
なかなか目に留まらない世界の事実を教えてくださって、どうもありがとうございます。

昨年の2月23日、2006年夏から続いていた和平交渉で、ウガンダ政府との本格的な合意にいたったようだというニュースを聞いたときは、嬉しかったのですが、その後、LRAは隣のコンゴで残虐行為をしていることを知り、落胆を覚えています。

ジョセフ・コニーとLRAのやり方は、本当に許せないです。
自分たちが弱体化しても、子どもを誘拐するので、兵士の補給には困らない状態。
誘拐する子どもも15歳以下で、麻薬と恐怖とでコントロールする。
襲った村の15歳以上の人たちには、残虐に殺すか、殺されずにすんでも、恐怖を植え付けるために、ミッシェルさんが載せてくださった写真の女性のように、体の一部を切断します。
特に男性は、武器が持てないようにと手を切断されることがあります。

子ども兵士には、他の子ども兵士が規則に従わないと殺させたり、自分の親や家族をも殺させたりします。
食事は大人たちが食べた余り物しか与えないし、怪我をすれば置き去りです。

翻って、ゲリラとの和平は難しいですね。
かつてのアフガニスタンやシエラレオネでも“恩赦”が問題となりましたし、
出口の見えない交渉は犠牲者を多くするばかりですね。

いつも、自分のもどかしさを覚えるばかりですが、せめて、ミッシェルさんが教えてくださっていることは、世界の遠いところで起きているのではない、今、ここで起きているのだという感覚を身に付けたいと思っています。(長くなり、すみません)
許せない行為です!
生き残った6名の方は、その殺戮の中生き地獄をみたことでしょう。
ゲリラとの和平はとても難しいですよね。だって気が狂った人たちなんですもの。
写真の女性、、可哀想で可哀想で涙がでちゃいます。。。
ジョセフ・コニーたちの言いたい事は痛いくらいに分かる。
「罪を免除しなければ同じ事の繰り返しになるぞ。。。」

いったい何が出来ますか?
何か深い絶望を叩き付けられたような気持ちです。

平和的な解決なんて本当にあるんでしょうか?

村ごとに警備隊を置きますか?
まず不可能でしょう。
キャンプにまとめて守るのも
現実的には数的に相当難しいのではないでしょうか。

村に自衛のための武器を与えますか?
武器をLRAに奪われるのがオチでしょう。

LRAの賢いのは銃器を人を制圧する時に使い
実際に殺す時はこん棒や斧を使うという点でしょう。
武器の供給を絶ってもなかなか壊滅はしないのではないでしょうか?
そもそも完全に絶つ事は難しいでしょうし。

結局、力には力で対抗するしかないのでしょうか?

戦争は多くの犠牲者を伴うでしょう。
兵士の数が減れば、彼らはさらに子供達を誘拐するでしょう。

それでも本当にLRAの制圧が出来るのであれば
やる価値があるのかもしれません。

結局、アメリカの武器会社に
踊らされているような気がしてしまいます。。。

もし、ウガンダで解決しても
また次、また次と同じような問題が出てくるような気が。。。

世界からあらゆる武器がなくなる事を心から願います。

武器を売る人の欲望、その武器を使う人の欲望。。。
本当に人の欲って恐ろしい物だと思います。


ジョセフ・コニーたちは、
仮に罪を免除されたら
次にどのような行動を起こすのでしょうか?

結局、同じ事の繰り返しになるような気がします。
武器がある限りは。
この文章を読んでいくとあまりに惨過ぎて、酷すぎます。
こうして、今私がPCを見ている時にもどこかでこのような酷い事が行われている。何とかならないのでしょうか・・・。
私たちが出来ること。考えさせられます。
世界の人々が平和で安心して暮らせる様になりますように・・・。
いつもありがとうございます。
ちょうど、コンゴの事を知りたいと思っていました。
日記に転載させて頂きます。
また 後から日記に書かせて下さいませね。
こんばんは。
はじめまして。わーい(嬉しい顔)

ウガンダのケースは、国際刑事裁判所(ICC)の最初の事件の一つになっていて、今後この裁判所がきちんと悲劇の再発防止機構として機能できるかを試す、重要な試金石になっています。指輪
裁判所の批准国である日本の国民として、少なくともやらないといけないことは、事態から目を反らさないことです。目
このようなケースの積み重ねが、裁判所への国際社会の信頼となって、やがてはパレスチナのように最も難しいケースの解決にも、つながっていくので…。三角(右)
そういう僕は、まず現場で働くために医療技術を学んでいて、将来ICCなどで働けるように法曹資格を取りかけているのですが、まだまだ前途多難なので、みなさんと共にこれからがんばらせていただきます。力こぶ
ガザに気をとられている間にこんなことが起きているとは・・・

ロシアではチェチェン側に立って居た弁護士が暗殺されたし・・・

何で、日本のマスコミはこういうこととり上げてくれないんだ・・・

 
“HIVと共に生まれる ウガンダのエイズ孤児たち”
world vision http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=009&bbs_id=64008669
 

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