mixiユーザー(id:17119814)

2021年03月24日06:29

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五胡十六国(12)

奴隷になった石勒さんだが、雇い主の師懽さんが奴隷にしておくには惜しい出来るヤツ、
と考えたため奴隷の身から解放され自由となった。この時期は八王の乱が激しさを増して
いた時期である。なので雇われ兵としての仕事はいくらでもあった

そうした傭兵稼業をやってる間に仲間が出来る。石勒さんはそうした仲間と共に盗賊団を
結成しリーダーとなる。この時に石勒さんの仲間になったのが18名居たところから彼等
のことを石勒十八騎と呼ぶ。この十八騎は石勒さんの覇業に大きく貢献することになる

そうこうしているうちに八王の乱もクライマックスを迎え、司馬穎が実権を握ったところ
に司馬越が反旗を翻して戦いとなる。司馬穎は反司馬穎勢力の王浚や司馬騰に敗れて長安
まで逃げた。しかし河北省のあたりに残っていた司馬穎の旧臣が立ち上がった

元々この辺は司馬穎の勢力圏であったので彼等は反司馬穎勢力を叩き出す!みたいな感じ
で決起したわけだ。石勒さんは十八騎とともにこれに参加した。この戦いはかなりの一進
一退になる。一時は司馬穎側が河北省を制するが結局は敗れ司馬穎も殺されてしまう

なのだが石勒さん自身は大活躍で戦闘では勝ちまくっていた。まだまだ少数勢力なので戦
局全体を動かすほどでは無かったが、「アイツの部隊は強い」という評判が立った。さて
その後汲桑という人物が反司馬穎勢力の残党をかき集めて反乱を起こす

この汲桑という人は奴隷時代の石勒さんと知り合いで、彼が経営していた馬牧場において
馬の扱いに長けていた石勒さんを重宝がり、色々と世話をしたり支援をしたりしてくれた
人物であった。その縁もあって石勒さんを兵召集係に抜擢したのであった

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