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小説 3月の雪コミュの第三章 その3

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あれから数日が経ち、ある昼休みのことだった
食事を終えて昼寝でもしようかとうつらうつらしていた時
「よ〜青少年、元気だしていこうぜぇ〜」
突然亮二に背中をバチンと叩かれ話しかけられた
「・・・・・」
僕は眠かったのでその場を無視して再び眠りに付こうとしたが
「ちょっとまてよ〜悠樹〜いい話もってきたのによ〜」
亮二はすごく上機嫌なようだ
「今週の日曜空いてるか?空いてたらちょっと一緒にいかねぇか?」
う〜ん不気味なぐらいニコニコしてるな何か裏があるに違いない
「どこに行くんだよ、この時期何もなかったはずだぜ」
少し眠たそうに答えると
「しゃあねぇなぁこれを見せてやるよ。ジャーン!!」
そういって亮二はチケットを2枚出した。そのチケットにはOX女学園文化祭入場券と書かれていた
「ごめん、パス」
僕は再び眠りにつこうとした
「ちょ、ちょっと待てよ。OX女学園のチケットっていったらプレミアもんだぞ。これ手に入れるのにどんだけ苦労したと思ってるんだよ」
亮二が必死で訴える
「その日は予定入ってるからダ〜メ」
僕は冷たく突き放す
「なぁなぁそう言わずにさぁ、一緒に行こうよ悠樹ちゃん。美幸と一緒に行っても仕方ねぇしよぉ」
そうは言っても日曜は先生に借りたハンカチを返しに行こうと思ってたのに・・・
すると亮二の背後から
「誰と一緒に行っても仕方ないですってぇ〜〜〜」
黒いオーラを放ちながら美幸が立っている
「い、いや・・・そういう意味じゃなくってよぉ・・・なんだ・・美幸さんと女子高の文化祭行ってもあまり盛り上がりなさらないかと・・・」
亮二は必死に弁解している
「ふーん。まぁそうねぇあんたは女の尻ばっかし追い掛け回してるから私は退屈かもねぇ」
少しブスっとしているな
「いやいや、めっそうもございません美幸様。この亮二美幸様を楽しませようと最善の努力を尽くしまして・・・」
う〜んなんか亮二も必死でご機嫌とってるなぁ
「あら、このチケットOX女学院のじゃない。良く手に入ったわねぇ」
「そりゃもちろんこれを手に入れるためにどれだけ努力したことか・・・雨の日も風の日も努力を惜しまずに・・・」
亮二は目に炎を灯らせながら熱弁している。背後には断崖絶壁に打ち寄せる荒波までうっすら見えてきたぞ
「でもこれ偽者よ、ここに通し番号入ってないわよ」
「へ!?!?!?!?!?」
亮二の目が丸くなった
「たしかここの文化祭親類しか入れない奴でしょ?毎年偽造やら裏取引やらで問題になってるやつじゃない。だから今年から通し番号と磁気認証付いてるって話よ。あ、あと透かしも入ってたかな?」
すごいセキュリティだな・・・ほとんどお金と一緒じゃないか
「な・な・な・・・・」
亮二は口をパクパクさせている
「あんたも馬鹿ねぇ、それぐらい知っときなさいよ」
呆れた顔で美幸が言う
「どーせこれ買うのに何万も出したんでしょ、まったくお金持ちのお坊ちゃんの考えることはわからないわ。そんなお金があったら参考書でも買って勉強したほうがこんな手に引っかからないぐらいに賢くなるわよ」
追い討ちだ・・・クリティカルヒットってやつだ・・・亮二の心のHP残量が心配だ
「せ、青春のバカヤロー!!」
亮二は泣きながらどこかへ走り去っていった
「まぁこれでちょっとはマシになるでしょ」
美幸はお手上げモードになっている
亮二ガンバレと心で叫びつつ再び眠りの世界へと旅立った

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