挙げていただいた定義ですと、「横隔膜を上げることによって、閉じた声門と肺との間の気圧を上げる」ことになっていますが、私の理解では「声門を閉じた状態で声帯を持ち上げることによって、声門と調音点との間の気圧を上げて発する音」です。これは、下記の Wikipedia の定義とも一致します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%87%BA%E9%9F%B3
あまり正調のやり方ではないかも知れませんが、今 PC の前で少し自分の放出音を内省しながら試してみたところ、顔を上向けた状態から頷くような感じで顎を引きながら発音すると、多少は放出音が出やすいようです。このようにして喉を縮めながら調音することによって、声門から調音点までの空間を圧縮する(=その部分の内圧を強制的に高くする)ことになりますから、声門と調音点の閉鎖がきちんとできていれば、これである程度声門を持ち上げるのと同様な効果を得られるのではないかと考えます。