同曲のチャート成績は、1986年に米ビルボード・ホット100でピーク48位と、惜しくもトップ40入りを逃しましたが、シカゴの次のシングル"Will You Still Love Me?"「♪スティル・ラヴ・ミー」が米ビルボード・ホット100でピーク3位の大ヒットとなり、シカゴのトップ10ヒットが続いていくことになります。
では「♪長い夜」の1986年新バージョンのPVを貼りますね。内容は近未来社会の悪夢を描いたような少々SFチックなものでした。
Chicago - 25 or 6 to 4 [1986 Version] (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=A9YCg1uQ0ow
2曲目は、シンディ・ローパーの"Girls Just Want To Have Fun"「♪ハイスクールはダンステリア」(1984年米ビルボード・ホット100でピーク2位)の、1994年のリメイク:"Hey Now (Girls Just Want To Have Fun)"「♪ヘイ・ナウ(ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン)」<画像左はCDシングル日本盤>です。
彼女の同年のベスト盤"Twelve Deadly Cyns... And Then Some"「グレイテスト・ヒッツ」<画像右はCD日本盤>に収録され、同ベスト盤からの1stシングルとしてカットされ、1994年に米ビルボード・ホット100でピーク87位でした。
この曲がどういう曲かは説明を省略しますが、原曲はエルトンの1973年の大ヒットLP「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(黄昏のレンガ路)」<画像中央>に収録された"Candle In The Wind"で、全英ではシングル・カットされ、全英チャートでピーク11位を記録しました。この時はアメリカでのシングル発売は有りませんでした。
1987年にエルトンのオーストラリアでのライヴ盤"Live In Australia With The Melbourne Symphony Orchestra"「〜栄光のモニュメント〜エルトン・スーパー・ライヴ」に収録され、"Candle In The Wind"「♪キャンドル・イン・ザ・ウィンド(風の中の火のように)」の題でライヴ・バージョンが世界的にシングル・カットされ<画像右>、英5位&米ビルボード・ホット100でピーク6位のヒット曲になった事は、既出のエルトン・ジョンのトピックにも書きました。
元々はこうした経緯を辿ってきた同曲でしたが、1997年に突然の不幸に見舞われた当時のダイアナ英皇太子妃への鎮魂歌として、バーニー・トーピンによって改作され、"Something About The Way You Look Tonight"「♪ユー・ルック・トゥナイト」との両A面シングルとして発売され、UKではシングル・チャート初登場1位で5週連続1位を記録。米ビルボード・ホット100でも初登場1位、同誌で14週連続1位を獲得するメガ・ヒットを記録しました。
シンディとエルトンのセルフリメイクは知ってましたが、シカゴの「25 Or 6 To 4」は初めて聞きました。確かに少しペース落として、ちょっと固い音作りが特徴ですね。
他のアーティストからのカバー曲は結構ありますが、セルフリメイクと言うと、なかなか思いつきませんが、また思い出しましたら、投稿しますね。