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超B級グルメ紀行(日本編)コミュの茨城県土浦市桜町 「弁慶」

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茨城県にある地方都市である土浦とは、寂れてしまった街になってしまった。
このこの街は、1985年に開催された「つくば万博」の影響で渋滞を避ける為に、東口から南口を通り越してバイパスまで通じる高架橋を作ってしまった。
この高架橋が出来てしまい、客は土浦市内では買わず、つくばで買物する事になってしまった。

デパートも映画館もフィットネスジムも全て撤退や倒産して、現在もその影響は続いている。
常磐道が無い頃に、成田経由で阿見飛行場での撮影に来ると、必ず土浦に泊まる事となるのだが、この街の飲食店は8時頃に閉まってしまい夕飯を食べ損ねる事もある位に店が少ない。
この街では、不動産投資は不動産凍死になってしまいますね(笑)

しかし、この街に半世紀近く営業を続けている割烹があり、久しぶりに暖簾を潜る事となった。
歴史を感じさせる店内は、細長いカウンター席と奥が掘りごたつの個室がある。
客は誰もいなく静かだった。
久しぶりに生ビールを注文し「お通し」は、山芋の千切りに酒盗を掛けてウズラの卵を添えてある。

この組み合わせは始めてだが、醤油を掛けずに酒盗の塩辛さだけで食すのはビールが進みますね!
酒盗とはカツオの内臓の塩辛で「盗まれるように酒がなくなっていく」あるいは「酒が無くなったら盗んででも飲みたくなる」からとも云われている事から言われているそうだ。
壁のメニューには料金が書かれていないのだが、態々手書きのメニューを持って来て頂いた。

やはり金額が書いていないと、このご時世ですから安心して注文をしたいです。
さて、5品ほど注文して芋焼酎の4合瓶を注文し、「お通し」をツマミにロックで飲む事にした。
暫くして「元祖 蛸のつぼ焼き800円」がテーブルに運ばれてきた。
中を摘まんでみると「イイダコ」「カキ」「アサリ」「竹の子」が入り出汁が素晴らしく美味しい!

次に登場したのは、鰹節とネギがてんこ盛りされた「栃尾あげ焼き800円」だった。
栃尾揚げとは、新潟県栃尾名産の油揚げの事で、見た目は厚手の油揚げの様だが厚さがある。
豆腐の厚揚げの様に、中身は豆腐がぎっしり詰まっていてふわふわ、気泡を含んだ感じだ。
個人的には、ネギ味噌を中に挟み込む食べ方が好きなのだが、こちらも美味しいですね!

「エシャレット600円」と「鯛のかぶと焼1000円」が登場した。
エシャレットの方は、キュウリと並んで2種類の味噌が添えられていい具合の箸休めとなった。
鯛の方はこの大きさの頭だとかなり大きな鯛で、皮の表面が赤いので天然の鯛でしょう。
表面が黒いのは養殖物で、海面近くに居るので日焼けしてしまい黒くなってしまいます。

途中で折れた様ですが、これが「鯛の鯛」ですね!
「鯛の鯛」というのは、鯛の胸びれの中にある鯛の形をした骨で、「烏啄骨」といいます。
「鯛の鯛」は、大阪の花柳界の間で持つことが流行し、芸者たちが縁起担ぎに財布や帯の間に忍ばせていたといいます。

私は魚の目玉も好きなので、久しぶりに食べさせて頂きました!
「鯛の目玉」を服の中に入れておき、割れると願い事が叶うともいわれます。
鯛の骨には「鋤」「鍬」という農具の名前をした骨もあります。
これらもまじないとして使われたと言われる様に、鯛とは縁起のいい魚なのです!

最後のメインディッシュである「地鶏焼1000円」が登場した。
レモンを絞りニンニクの効いたポン酢タレに漬けて食すと、ホンノリとした酸っぱさと肉汁が口の中で混ざり、歯応えのある食感の肉とコンガリ焼かれた皮が香ばしく美味しいですね!
土浦の常連さんに愛され続ける老舗に乾杯!

☆弁慶
住所:茨城県土浦市桜町2-6-10
電話:029-821-8765
営業:17:00〜23:00
定休:日曜/祝日は不定休
総合評価★★★☆(★5つが最高です)

食事  ★★★★
価格  ★★★
雰囲気 ★★★★
サービス★★★

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