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2022年04月21日09:52

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電気が余っても大規模停電のリスク

東北で発生した3・16の地震で多くの火力発電所が機能停止し、政府は「電力需給逼迫警報」を発出。多くの企業や住民が節約に協力してピンチを乗り切った。それから1カ月も経たないうちに、東北電力は太陽光や風力の再生可能エネルギーの受け入れを一時的に停める「出力制御」を実施。全国で3例目らしいが、私を含めてその理由を理解できた人は少なかったのではなかろうか。

電気というのはなかなかやっかいなもので、使用量と発電量を一致させる必要がある。このバランスが崩れると大規模停電が発生しかねないので、「出力制御」を行ったのだとか。春を迎えて暖房の使用量が減っているのに、好天に恵まれて太陽光の発電量は増える。電気が使い切れないとブラックアウトを起こしかねないというわけだ。

再エネが天候にされやすいという欠点はわかりやすいが、余った電気は蓄電すればいいと素人は思ってしまう。しかし、それは簡単ではないようだ。現実的な対応策は、他の電力会社に送電して需給を調整すること。4月10日はそれができなかった。政府は地域間で電力を融通する送電線を増強する方針だが、すぐできるものでもない。ロシアのウクライナ侵攻で日本のエネルギー政策も見直しを迫られているが、電気の安定供給がこんなにも難しいとは。私たちは知らなすぎたのかもしれない。

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