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ビキニ事件(第五福竜丸事件)コミュのビキニ・デー

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ビキニ事件を知ったのは、中学生の時。

確か、社会科の先生が日本史かなんかの授業で「ビキニ事件」を取り上げていて、当時のゴリラウメには、「ビキニ」っつって思い浮かぶのが「夏のお嬢さん」くらいで・・・(w

でも、それくらい(ビキニ・スタイルの水着が売り出された衝撃と同じくらいの)ショックが大きかった事件で、これによって杉並のお母さんたちの運動や原水爆禁止の運動が盛んになっていったんだよね。

久保山愛吉さんのお墓にはもう随分行ってないです・・・。

コメント(5)

>★ウメさん

 ビキニ事件の衝撃になぞらえて 胸と腰をわずかにおおうだけのセパレーツ型の女性用海水着 の事をビキニ・スタイルの水着と言う様になったんですよね。

昨年の『平和でナイト』では、てぃろーのお気に入り映画に入れられている『アトミック・カフェ』の映像を少し流したのですが、アメリカでも原爆まぐろが水揚げされ衝撃が走ったそうです。実はアメリカ兵もこの実験で被爆していますし・・・ 

衝撃の象徴となったのがbikini事件だったんですね。自分も初めて知った時は驚きました。

ビキニを知る事は、核兵器廃絶・隠された世界の被爆者達の存在を知る上でも重要だなぁと思います。それに愛吉さんの言葉には多くの意味が込められていると思います。お墓ぜひ来て下さい。鮪ご馳走します。
今日は、「ビキニ・デー」である。この日付で思い出した話をちょっとしよう。前によく通っていたモルトバーのマスターから聞いた話だ。マスターの名前はちょっと秘密だが、仮にH・Nとだけ記しておこう。何回目の訪問だったかは忘れてしまった。

 「今日は、ちょっと原子力の話をしてもいいでしょうか」
 カウンターに腰を落ち着けた私が黒ビールを飲み始めると、グラスを拭く手を休めて、マスター・H・Nは、こう話し始めた。

 「ちょっと考えてみたんですが、日本の原子力問題は不思議な面があるんですね。日本では、原子力基本法にあるような原子力の平和利用と核兵器とはまったくちがうものだという考え方が蔓延していますが、原子力開発に従事する世界の科学者の間ではそういう認識はないんですね。つまり、核兵器は核分裂のエネルギーを瞬間的に解き放って巨大な爆発をひきおこすものだけれども、発電に利用する原子炉では核分裂のエネルギーをゆっくりゆっくり解き放って熱に変えていくというもので、両者の間には基本的なちがいはないんだ、という認識ですね。ですから、日本に最初に導入された原子炉である英国の黒鉛減速ガス冷却炉は、そもそも核兵器用プルトニウム生産炉の技術をベースにしたものですし、その後関西電力を中心に日本の原子炉の主流となった加圧水型軽水炉は、米国の原子力潜水艦の動力エンジンだったんですね」

 「日本に50基以上あるこの軽水炉の中では一体何が起きているのでしょうか。原子炉には核燃料としてウラン238とウラン235を入れます。238は熱中性子を照射しても核分裂を起こしませんが、235は核分裂を起こします。天然のウランには、このウラン235は0・7%しか含まれていませんが、燃料として入れるものは、この235を3−5%に濃縮してやります。このウラン235を100%にまで高濃縮してやればウラニウム型原子爆弾になりますが、原子炉用には3−5%の低濃縮というわけです。
 しかし、核分裂を起こさないこのウラン238が曲者なのです。ウラン238は、熱中性子を照射されると、その中性子をそのまま吸収してウラン239となります。ウラン239は核分裂は起こさないけれども、中性子が多すぎて不安定になり、専門用語を使えばベータ崩壊というものを起こしてネプツニウム239という元素に変化します。さらに、このネプツニウムが再びベータ崩壊を起こして、今度はプルトニウム239に変化するのです。このプルトニウムはそれ以上ベータ崩壊しないので、原子炉の中には、プルトニウム239がどんどんたまっていくわけです。
このプルトニウム239は、大変な核燃料となります。ひとつは、ウランと混合して、Mixed Oxide Fuel、つまりMOX燃料となります。プルトニウム239は原子炉の中にどんどんたまっていって、それを再処理してまた燃料にするわけですから、まさに夢の増殖炉というわけです。この核燃料のサイクル事業が、いわゆるプルサーマル計画と呼ばれるもので、これからの時代の日本のエネルギー政策の最大の柱となっているものです。しかし、世界の原子力先進国と言われる国々はほとんど例外なくこの計画から身を引いていますから、いまだにプルサーマル計画を掲げているのはいまや日本だけとなってしまいました。ちょっと不思議な光景ですね。そして、たまる一方のこのプルトニウム239は、プルトニウム型原子爆弾の主原料となるのです。日本はこのプルトニウムを有り余るほど保有していますが、どうしてそんなにたくさん持っているのだろう、と世界中の多くの科学者は奇異の目をもって日本を眺めているわけです。つまり、核兵器を持とうと思えばいつでも持てる潜勢的な核保有国と見られているわけですね。
そのような日本の原子力政策というものは、どのように形成されてきたのでしょうか」
1954年3月という月はどういう月だったか、わかりますか」
もちろん、そのときの私に毛頭そんなことがわかるはずもなかった。
「この月は、日本の原子力政策を考える上で大変な月だったのです。まず、3月1日早朝、南太平洋のビキニ環礁のほど近くで、マグロ漁船、第五福竜丸が、米国の核実験に巻き込まれて被爆しました。甲板で被爆しながらも健康を取り戻した大石又七さんの著書によると、水平線が傘状になって異様な光に包まれたそうです。その少しあとで、光を追いかけるようにして海底のほうから地鳴りが突き上げてきたそうです。核兵器依存のニュールック政策の下にアイゼンハワー政権が始めた大規模な水爆実験シリーズの第一号だったわけです。水素爆弾というのは、簡単に言えば核分裂を起こす原爆自体を起爆装置にして、核分裂、核融合、核分裂という順番に瞬間的に巨大な爆発を起こす超大核兵器で、このときのものは広島型の1000倍の威力と言われています。
この第五福竜丸事件は3月16日朝刊の読売新聞1面にスクープされますが、そんな事件などまったく知られていない3月2日、つまり事件の翌日ですね、衆議院予算委員会に、1954年度政府予算案に対する自由党、改進党、日本自由党の共同修正案が提出されるのです。その修正案の中に、突然、原子炉築造費2億3500万円、ウラニウム資源調査費1500万円、原子力関係資料購入費1000万円の費目が登場するのです。この原子力予算は4日に衆議院本会議で可決され、4月3日に自然成立しますが、この予算の登場に驚かなかった原子力関係科学者はまずいなかったと言っていいと思います。その後、日本の原子力行政の科学者側の中心のひとりとなった日本学術会議の藤岡由夫さんなどは、生涯で最も驚いた瞬間として、この原子力予算出現を報じる新聞朝刊の見出しを見た瞬間だと言っているほどですね。つまり、原子力予算についてはまずだれよりもよく知っていなければならないはずの専門科学者たちがだれひとり、そのことを知らなかったという、本当に驚くべき事態がこの国で起ったのですね。

(ちょっと長いですが、続きは私の日記に書かれています。よろしければ、ぜひ訪れてみてください。)
>3月2日、つまり事件の翌日ですね、衆議院予算委員会に、1954年度政府予算案に対する自由党、改進党、日本自由党の共同修正案が提出されるのです。その修正案の中に、突然、原子炉築造費2億3500万円、ウラニウム資源調査費1500万円、原子力関係資料購入費1000万円の費目が登場するのです。↑
具体的な数字を教えてくださってありがとうございます。
当時の何億というのは、今以上に巨額ですね。驚きました。しかも翌日!


以下、ニュースを転載しておきますね。
ーーーここから転載ーーーー
第五福竜丸被ばくから55年 核廃絶願い焼津で集会
2009年3月1日 19時22分

 米国の水爆実験犠牲者、久保山愛吉さんの遺影などを手に、核兵器廃絶を訴え行進する人たち=1日午前、静岡県焼津市


 米国の水爆実験で遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が南太平洋のビキニ環礁で被ばくしてから55年を迎えた「ビキニデー」の1日、母港の静岡県焼津市で、核兵器廃絶を訴える行進と集会が行われ、全国から集まった約1600人が平和への誓いを新たにした。

 「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」。被ばくから半年後に亡くなった同船の無線長久保山愛吉さん=当時(40)=の遺言を書いた横断幕などを手に、参加者らはJR焼津駅から久保山さんが眠る弘徳院(同市)まで約2キロを行進。墓前に久保山さんの愛した赤いバラを献花した。

 午後の集会には、小学校などでビキニでの被ばく体験と非核を訴える活動を続けている元乗組員大石又七さん(75)や、元漁労長見崎吉男さん(83)も出席。大石さんは「働き盛りで言いたいことも言えずに逝った漁師の思いを世の中に伝えて役立てたいと思うようになった。これからも命の続く限りがんばりたい」と話した。

(共同)
ーーーーーーここまで転載ーーーーーーーーーー
広島に生まれの私は、小学生の時、太平洋での水爆実験(1954年)による第五福竜丸事件で、大変大きな衝撃を受けました。

この衝撃をもとに私は、太平洋を舞台にして生き物たちの叫び「大亀ガウディの海」という創作を書きました。

驚いたことに、この創作はアジアの17カ国で翻訳出版されましたが、この創作は広島の原爆と第五福竜丸の事件をもとにしたものです。この物語では、核の廃絶、反原発、そして生物の環境問題の深刻さが一体化しているのを表現しました。

http://tajimaiclc.at.webry.info/200710/article_2.html(ガウディの海)
http://tajimaiclc.at.webry.info/200609/article_1.html(太平洋での核実験かから生まれた創作)

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