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ギリシア語原典で聖書を読むコミュのヨハネの手紙1 1:3–4

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 たびたび失礼します。コメントをいただき、どうもありがとうございました。今日は3節と4節です。


ὅ ἑωράκαμεν καὶ ἀκηκόαμεν ἀπαγγέλλομεν καὶ  ὑμῖν,

私たちは私たちが見て、そして聞いたことをあなた方に報告します

ἴνα καὶ ὑμεῖς κοινωνίαν ἔχητε μεθ᾽ἠμῶν.

あなた方が私たちと同じ共同体を持っているためです

καὶ ἡ κοινωνία δὲ ἡ ἡμετέρα μετὰ τοῦ πατρὸς καὶ μετὰ τοῦ υἱοῦ αὐτοῦ Ἰησοῦ Χριστοῦ.

そして共同体は父と彼の息子イエス・キリストと共にある私たちの祖国です

καὶ ταῦτα γρὰφομεν ἠμεῖς ἵνα ἡ χαρὰ ἠμῶν ἦ πεπληρωμένη.

私たちはこれらのことを、私たちの喜びが満たされるために書きます


 ἡ ἡμετέρα。所有形容詞ἡμετέροςの女性形。「我々の」という意味ですが、辞書を引くと冠詞がついて「祖国」という意味があったので、そう訳しました。

 ταῦτα。οὖτοςの中性複数、おそらく対格。具体的なものではなくて、漠然と書く内容のことを指していると思われます。

 ἦ。下書きのイオータの書き方が分からないので省略しています。εἰμίの接続法三人称単数。

 πεπληρωμένη。何だろうこれ、と思いました。こういうのが出て来るので後少しで終わると思ってもギリシャ語は油断ができません。
 
 最初、中動相の現在完了一人称複数だと思いましたが違いました。(※πεπαιδεύμεθα)
 
 分詞であることをつきとめてもしばらくはピンと来ないと思ったら、女性形でした。πεπαιδευμένοςと男性形の方しか見ていなかったので。
 
 さらに現在完了分詞なので「満たされた」と過去時制に訳した後、フランシスコ会訳を見ると「満たされるためです」となっていました。

 文法書を調べると、分詞は現在完了でも時間の差ではなく動作態の相違を示す、と書いてありました。時制はあまり関係ないようです。(ただし未来分詞だけは時間の意味があるようです)「動作態」というのはよくわかりません。

 この文章(ἵνα ἡ χαρὰ ἠμῶν ἦ πεπληρωμένη)は接続法のεἰμίに分詞がついていてちょっと難しい印象です。無理矢理英語にするとfor our happiness to be fulfillingという感じでしょうか。

 
 私はマックのフォントを使ってギリシャ語を入力しているのですが、他の方(windowsなど)からどう見えているのか、分からない状態で書いています。こちらの冒頭で教えていただいたUNICODE GREEK FONTSの Aristarcojをダウンロードしたのですが、その使い方がよく分かりません。文字化けしてる方がいらっしゃったらすみません。

コメント(6)

大分読みやすくなりました。

コイノニアとエコーを、「共同体を持(っている)」とすると、仰々しい感じですね。
サブジャンクティブのニュアンスを含めて「交わりを持つため」と普通に訳す方が
一番直訳だと思います。
ヘーメテラを「祖国」とはすごいですね。「私たちのもの」という意味にはなるので、文脈的にそうなる可能性はあるかも知れませんけど、ここの文脈では「私たちが父とその子イエス・キリストと共にいること」=「交わり」ということだと思います。

3節も4節も、ヒナが導くサブジャンクティブは、英語のso that 〜 shouldのように考えると、わかりやすいと思います。
4節であれば、so that our joy should be fulfill. という感じです。
お邪魔します。

ἀπαγγέλλομεν  καὶ  ὑμῖν
変なところに καὶ が入っている感じです。
「(我々は)伝える、またあなた方に」と言ってるみたいです。

新共同訳では「あなたがたにも伝える」と訳されています。
この καὶ で、あなたがたに「も」というニュアンスになるのでしょうか。
他の人にも伝えるけど、あなた方にも、という雰囲気の言い方なのかなと。

木人さん。

 コメントありがとうございます。とても参考になります。

 おっしゃる通り、接続法には未来への予想・意図・期待・可能性を述べるのに用いられる、と説明してありました。(野口誠 聖書ギリシャ語入門 いのちのことば社)

 so that 〜shouldのニュアンスで、という説明がとてもしっくりきます。

「交わりを持つためです。/持ちたい。持てるといい。」
「私たちの喜びが満たされるためです。/満たされたい。満たされてほしい。」

 ここでの接続法は、著者の微妙な感情的なニュアンスを表しているようだと、お話を伺って考えることができました。


Kazistさん。

 コメントをいただき嬉しく思います。

 καὶは確かに変なところにはまっていますよね。

 コメントをいただいたので辞書を見てみたら、ありました。

 〜もまた。例)καὶ ἐγώ わたしもまた

 それと、「単なる並列ではなく、先行語の意味をさらに明確化し、あるいは強調して付け加える場合」という説明もありました。

 καίも単なるandじゃないんですね。

 またコメントお願いいたします。
はじめまして。

ἴνα καὶ ὑμεῖς κοινωνίαν ἔχητε μεθ᾽ἠμῶν

のkaiも、Kazistさんが語っているように、「もalso」の意味ですね。
「あなた方も私たちとともに交わりを持つために」
が直訳だと思います。
連続投稿になります、申し訳ありません。

ἡ ἡμετέραですが、木人さんが書かれていまして重複となりますが、この後ろには性数格の一致と文脈を考えればκοινωνίαが省略されていると考えるのが普通です。
直訳すると、「交わりとは……私たちのです」となりますが、日本語で考えると案外省略されている名詞が分かるかもしれません。
シノブさん。

 こんにちは。コメントをありがとうございます。

 おっしゃる通りἡμετέραの後にκοινωνίαが省略されていると考えると、

καὶ ἡ κοινωνία δὲ ἡ ἡμετέρα κοινωνία μετὰ τοῦ πατρὸς καὶ μετὰ τοῦ υἱοῦ αὐτοῦ Ἰησοῦ Χριστοῦ.

そしてその交わりとは父と彼の息子イエス・キリストと共にある私たちの交わりです

 と、とても読みやすくなりました。

 著者たちが、イエスや主と一体感のような交わりを強く持ってたことが伺えるようです。
 このように確信を持てるようになるまで、きっとたくさんの大変な経験を経てきたのではないかと思います。 

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