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『世界の肖像』コミュの男の子とビスケット

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兵士たちは、
お父さんとお母さんを、
目の前で殺した。

そして、言った。
「お前が、俺たちの仲間かどうか証明しろ」。

そして、男の子に銃を渡した。


目の前には、
男の子のおばあちゃんがいた。

おばあちゃんは言った。
「わたしの坊や、どうしてわたしを撃つの?」

男の子は言った。
「俺は、あんたの坊やじゃない」。

男の子が7歳のとき、
初めて人を殺した。

そして、この男の子は、3年間に、
50人もの人びとを殺した。


善悪の判断が流動的な次期の子どもは、
少し脅かして、薬物を与えれば、
まるでテレビゲームをするように、
人を殺した。

そんな子ども兵士を、人びとは恐れた。

「やつらは、善悪も知らず、
 慈悲も同情も知らない。」

ここシエラレオネでは、
子どもたちは、
最強そして最悪の兵器だった。



1999年、国際人権保護団体、
Human Rights Watch が発表したリポートの中に
次のような記事がある。
http://www.hrw.org/reports/1999/sierra/SIERLE99-05.htm


24歳のザイナバ(Zainab)さんは、
夫と一緒に、お店を開いていた。

ある夜、一人の少年兵が、銃を持ってやって来た。
彼は10歳だった。

「男の子は、わたしの夫に、
 彼の司令官がお腹をすかしているから、
 ニワトリを一羽よこせと言いました。

 夫がニワトリを捕まえに言っている間、
 彼は座って待っていました。

 男の子は、痩せていて、疲れきっているようでした。

 わたしは、男の子に、
 お水とビスケットを持っていきました。

 男の子は、疲れて弱っているんだと言いました。

 そして、その子は、
 ニワトリを持って立ち去るとき、
 『ありがとう、奥様』
 そう言って行きました。」


その後、それを聞いた近所の人びとは、
ザイナバさんが男の子に、
ビスケットをあげたりしたことを非難した。


「わたしは、あの子が、
 反政府軍の兵士かどうかなんて
 気にしない…って言ったわ。

 だって、あの子だって、
 誰かの子どもなのよ。

 もしかしたら誘拐されたのかもしれないわ。

 神様は、
 彼らがあの子に何をしたかを
 知っていることでしょう。

 わたしは、あの子を、
 彼らの元から引き離して、
 隠してしまいたかったわ。


 だって、あの子は、
 幸せそうではなかったから…。」



シエラレオネでは、
1991年から2002年までの
11年間の内戦で、
5万人以上が死亡し、
人口の半数が難民となった。


また、世界中で、
20万人〜30万人の子どもたちが
今現在も、
戦争の「武器」にされている。



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関係リンク
BBC
Children - weapons of war
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/from_our_own_correspondent/303994.stm

Human Rights Watch
Sierra Leone
Getting Away with Murder, Mutilation, Rape
New Testimony from Sierra Leone
July 1999, Vol.11 No 3(A)
http://www.hrw.org/reports/1999/sierra/index.htm#TopOfPage


☆子ども兵士関連
「どうか、全力で、世界の人々に伝えてください。」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14887691&comm_id=1808806
「おまえは、兵士になるか」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=272918005&owner_id=5766188
子どもたちは戦場へ行った
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=273765222&owner_id=5766188


☆シエラレオネ関連
アフリカのヨイトマケの唄
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16177118&comm_id=1808806
ダイヤモンドと愉快な仲間たちの物語
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15732511&comm_id=1808806
『パパの手を切らないで!』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=292180097&owner_id=5766188

ブラッド・ダイヤモンド Blood Diamond
レオナルド・ディカプリオ主演映画
http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/

アムネスティ・インターナショナル
紛争ダイヤモンド アクション
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=959


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写真
シエラレオネの子ども兵と
解放された子どもたち

コメント(57)

僕は子供ができてから、プライベートは全て子供に捧げれるまで自分自身が変わりました。
その影響力を戦争に使うなんて・・・・・
やはり自分の出来る事は何かしていかないといけないですね。傍観者として人生を終わらせたくないです。
絶対に駄目だ!!

どれだけの可能性、夢をうばうことか!!!
未来をうばっているのは人間だけですね。
少年兵は「兵士」ではなく「武器」なんですね・・・
だから子供達の心は無視して、物のように扱う。

悲しい現実だけど、“悲しい悲しい”ばかりは言ってられない。
何か救いの手を差しのばさなければ、、、まずはこの事実を知ることが大切なんですよね。
子供のころってその人を作るうえで一番大切な時期で
一番一生に影響する。その大切な時期に大人たちは子供に
よく平気でそんなこと言えるな!!
そう子供に教えた大人もまた子供のころそういうことやらせれてたのかな?
なんか悔しいし腹が立つヾ(*●Д●)ノ゙
はじめまして。

映画『イノセントボイス』を思い出しました。
こどもたちを兵士にしているのは、私たちだと思っています。
兵士たちは自分の子どもも同じようにするのか、兵士たちも 同じように誘拐され育てられ、同じことを繰り返すのかと 考えました。善悪のラインも 人情も 人として生まれてきたのに 持っていないなんて、本当に惨めだと思う。

いつもありがとうございます。
神様は、
 彼らがあの子に何をしたかを
 知っていることでしょう。


ザイバナさんの暖かい心に触れることで、
少年が何かを感じてくれることを願います。

悲劇の連鎖を断ち切っていくこと。
こういった小さな愛が大事なんだと思います。
初めて読ませていただきました。
実にシンプルで分かりやすく、心を打たれました。

日本という経済大国で生まれながら、その意味を考えずに過ごした日々が長すぎたように思います。
ミッシェルさんはどこでこのようなことを知り、書かれているのか全く分かりませんが、知らせることはとてもすばらしいことだと思います。ぜひ続けてほしいです。
僕も頑張ります。頑張っています。
善悪を知らない子供に、悪いことを教えてしまうことが、きっととても危険なことなんですね。
子供のうちにこそ、いいものに触れてもらっていいことを覚えてもらえるような、そんな世の中になればいいなと思います。
それが、今すぐに私たちでもできることかな、と思いました。
はじめて書き込みします。

昔イギリスに住んでいたときに、
シエラリオネからの難民の男の子と知り合い、
友達になりました。ちょうど内戦が始まった年でした。

恥ずかしいことに、無知な21歳だった私は、
アフリカのどこだっけ、その国?程度しかの知識が
ありませんでした。

彼の話を聞く内に、あまりにも想像を絶する世界
のことなので、最初はフィクションなのでは?と
疑ったくらいでした。

今から思えば、ロンドンに難民として
内戦勃発以前に移住できた彼と彼の家族は
幸運な方だったのでしょう。

しかし、未成年でなくては家族と一緒に
難民として来られなかった彼が、
実年齢をいつわり、どこかびくびく
くらしている姿を見ていたら、
内戦の渦中にいなくとも、戦争の傷跡は
彼らについて回るのだと悲しくなりました。

親戚を残してきた彼ら家族、
どうぞいま現在、生きて幸せに暮らしてますように・・・

そして戦士として生き延びる道を選ばされてしまった
子供たちに、その恐怖を麻薬の草で紛らわすしかない
彼らに、早く安全で幸せな生活が選択できる社会が
おとずれますよに・・・

なにか自分にも出来る事がないかと、
考えさせられる毎日です。
こんな踏み絵みたいな事をさせてるんですね
子供も可哀相だけどおばあちゃんの心がもっと可哀相・・・
「何で」という疑問を残して死んだらなかなか
成仏できないんじゃないかな〜(宗教知らんけど)
こういう人の気持ちを踏みにじるようなやり口は
直接的に命を奪う殺人と同じくらい卑劣ですよね?
孫に殺される現実をどう受け止めろというのか
孫に撃たせることで心を命と一緒に踏みにじっていますね
許せないし悲しい!

内戦中の国や借金漬けで搾取されつづける国の
子供達はバラックで暮らしながらどんな大人になるのだろう
とたまに考える事があります・・・
空き屋で寝泊りしていた事がある自分でさえも
悲惨のケタが違いすぎて想像つきません
昨日やっと「ホテルル・ワンダ」を視る事が出来ました
主人公の逞しさに憧れてしまいました。

ご本人が来日されたそうで、一目見たかった〜!
あの人は亡命先でどんな活動をするんだろう・・・

私はいつか第三世界に学校を建ててあげたい!
100万円寄付すると学校は出来るそうですが
寄付するだけでなくて作るのを手伝いたいです
(ただし安全な国でないと無理)
内戦の国は私には無理ですが!
結局は

人間の欲望に

人間が犠牲に

なるということではないでしょうか。


環境破壊も戦争も貧困も暴力の元凶は


全て我々人間でしかありません。


抽象的な文書ですみませんが、こう思うのは私だけでしょうか?
善悪がわからない、小さな子供達が、戦争に使われて、そして、幸せな経験も無いまま、亡くなっていく・・・。
切ない事です。
平和ボケしている、日本ですら、ゲーム感覚で人を殺めてしまう少年のニュースが昨今、聞かれるようになりました。
もっと、もっと命の重さ、大切さを一人一人が考えなくてはいけないのかもしれませんよね
世界人類が平和でありますように。
軍産複合体が消滅し
戦争工作がなくなり
為替レートなどの自己中心的なシステムを
我々の国々が放棄しますように。
国民が自己中心主義を捨て
平和主義の政党に投票するようになりますように。
違憲な戦争主義政党ばかりでなく
平和主義の政党ばかりになりますように。
これを読んだ人々が
自分たちの一挙手一投足がどのように輸出国に影響しているか考えて
マスコミ・コマーシャルに洗脳されず
テレビ番組におかされず
まっとうな倫理観から投票できる賢明な人となりますように。
わたくしたちの天命がまっとうされますように。
こどもを使った自爆テロのニュースが掲載されていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000042-jij-int
ショックです。
涙が止まりませんでした。
私は精神病で生活保護を受ける身です。
世間様が考え思う様に、決して緩くない生活をしています。
1日一食のこんな私でも、
しかし、彼・彼女等を思うと、月に3千円程の貯金が何にもならないと思いますが差し出さねば。と揺り動かされます。
是非、寄付サイトがありましたら教えて下さい。
この事実をいろいろの人に
知ってもらいたく
私の日記に
引用させていただきました
よろしかったですか???
私の尊敬する人の中に水谷修先生がいます。
水谷先生はこう言っています。「子供はみんな花の種です。
親や学校の先生をはじめ、社会全体できちんと育て、時期を待てば必ず美しい花を咲かせてくれます。もし花を咲かせることなく、しぼんだり枯れたりする子供がいれば、それはまぎれもなく大人のせいであり、子供はその被害者でしょう」と・・・

私たち大人はとかく自分たちの生活や周りしか見えなくなることがあります。でも、思います。
誰もが優しさをもっているはず、その優しさを少しだけでいいからこれから未来のある子供たちにそっと差し出してみませんかと・・・
ボランティアでも募金でも、例えそれができなくても慈しむ気持ちをもっていきたいですね。
私にできることは限られていますが私は看護師として精一杯お手伝いしようとおもいます。
この事が人の心に響く事を祈りますが、関心のある人以外届く事が出来ない世の中に疑念をもっています。

もっと多くの人が強く関心を持ち、商売としては無く真にボランティアで動く事が出来る日本人が増える事を…アメリカに比べて日本の募金は一桁減るそうです(総人口数の比とは考えないでください)最近本当に身近な人間には話す様にしていますが、その事が徐々に噂になり広がる事を祈っていますがしかし、それも他力本願になりそうな気が…これから自分で出来る事を増やしていきます!!!
男の子とビスケットのリポートを基に書いた童話『ビスケットと少年』が、本になりました。
日本児童文学者協会編集の《おはなしのピースウォーク》シリーズ第6巻『こすもすベーカリー物語』に収録されています。

http://www.bk1.jp/product/02956363

舞台を、わたしが住んでいたことのあるスーダンにしましたが、少年兵の話は他のアフリカの国やアジアの国でもあることなので、あえて国名は出さずに寓話として読んでもらえればいいな、と思っています。

このシリーズは反戦平和を共通理念とするもので、過去の戦争、今起きている戦争、そして将来起こるかもしれない戦争の話が書かれています。
ぜひ、みなさんに読んでいただきたいと思っています。
図書館へのリクエストを、お願いします。
何度読み返しても、涙が溢れます。

知り合いにこの話しをしたら「この時代に?」と、半信半疑でした…。

今、この時間も…。

少しでも世の中が幸せになるように、自分も出来る事から行動します。これからも色々勉強します!

■児童兵の撲滅求める「パリ・コミットメント」■

軍隊による子どもへの戦闘強要を止めさせることを目指す国際協定「パリ・コミットメント」の署名国が100か国になった。

世界では軍や民兵組織に数十万人規模の子どもたちがいると言われている。
パリ・コミットメントにはこの1週間で、新たに5か国が署名し、署名国は100か国に達した。

国連総会開催中にアンゴラとアルメニア、ボスニア、コスタリカ、サンマリノが新たに署名したことが、コミットメントの会合で報告された。

児童兵の徴募の阻止、紛争の影響を受けた子どもたちの保護、戦闘を強要された子どもたちの社会復帰を支援するためのガイドラインとなる「パリ原則」は、2007年にフランスで行われた会議で採択された。

2010年には、国連児童基金(ユニセフ)その他の機関の協力で、軍や武装グループに入っていた子ども約1万人の解放と社会復帰が進められた。

アフガニスタン、ブルンジ、中央アフリカ、チャド、コロンビア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、イラク、ミャンマー、ネパール、フィリピン、ソマリア、スリランカ、スーダン、ウガンダは過去の経緯、あるいは現在の状況から、児童兵問題の国連のブラックリストに掲載されている。
なお、これまでに署名を拒否した国には、中国、ロシア、パキスタンなどがある。


参照
AFP 2011年9月27日
http://www.afpbb.com/article/politics/2831138/7840349

『ぼくは13歳 職業、兵士。 あなたが戦争のある村で生まれたら』
鬼丸昌也 小川真吾
2005年 合同出版
■食料・武勇求め少年兵に DRコンゴ■

◆徴集禁止法、効力なく
コンゴ民主共和国の東部では多数の武装集団が入り乱れ、「群雄割拠」状況だ。
全土の治安維持にあたるべき国軍が脆弱で、東部を制圧できていない事情がある。
事実上の無法状態が続く中、食料や武勇を求め自ら武装集団に身を投じる少年たちがいる。

コンゴ東部北キブ州にある元少年兵の更生施設で出会ったある少年(17)の顔にはあどけなさが残る。
紛争が激化した2008年、「自衛のため」に地元の民兵集団に参加した。

民兵集団で「大佐」から銃器の訓練を受け、ジャングルで身を隠すすべは実地で学んだ。
集団のキャンプで「上官から食べ物と小遣いをもらった」。
戦闘にも参加し、「重い弾薬を頭に載せて運ぶ行軍がつらかった」。

2011年秋、集団から離脱し、更生施設に収容された。
施設には8歳から17歳まで41人の元少年兵が寄宿し、家族の元に戻るまでスワヒリ語の授業や社会適応の支援を受ける。
少年たちがギターを手に歌い、踊り、絵画に没頭する。
戦闘を忘れる更生教育の一環だ。

施設長(51)は、「性格が攻撃的だったり、心的外傷(トラウマ)を負った子供もいる。子どもの扱いは難しい」と言う。
また、赤十字国際委員会(ICRC)の担当者によると、武装集団の報復を恐れ、虚偽の住所を告げる子どももいるという。

ICRCが北キブ州中東部ニヤミリマ村で開いた少年兵防止の住民集会。
「『肉がたくさんある』と聞いて武装集団に加わる子どもがいる。銃を持つのを自慢に思うのも動機の一つだ」と、ある住民の(43)が説明する。
ICRCのある幹部は、「少年兵の半数は志願組だ。(少年が強制連行される)シエラレオネとは違う」と言う。

背景にはコンゴ東部の特殊事情がある。
住民の大半は農民だが、若者向け雇用が少ない。
あるジャーナリスト(25)は、「正式統計はないが、若者の失業率は70%を下回らないだろう」と指摘する。

また、一部住民の間では国軍への不信が根強い。
ある村の村長(38)は、「村民は自分たちを武装勢力の協力者とみなす国軍を信頼していない」と言う。

コンゴ政府は2009年、国軍や武装集団による少年徴集を禁じる法律を制定した。
しかし、北キブ州の州都ゴマで若者向けラジオ局「ムターニFM」を運営する局長(23)は悲観的だ。
「仕事がなく、『何をしたらいいのか』と自問する子どもたちが武装集団に参加するのだ。禁止法は整っても、少年兵の問題は終わらない」


参照
毎日新聞 2011年11月30日
http://mainichi.jp/select/world/news/20111130ddm007030062000c.html

『戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった』
イシメール・ベア 河出書房新社 2008年

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