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ユーロ・ロックを語るコミュの追悼:北村昌士

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元フールズ・メイト編集長で、日本に積極的にユーロ・ロックを紹介して、その普及に大きく貢献し、ユーロ・ロックのLPライナーも数多く手掛け、YBO2などの音楽活動でも知られる北村昌士が、6月17日、心臓疾患により逝去していたことがわかった。77年、プログレ専門誌としてフールズ・メイトを創刊、編集長をつとめ、85年に編集を離れてからは、トランスレコード、SSEなどの自主レーベルを運営、自らの作品のみならず多くのアーティストの作品を世に送り出した。享年49歳。
あんまり話題にもなっていなかったし、最近業界事情にも無頓着になっていたので知らなかった。ショック。
私がクリス・カトラー、フレッド・フリスら、ヘンリー・カウ〜レコメンデッド・レコード一派に心酔したきっかけも、フールズ・メイトが一時期RIOに傾倒、イースタン・ワークスなどを通じて活動的にも接近していたからだ。また、私の音楽観形成に大きく影響を与えた「キング・クリムゾン〜 至高の音宇宙を求めて」も北村氏の著であり、日本において、初めてキング・クリムゾンについて感覚的でも感情論でもなく、分析と評価を与えた書であり、クリムゾン研究書としてこれを超えるものは未だ出ていない。
音楽評論とは何か、音楽に対して「言葉」はどこまで接近することができるのか、音楽を「解読」することとはどういうことなのか。北村氏は間違いなく、私の筆を取る姿勢と、その文体に最も影響を与えた人であった。
49歳。早過ぎる。
80年代後半以降は音楽活動に没頭し、あまり筆を取ることがなくなり、フールズ・メイトも彼が離れてからすっかり別の雑誌のように変貌してしまった。しかし、いつか再び評論の世界に戻り、健筆を振るわれることを信じていたのに。自ら音楽活動に進出していったことが、彼の寿命を縮めてしまったような気がして、残念でならない。
謹んでご冥福をお祈りしたい。

コメント(2)

すみません...
今まで知りませんでした...

自分もレコメンデッド系の情報はかなり参考にしていました!
特に、『THIS HEAT』は北村さんに教えられたアーティストでした!

しかも、1周忌だったなんて...

ご冥福をお祈りいたします。

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