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『世界の肖像』コミュのXOパソコンデビュー

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100ドルパソコン($100 laptop)…
…というものを、聞いたことがあるだろうか?


今、地球上では、
ある場所では、子どもたちが、
パソコンを日常的に使うようになってきている一方、
別な場所では、
3人に1人が、小学校さえ終了できずにいる。

アメリカでは、年間80万円の教育費を、
子ども1人に使っている一方、
ある国では、子ども1人のために、
年間2500円の予算さえ使えないでいる。


そんな、世界の子どもたちに、
新しい教育手段を提供するために、
安いノートパソコンを作ろうというアイディアが、
2002年、提唱された。

そして、当時、マサチューセッツ工科大学の研究者だった
ニコラス・ネグロポンテを中心に、
「One Laptop per Child (OLPC)」…
…「1人の子どもに1つのパソコンを」という
NPOが発足した。


100ドル…およそ、1万2千円ほどのパソコン。

この、ハードディスクドライブも、
CDもDVDドライブもない、
7インチの小さなスクリーンのパソコンを、
マイクロソフト社のビル・ゲイツは、
デザインが悪いし機能も足りないと一蹴し、
インテルのチェアマンのクレイグ・バレットは、
「100ドルのおもちゃだ」と言い放った。


また、衛生設備とか水とか健康を
保障することに力を入れる方が、
パソコンなんかより大事じゃないか…
…という声も上がった。


そんな意見が出るたびに、ネグロポンテは、
決まって、こう言った。

「これは、パソコンのプロジェクトじゃないんだ。
 これは、教育のプロジェクトなんだ」

そして、このプロジェクトの重要性を説いてまわった。


そして、それは、少しずつ実を結んでいった。

2005年には、
前の国連事務総長、コフィ・アナンが、
「子どもの教育の新しい前線が開かれた」語り、
2006年には、国連開発計画(UNDP)が、
この計画の支援を表明するなど、
この活動に対する期待が高まって行った。


そして、100ドルパソコンは、
昨年のリビアなどの試験の導入を経て、
ついに、構想から5年たった今年、
2007年10月、
「XO」という新たな名前を得て、
大量生産ラインから、
本格的に発展途上国に出荷される。



また、今年2007年になり、
インテルも、
OLPCの100ドルのパソコンに対抗する
「クラスメート」と呼ばれる
低価格パソコンを発売すると表明した。



XOの主な内容
・AMD社製の超低電力CPU 433MHz
・256MB SDRAM メモリ
・ハードディスクドライブの代わりに、
 1GBのフラッシュメモリ
・デジタルカメラ、ビデオカメラ
・SDメモリカードスロット
・USBポート
・クラスや学校に一台サーバーを置けば、
 それにバックアップするなどのオンラインシステムを
 Googleが提供
・OSは、レッド・ハット社のLinuxで、サイズは130Mバイト
・ウェブ・ブラウザは、Firefox
・マイクロソフト社のワード互換のワープロや、
 PDFリーダー、メディアプレーヤーも標準で装備
・ゲームに、音楽制作プログラムに、お絵かきツール
・スクリーンの横に「ウサギの耳」と呼ばれる
 2本のWi-Fiアンテナを装備、
 2キロ離れた場所との無線LAN通信が可能
・メッシュネットワーク(Mesh Network)という
 パソコン同士が直接通信するシステムを装備
 (インターネットが無くても、各パソコンと、
  通信やファイルのやり取りができる。)
・スクリーンは、当初よりも少し大きくなって7.5インチ
 フルカラーモードと、
 低バッテリーの、モノクロモードが切り替えられる。
・スクリーンのバックライトなど、
 簡単に交換可能なように設計されている。
・電源は、電化されていない地域でも活用できるように
 太陽光発電パネルや車からの充電、
 手で回す方式の充電から、
 自転車のようなペダル式の充電もサポート
・完全防水のキーボードは、
 タイ語やアラビア語、パキスタンのウルドゥ語など、
 世界各国の言語に対応、
 Caps Lockキーなどをはずし、
 その他にグリーンキーや、"view source"キーなど、
 便利キーを追加
・パソコンを閉じれば完全防水防塵
・1.6メートルの高さから落としても破損せず、
 10分間、水に浸かっても影響が無い。
・外観の色は400色用意され、
 子どもたちが自分のパソコンを
 色で見分けることができる
 

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関連リンク
OLPCのサイト
http://www.laptop.org/
日本語
http://www.laptop.org/index.jp.html

BBC
Factfile: XO laptop
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/6679431.stm#screen
'$100 laptop' production begins
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/6908946.stm



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『世界の肖像』関連
10年前、そして、これからの10年
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=278535638&owner_id=5766188

Can't you see what our love has done?
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=285072412&owner_id=5766188

必要なものはもう、すべて、そろっている
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=309688575&owner_id=5766188

See this little girl?
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=208518415&owner_id=5766188

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写真
1.2.
ナイジェリアの子どもたち
3.
タイの子どもたち

コメント(56)

読んで切なかった。

情報、大事ですよね。
子どもたちが、自分の境遇に気づくこと。
根本的に改善していくために、何より大事だと思います。
>21:まっちゃん さん
当然、その可能性もあるでしょう。
でも、こういったプロジェクトを試験的にでもやっていかないと、いつまでも後手後手の対策ばかりになってしまいます。
そういったことが将来起こらないようにするためのプロジェクトでもありますし…。
教育環境にパソコンは最良の学習材ですね。
メッシュネットワークで通信して学ぶ文字や数字。
それに全部の教科書、図鑑がそこにあるから、
子供たちの目目がらんらんと輝いている光景が浮かびますよ。素敵だと思います。

ちなみに・・・マイクロソフト社のビル・ゲイツ人影ドル袋は、デザインが悪いし機能も足りないと一蹴しインテルのチェアマンのクレイグ・バレット人影ドル袋は、「100ドルのおもちゃだ」と言い放った。 だってー?
と、いうか・・・
グレードアップしか考えていない、いかにも固い頭の人の言葉だなぁと思いました。
先走りVistaはひとまず横において、このパソコンから原点に立ち返ることを学んでもらいたいものです。
充電や防水防塵のことなど、活用される地域のことまで考えてあって、心憎いですね。
このパソコンが、誰かさんの言うように、たとえ「おもちゃ」であろうと、子ども達の教育に大きく寄与するものになる可能性は大きいと思います。
何だかこの記事、自分が始めてパソコンに触れた時のようなドキドキワクワク感がありました。
少しでも多くの子供たちが、学べる機会が増えるのであれば、素晴らしい事だと思います・・・。

ふ〜む・・・発電施設さえ確保できれば、
教室の代わりになって活用できる可能性はありますね。
純粋に、非電化の立場から反対する人がいても
それはそれで互いの意見をつき合わせてみて調整できればいいでしょうね。
おめでとう!! って感じです。(^^)

小さな一歩かもしれませんが、画期的なことですね。
これで子供たちが世界と繋がるきっかけになれば、
そして夢や希望を持ち、それを叶える手段になることを願います。
教育の可能性をグンと広げるツールとしてパソコンは最適だと思います。
ハード面の供給にあわせて、技術者や指導者、教師など…ソフト面の支援にも、これを契機に一層力が入れられると良いなと思います☆
すごいですね。まさにネグロポンテさんの善意と熱意の賜物ですね。

マイクロソフト社のビル・ゲイツがデザインが悪いし機能も足りないと一蹴し、 インテルのチェアマンのクレイグ・バレットが「100ドルのおもちゃだ」と見下げたのに対し、ネグロポンテさんが「これは、パソコンのプロジェクトじゃないんだ。これは、教育のプロジェクトなんだ」と毅然として主張したところに、半端じゃない自信を感じます。とてもカッコイイ指でOK
とても反省しました。我が家も子供への教育費は異常な額です。
わたくしは自分のものはさておき、子供へとつぎ込んでおります。
その一方で綺麗な水すら飲めない子供達があふれているんですものね。。
その安いPCは玩具ではないと思います。教育はきっと貧しさを救ってくれると思います。人間まる裸になっても教育という目に見えないお洋服さえあれば立ち直る事ができると信じております。
ステキ☆素晴らしい!!

こんなプロジェクトがあったなんて。
しかも結構いっぱい機能付いてるし、本当に素晴らしい。
少しでも多くの子供達に普及して、もっともっと広まって欲しいです。
悪くないおもちゃですね。
耐久性や発電といったことも考えると、やはりここまでしか値段は抑えられないんでしょうね。

うまく生かせるといいですね、そもそも文字の読み書きから教えなきゃいけない、これを使える時間と安全を確保しなければいけない、などと、課題はまだまだ山のようにあるでしょうが…
安くとも立派なPCですね、なかなかな物です。
一人でも多くの子供達がこのPCに触れる事が出来るといいですね。
ウィンテルのやつらは、口先では「世界にコンピュータを普及させて人々の生活を豊かにする」などと言っていても、結局自分たちがお金儲けしたいだけだというのが証明されましたね。

だって、彼らだってやろうと思えばこういったことが出来たはずですよ。でもやらなかった。やろうと考えたこともないでしょう。

さすがにGoogleは世界政府を作ると言っているだけのことはありますね。
これだけのパソコンが100ドルとは良心的ですねわーい(嬉しい顔)
Intelの動きをネットのソースで追ってみましたが…、やはり「協力」という名で、やはり未来の市場の確保をしたい、ライバル会社にこの分野で水をあけられたくない、という思惑が見え隠れしてますね…。
OLPCのXOの良い所は、最低限必要な機能を、現地の環境に即した形で安価に提供しようというところで、そういった所をうまくIntelが汲んでくれるかどうか…。結局、資本による支配に行き着いてしまうのでは?と危惧してしまいます。LinuxもRedHat社ですし…。
しかしながら、より安く安定的に製造するには、こういった大メーカーの協力も有効であるのも確かでしょう。いずれにせよ、ネグロポンテ氏が理想を強く保ち続けられる事を願うばかりです。
なんやかんや言っても、素晴らしいことは素晴らしい!!
このパソコン、初めて知りました。
子供達が "面白い" "格好いい" "つながる" という体験を通して、世界に通じる扉を開くきっかけになれば、素晴らしいです。
日記にこの記事を refer させてもらいます。
このプロジェクトに注目しています。
計画が順調に進めば膨大な数が生産されるOLPC ですからウィンテル陣営も指を咥えているわけにはいかないでしょうね。
ウィンテルに換骨奪胎されプロジェクトの進捗に支障が出ないかと危惧していましたが、ここまでくれば、あまりアコギなことも出来なくなったかな。
ネグロポンテ氏たいしたものですね。
子供だって、世界を知る権利があるはず!
たしかに、先進国の品物は・・贅沢品。

パソコンも先進国からみたら
そういう解釈も分かるケド・・・。
でも、知らなかった世界が開けるのは
とっても大事。

このミクシーで、ミッシェルさんに会えたコトも
初めて、TVのニュースでも知らなかった
事件も知るコトが出来た。

子供達が、世界の扉を開けて見た
そんな時期が、早く来てほしいと
願ってます。o(^-^)o
「また、衛生設備とか水とか健康を
 保障することに力を入れる方が、
 パソコンなんかより大事じゃないか… 」

という感想もあるけど、教育を支援するという
意味では喜ばしいことだと思う。すげ〜。

ただ単に利益を追求するだけじゃなく、こうい
った企業がもっともっと増えてくれればいいなぁ。
以前パソコンショップで働いていたので、マーケティング的に見てしまうのかも知れませんが・・。

先進国のパソコンの需要はすでに頭打ちになってきています。これから爆発的なコンピュータの需要はないだろうと言われています。

それに比べて発展途上国でのコンピュータの普及、需要はこれから爆発的に増えるだろうと言われています。
逆に言うと、これからこのマーケットに入り込めない会社は、生き残れなくなっていくのでしょう。
わたしは留学までして勉強させてもらっています。
恵まれた環境の中で学んだことをこういう活動に変えて還元したいです。
1人の人のメッセージが広がって賛同者が増えて協力者に変わって幸せが広がるってとてもステキです。
どの環境に生まれたからって学ぶ権利はあります。
子ども達に学ぶチャンスが巡ってきたのはすばらしいことですね♪
アフリカ現地から送られるニュースや、アフリカの方々から直接伺った話によると、携帯電話の普及のおかげで、起業できる人が急増しているそうです。
「援助」に頼るのではなく、自分でも何かできると感じられるのって人として大切だと思います。

ま、某国とその隣国のネットカフェから欧米諸国に発信される詐欺メールに引っかかって、お金をふんだくられた人が北米でも後を絶たないので、中にはきっと怪しい商売もあるのでしょうが。。。

折り畳める太陽電池を配給する団体がいることで、充電できたり、電気が使えるような地域も世界中で増えている。

もちろん、商業主義が見え隠れする部分があるかもしれないけど、じゃあ商業主義っぽいのはダメだから全部辞めようよってなっちゃったら、状況は変わらない。下手したら後退しちゃうかもしれない。
ポイントはそこじゃなくて、相手の立場に立ってやってみたことにあるんじゃないかな?

上手く言えないけど、開発=援助してあげるじゃホントの意味で力になり得ないんじゃないかと。相手に対して人としてのRespectがないと。
100ドルのパソコンいいですね。
意図ですね。成し遂げられること、あきらめない事って素敵ですね〜
いつも、ミッシェルさんの日記を拝見しております。
いろいろな情報をいただき、ありがとうございます。

さて、今日、この日記を拝見してビックリしました。
丁度、私も同じような事柄のブログをUPしたところでした。

「Did You Know?」という動画についてです。
ご存知でしょうが・・・念のため添付いたします。
パソコンhttp://jimaku.in/w/pMcfrLYDm2U/F_x1hmterWpサーチ(調べる)

この動画での世界のフラット化は進んでいるのだと
ミシェルさんのXOパソコンについての日記を拝見して
繋がったと思いました。

本当に、フラット化するということは、
貧しい恵まれない子供達の教育上は、素晴らしいことですね!

然しながら、同時に数年後、私たちが考えつかない
ネット犯罪も増えるということもあるのでしょうね。

そして、私たちの脳はパソコンに支配される
即ち、一部の人間に操作される可能性を秘めているということもある気がしてなりません。

貧困の子供達が知的レベルをあげ、
平和な世界となることを一番祈っておりますが・・・!


充電サポート、完全防水防塵、外観の色は400色

まさに、誰のために作ったパソコンかがよくわかります。

思いやりのあるパソコンですね。

Compassionate PC!

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