おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ミニ四駆 簡単まとめ52」について語ります。
今回のテーマは「ミニ四駆の部品材質の違い２」と「ケミカルの効果２」になります。
一応、今までの日記で「基礎編」は語っているので今回は両者ともに「2」扱いします。
では、始めます。
まずは「ミニ四駆の部品材質の違い2」になります。
基本編にあるようにミニ四駆の材質には「プラスチック・金属・カーボン（炭素繊維）」があります。
「FRPは？」と言われたら「プラスチックとガラス繊維が織り込まれた強化プラスチック」なので、実質「プラスチック」に分類されます。
カーボンは「炭素繊維が織り込まれた強化プレート」であり、実質「材質：カーボン」となりますが、「カーボン強化シャーシ」の場合は「カーボン入り樹脂」というカーボン（炭素）粒子が混ぜられたプラスチックで成形されたシャーシとなるため、「カーボン〇〇」という成形部品は材質は「プラスチック」になります。
で、プラスチック・金属・カーボンに関して特性を書くとこんな感じです。
〇プラスチック
利点⇒軽い・形状が多彩・衝撃吸収能力に優れる（たわむ）・安い（部品が安価）
弱点⇒脆い（割れやすい）・歪みやすい（衝撃に弱い）・ブレーキプレート等が接着しにくい（ただし、表面を400番か600番の紙やすりで研磨してロックタイト瞬着でブレーキを固定すれば外れない）。
推奨改造⇒チューンモーター改造向け。
〇金属
利点⇒頑丈・金属摺動に優れる・金属成形や加工作成品が多いので部品精度が高い。
弱点⇒重い・取付が高い位置だとマシンが不安定になる・衝撃分散は不器用（硬すぎる）。
推奨改造⇒チューン・ダッシュモーター改造向け。
〇カーボン
利点⇒軽い・かなり頑丈
弱点⇒全然たわまない（ダメージはほぼシャーシに貫通する）、かなり高い（高額商品）、割れ方が刺さる（これはカーボン折込式で実は5層にカーボンを重ねて接着している為である。これは実車でも問題視されておりカーボンが刺さってドライバーがダメージを負う事もある）
推奨改造⇒チューン・ダッシュモーター改造向け。
で、その中でも「プラスチック」に関してはかなりの樹脂の種類があります。
例で言えばこんな感じです。
〇ABS
主にミニ四駆のシャーシで使用される樹脂材料。ゴム製の材質が練り込まれており、割れるときは「ゴムの様にちぎれる」のが特徴。
バウンドするミニ四駆の土台を支える樹脂であり、柔軟に曲がるのも特徴。ただしゴム材質が練り込まれているように「素の状態だと結構重い」のが難点。そのため、S�競轡磧璽靴覆匹老變眠修里燭瓮妊競ぅ鵑坊蠅△韻�施されている。
〇PP
ポリプロピレン材。非常に軽く割れやすい代わりに綺麗に削れ、衝撃吸収能力にも優れている為、マシンのガードパーツやスタビパーツに使われやすい。非常に軽いのでマシンの軽量化にも役立つ。
〇POM
ポリアセタール材。主にミニ四駆の主要なギヤやGUPの「蛍光カラーシャーシ」「低摩擦ローラー（後期型）」に多く採用される樹脂素材。基本的に「滑りがよく、駆動系のプラスチックに多く採用されやすい」のが特徴で、その用途は「ギヤのフロアケース」にも採用されやすい。
また、POMには「カラー材質」特性があり、黒色がかなり硬く蛍光カラーが比較的柔らかいと言われている（その中でも赤色はかなり柔らかいうえに精度が良いと言われている）。
基本的に「カラーABS」と「カラーPOM」は事情が異なっており、「染料・顔料事情」が絡むのは「カラーABS」の方である。カラーPOMは大体「着色済樹脂原料」がつかれてたかな？（実際に確認していないけど、POMパーツを見る限りは混ざり方がかなり綺麗でカラーパターンが決まっているためこの確率が高い。カラー材料には「カラーぺレット（着色剤）」と「カラー樹脂（染料が元々練り込まれた樹脂原料）」の2種類が存在するんは本当）。
PPと同じくかなり軽いうえに「プラスチック部品摺動性」が非常に優秀なので低出力モーターのマシンでもパワーダウンを極力抑えて走ることができるのも特徴。
ただし、PP以上に割れやすいため定期的な部品効果を必要とする。
〇ガラス繊維入りプラスチック
よくにいう「PBT樹脂」に近い物であり、ガラス繊維が練り込まれているためかなり頑丈だけど、ガラス繊維の粒子が大きくガラス繊維同士で結合しやすい問題から成形制度はそんなに良くない（ABS樹脂を使って成型する金型の場合、細かな溝やギヤフロアサイズの精度が出ずに性能が出ない場合が多い。加工必須のシャーシとも言われている）。
現在では廃盤になっているGUPの材質であり、シャーシ精度の低さから今では一部のマニアのコレクターズアイテムになっている。
〇カーボン樹脂入りプラスチック
上記の樹脂の様に、「カーボン粒子を練り込んだプラスチック」であり、カーボン強化シャーシ等で使用される。また、「カーボンクラウンギヤ」とか「カーボンピニオン」等のGUPもあるように多くの強度の必要な駆動系部品で使用されている。
ただし、ガラス繊維入りプラスチックと同じくカーボン粒子分精度が荒くなるので篏合は普通の部品よりもきつめに設計されている。
また、一部の限定部品で「カーボンローラー（カーボン強化リアステー等のローラー）」も発売されている。
という感じ。プラスチックだけでもこれだけ存在し、硬さから重さまで様々である。
逆に言えばその特性を生かせばマシンの重量を軽くしてチューンモーター向けの改造も可能と考えられている。
次に「ケミカルの効果2」になりますが、ケミカルは基本てきに「冷却材＆コート剤」の効果を持っており、金属部品・プラスチックともに適材適所に使用すれば効果は出るとも言われている。
例えば
シリコンスプレー⇒シャーシやローラーに使用することでプラスチックや金属パーツの滑りを良くして衝撃時の引っ掛かりを浅くする効果を持つ。
メタルオイル⇒主に金属ローラーやベアリングに使用するが、その目的は基本的に「焼き付き回避」であり、オイルの切れた金属部品同士のすることによる摩擦抵抗は「炭素表面（カーボン面）」を作ってしまったり、「金属寸法狂い（摩擦によって金属が膨張して金属寸法が変わってしまう）」を誘発してしまうのを避けるためである。
基本的に「摩擦による抱き現象（膨張した金属が軸の金属を抱いて削ってしまうか高抵抗になる現象）」がオイル切れの金属部品に起こりやすく、ガチ勢がローラー回転のすむーじさを主張するのはこの事情があるからである。
金属部品コート剤⇒基本的に5-56等になるけど「こんなスプレーを徹種に噴いて磨く必要あるの？」と言われたら「価値はある」となります。理由は「酸化防止効果」となります。結局「パーツクリーナ―だけ噴く」場合は金属を保護する保護膜が形成されていないため高速で走るミニ四駆の風をもろに受けます。大気には「酸化作用」を誘発する粒子も含まれており、これが金属部品に付着することで「錆発生」が起こります。
錆が起こると金属部品が脆くなりざらざらになるためマシンの状態が悪くなりやすくなります。
これを避けるために金属保護膜を形成して錆から金属部品を守る必要があります。
ただし、5−56には「研磨剤」も含まれている為、ボールベアリングや金属パーツ漬けにする際は注意が必要となります。基本的に金属表面を5-56を沁み込ませたティッシュで磨き、内部にメタルオイルを注し、ローラーなら接触面を細めコンパウンドで磨くことで金属部品のコンディションを保つことができます。
という感じですね。
基本編では「ケミカルの説明」だけで「どうして使うのか？」まで語っていなかったので今回はその補足説明も追加しました。
今日はこんな感じです。
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