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ギリシア語原典で聖書を読むコミュのリデル=スコットってどう使うの?

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何だか便利で、勉強になるらしい辞書のようですが、どうやって使うのだかよく分からない。

こう使えばいいのでないかな…という情報を持ち寄るトピです。

ギリシャ語を勉強する以前に、そもそも英語もできてなくて、
「そのレベルでギリシャ語に手をだすのはいかがなものか」と思うこともあるでしょう。

でも、まさにそういう人のためのトピです。

コメント(22)

ということで、リデル=スコットのウェブ版がネット上にあります。
「lsj online」と検索するのが手っ取り早いかなと。
開いたら、また英語なのでどこを見ればいいのか分からなくなります。
「Collections/Texts」ってところにいっぱい古典のテキストがあります。
新約聖書は、元々ギリシャ語で書かれているので、
「Greek and Roman Materials」
ってところに進みます。
そうしたら、いっぱいギリシャ語などの文献のリストが出てきますので、新約聖書を探します。
結構下の方にあるので、ページ内検索した方が早いです。
ヤコブの手紙であれば、jamesですね。
開くと、テキストが出てきます。
James 1.1 が「ヤコブ1章1節」ですね。
適当な単語をクリックすると、リデル=スコットが開きます。
あ、直接開くのではなくて、候補がリストアップされますね。

文法解析された候補がリストアップされます。
これらの候補は利用者が投票できるんでしょうね。
多く投票されたものには色がついてます。

でも、結構この候補が間違っていることが多いかなと。
僕は「あぁみんなも間違うんだな」と勇気づけられますのでw、
ここは見るようにしています。
青い文字の「LSJ」「Middle Liddell」「Autenrieth」をクリックすると、それぞれの辞書が開きます。
で、こちらで形態や意味や用例などを調べることができる(はず)ってことですね。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0057%3Aentry%3Dpa%3Ds1
省略した表現がいっぱいあるので、略語のリストを参照しながら読む感じになるかなと。
略語は下記のサイトの方が見やすいので、僕はこちらを見てます。

http://stephanus.tlg.uci.edu/lsj/05-general_abbreviations.html
でも、略語がそもそもラテン語なのか、見ても結局わかんないことも多い。

c. gen. は、「属格をともなって」という意味なのだろうと思います。

sg. が単数、pl. が複数とかは頻発するのですぐ覚えるかなと。

Adv. とかAdvbsが副詞。
副詞としての意味をよく見落とすので、わりと注意して見るようにしてます。

Subst. が実体詞とか訳されるのかな。名詞化したもののことだと思う。
πᾶς (すべて 形容詞)で、言えば「全員」というように名詞化して使うことかと。

i.e. = id est (すなわち、言い換えるならば)

abs. = absolute, absolutely 絶対用法
他動詞なのだけど、決まりきった言い回しで目的語を取らない表現のことだと思う。

ウェブでは短音は下記のように書かれてます。
πάν [α^]

長音は下記の通り。
πα_σάων [σα_]

πᾶς は形容詞で使い方がいっぱいあるので、これが分かれば面白いなと思っています。

http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0057%3Aentry%3Dpa%3Ds1

>when used of a number, all;
when of one only, the whole;
of the several persons in a number, every.
数個のものに使用する場合には「すべて」、
一個だけのものには「全体」、
数人の人には「みんな」

>I. in pl., all,
複数のものについて、「すべて」

>II. sg., all, the whole,
単数のものに「すべて、あらゆる」

>III. every,
「どの〜もみな、ことごとく」
> ἄκουε πᾶς, = ἀκούετε πάντες,
「みんなが聞いた」の「みんな」が単数でも複数でも同じ意味だと書かれていますが、これはeveryが英語で普通は単数構文につかわれるので、「複数にも使いますよ」という但し書きなのかな。

>with partit. gen.,
部分属格を用いて
τῶν ἀνθρώπων πᾶς その人達のすべてが


>B. with the Art., in the sense of all, the whole,
when the Subst. is to be strongly specified,
πᾶς being put either before the Art. or after the Subst.,
πᾶσαν τὴν δύναμιν all his force, Hdt.1.214 ;
冠詞を伴って、すべて、全体の意味、
実体詞の特定性を強調する時、πᾶς は冠詞の前、あるいは実体詞の後に置かれる。
πᾶσαν τὴν δύναμιν その力のすべてを ヘロドトス.1.214 ;

>II. πᾶς is put between the Art. and Subst., to denote totality
πᾶς は冠詞と名詞の間に置かれ、全体性を示す。
τὴν πᾶσαν ἵππον (一頭残らずすべての馬を)

>C. with Numerals to mark an exact number, ἐννέα πάντες full nine,
正確な数字をマークする。ἐννέα πάντες ちょうど9人,

このあたりは、僕の英語もギリシャ語も怪しいので、
「それ間違っているよ」といったご指摘いただけるとありがたいです。
ラテン語の略についてツイートされているものがあった。

https://twitter.com/latina_sama/status/1456835805977055235?t=bB0gkvdaZgyZLOjLMkfPDQ&s=19
日本の古典ギリシア語学習者(聖書ギリシア語はその簡略版だから勿論)が使うには、大学書林の「ギリシア語事典」(古川編)が一番だと思います。簡易逆引きもあり、「イリアス」も引けます。ただ価格がちょっとした楽器とかワイン並みなのが玉に瑕ですが。
古川晴風のギリシャ辞典持ってます。
古本屋で買った。

日本語で意味が読めるのは便利です。
あと、巻末に文法の解説がまとめてあるのが良いです。
時制の変化パターンから現在形を予想する方法がまとまっている。

ま、それでもネットで誰でも見れるリデルスコットの読み方を理解出来る方が便利なのではないかなと思っています。
ラテン語に由来する文法の略語の解説ツイートがありましたので紹介。

https://twitter.com/yamagakko/status/1653250765962776578

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