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2021年01月10日09:38

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ガンダムSEEDの要素解析4

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ガンダムSEEDの要素解析4」になります。

「どうして、ガンダムSEEDはネガティブのやり玉に挙げられるのか？」は言うまでもなく「作品の出発点の考え方に問題がある」ためです。

別に工藤マコト先生やSEEDファンに問題は寄りません。

そもそもガンダムSEEDの「失敗要素」の9割方は「PS装甲」に問題があります。
PS装甲に「ある要素」を入れたことが後の「フリーダムガンダム」にまで問題が貫通しているためです。

それが「フェイズシフトダウン」になります。
簡略的に言えば「PSD現象（PSダウン現象）」と呼ばれるもので、大体のGジェネでもENを大幅消費するとPS装甲が展開できずに装甲が灰色になります。

これは原作のTV版？においてもストライクや他のPS装甲採用のガンダム機体にメーターとして演出された内容でもあります。
つまり、第一印象としては「PS装甲にはジェネレーター（バッテリー）の電気を使っている」ということになります。
※ジェネレーターはストライクなどでは「コンプレッサー」の様に分配器として機能しています。フリーダムでは核エンジンそのものが発電機として機能して手足のモーターやコンデンサーに送電しているイメージです（当然、バックパックの着火剤としても電気は使用されます）。
これは「機動警察パトレイバー」においても「イングラムの構造」としてミニパトにてシゲ（千葉さん）が教えてくれました。
なので、いくらニュートロンジャマ―キャンセラーを搭載してフリーダム・ジャスティスが核エンジンを手に入れても、そもそもMSの核ジェネのキャパではそんな性能は早々出せないと断言できます（ただし、ジャスティスはアスランの操縦技量と機体設計によってある程度は説得力があります）。
しかし、それであったとしても「フリーダムの核エンジンの性能は？」と言われたら「RX－78程度の性能しかない」ならそんなビーム兵器満載」なんて無理じゃボケー

とシバキ倒したいです。

当然ですが、RX－78ガンダムの段階で「エネルギーゲイン低下演出（なんか胸みたいなパロメーターで目盛りが1つずつ減る演出」が作中内で入ってます。
つまり、「核エンジンだろうと無理くりにビーム兵器を連発できない」事情が初代ガンダムからありますね。
しかも、初代ガンダムにはPS装甲なんて電気が一気に減る演出はありません。
つまり、初代ガンダムだとPS装甲分余った電気分は手足の可動料として分配されています。
ここから「ストライクの設定にも相当無理がある」事になるんですよね。
ガチコアな知識を言えば初代ガンダムのビームライフルにはE-CAPが一応内蔵されておりますが、エネルギーの貯蓄量が少ないためすぐに本体のエネルギーを使います。
それで上記のエネルギーゲイン低下演出なので、相当無理して戦ってますね。
そんな状態なのにフリーダムガンダムの性能が成立すると思いますか？無理だと思いますね。

なお、フリーダムガンダムを何故、福田夫婦が作ったかと言えば「ガンダムSEEDでレイアースやりたかった」という「ふざけんな

（ガンダムファン）」と言いたくなる理由ですね。
このレイアースネタは後の種デスにて「ウィンダム」としてCLAMP派によって実現しました。
なお、「剣と魔法の国」＆「清楚なイメージ」では大半が「綺麗な魔法攻撃が乙女心に響く」らしく「実弾攻撃⇒泥臭い・焦げ臭い・汗臭い（ザ・ボトムズ要素）」という理由で女子ファンは排除したがる傾向にあるようです。
なお、ガンダム作品において「綺麗な魔法攻撃」に一番近いのが「ファンネル＆ビーム攻撃」だというのは簡単に読めますね。
搭乗者の念努力（魔力）で小型機を使役して、光学兵器（プラズマ兵器・ビーム兵器）で嫌いな光で敵を攻撃する…絵に描いたようなファンタジー要素じゃないですかー（すっとぼけ）。
まあ、こいつもほぼ全て「角川の仕業⇒ニュータイプ（雑誌）要素⇒CLAMPにまで問題が貫通」という事は簡単に読めます。

しかし、腐女子層はガンダム作品の恐ろしさを知らなかった。
それが「ビーム兵器や念動力兵器の代償」である。
もちろん、なんもリスクもコスト（代償）もなくそんな攻撃方法は使えません。
それが「エネルギーの消費事情」である。
これは送電事情にもよりますが、大型の発電機に繋がれている機体は「再チャージ」としてビーム（プラズマ）兵器のエネルギー補充（最充填）を可能にしています。
ファンネル（ドラグーン）兵器も長時間浮流攻撃できるわけではなく、「定期的に本体に戻ってエネルギーを再充填する必要がある」事情が存在します。

つまり、ビーム兵器においては「その攻撃手段を行うエネルギーを本体は別途用意しないといけない⇒その容量分核エンジンに負担がかかること前提にしないといけない」として、愛情論抜きでかなりリスクが高くなります。
「私のキラキュンとフリーダムガンダムなら大丈夫♪だって、強いから♪」なんて、通用するかこの野郎。
キラとフリーダムだろうとアスラン＆ジャスティスや他のMS達と揃ってこの法則は平等にのしかかるんじゃボケー

と言ってやりたいですね。

故に野郎系ガンダムオタは「実弾兵器」の重要性と大切さを心にしみわたらせています。
実弾兵器は確かに弾丸分重くなりますが、その代償の恩恵として「機体側に使用条件の代価が重量のみになる（エネルギーはその重さに耐えるだけ）」という最高のアドバンテージを持ちます。
もちろん「発射機構の装置の起動」にはエネルギーを使いますがそれは「武器側の小型コンデンサーで賄えるレベル」であり、機体本体からエネルギーを取るなんて聞いたことがありません。
※これはザクⅡにはじまりMSジンの突撃銃の発射機構に至るまで共通の発想となります（参考資料：ガンダムアストレイのマニュピレーターのコネクター）。

故に、重武装系MSの大半は「陸戦用＆実弾兵装メイン」という法則が存在していました。
それ以外が「汎用型のノーマル機体（攻守バランスが整っており、武装も並の機体）」と「機動性重視の軽装備機体（機体の高出力化＆軽量化に伴い、武器が軽量＆武装制限を受けた機体）」の3パターンとなります。
飛行型メインのMSは「飛行能力を優先させるために武装はかなり制限したうえに、機体は大体可変機が多かった」事情があります。
まず、「武装制限した」理由は「重量事情」であり上記の「実弾攻撃⇒重い」という点でビーム兵器だろうと実弾兵器だろうと飛行性能を優先させると武器の重さも一種の「デッドウェイト（マイナス要素の重量事情）」となるためですね。
そして、「ビーム兵器メイン」なのもさっきの実弾兵器事情になります。「重さを軽くするためにビーム兵器メインにした」事情は確実にあります。

これの例が「ギャプラン」「ガンダムエアマスター」「Zガンダム」等の設計要素になりますね。
なお、後のVガンダムにおける「MS形態において重武装が可能になった」要素は「時代がガンダム作品末期の技術」「機体サイズが小さいことで重量が軽い」「兵装のコンパクト化に成功した＆脱着可能になった」この3つが影響しています。
フリーダムガンダムの時点では「初代ガンダムの1年戦争時の技術とほぼ同じ（コーディネイターがいても、MS開発史からすればこのあたりになります）」となるため、フリーダムガンダムが作れるようになるのは「SEED1作目から更に50～70年後」と見るのが正解の様な気がしますね。

今日はこんな感じです。

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