２０２３年を振り返る　個人篇

　今年は我が家の長男、ロック君が２月に他界した。晩期は世話が大変だったが、いざいなくなると悲しかった。けどロック君は、いまだに奥さんとの会話で頻繁に出てくる。出てこない日はないくらいだ。それくらい、ロック君がいるのは当たり前で、ロック君は我が家に笑顔をくれた。ありがとう、ロック。うちに来てくれて、本当に幸せだったよ。

　日記を読み返してみると、三月に腰痛になっている。僕は今年まで武道をやっていて、故障らしい故障がなかった。が、ここにきて、遂に故障するようになったのだ。認めたくはないが、やはり加齢なのだろう。その後、腰痛は治ったが８月に左膝を痛める。これは治ったかと思って練習したら、またぶり返した。で、悪いことに、今度は右膝も痛めてしまい、一時期、両ひざが痛かった。

　正直、今までのようなつもりでやってると、故障が増えるだろう。今はかなり膝の痛みが治まってきてはいるが、まだ違和感がある。しかし治ったにしても、今までの感じで動いていては、また故障するだろう。年齢ともに、武道のやり方を考える段階に来たかもしれない。

　実は今年はメタバースを題材にした小説を書いて、その関連資料を随分読んだし、周辺のデジタル環境についても学習した。その中で、Ｖチューバーの存在を知ったのは、実は結構大きな変化だ。今や僕は、毎日、Ｖチューバーの誰かしらの動画を見ない日はない。その関連でファン心理や推し活のついても考える事になった。

　娘が小学校を卒業し、養護学校に通うようになった。また娘は正式に薙刀に入門し、試合に出て級審査も受けた。娘の成長も、大きな変化だ。ちなみに、今までポケモン、しまじろう、プリキュアだった娘のヘビロテ候補に、鬼滅の刃が加わった。やたら好きらしくて、よく見ている。一緒に見ていると、もう何回も見ているのについ見入る。

　９月には地域の神楽でデビューを果たした。１３分くらいある神楽舞（獅子舞）を毎日練習し、暑い夏の最中に舞い抜いた。神楽会のみんなに褒められて、ああ、僕も地域の仲間に入ったなあと実感した。謡の会の方も復活したので、コロナで休んでた事が今年はやっと再開した年になったと思う。

　同時期に、母が長野に引っ越してきた。比較的近くに住むことになったのだが、この年末に母が入院することになり、色々とこちらもサポートすることになった。近くに引っ越して来てくれて、よかったなと思う。結構、離れた場所で暮らした時期が長かったので、これからは一緒に過ごす時間も増えるだろう。今年はまた違った過ごし方を、来年はするようになると思っている。