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2020年09月11日10:02

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留学生に助けられた話

久しぶりにいい話をテレビで耳にした。ナイジェリア出身のイケンナさんは早くして父親を亡くした苦労人で、現在37歳。それでも将来は大学の先生になりたいという夢を追い続け、文科省が実施した奨学金に応募し、見ごと筑波大学に進学。そんな留学生はいくらでもいるだろうが、この男性がすごいのは大金とクレジットカードが入った財布を拾って最寄りの交番に届け、母国にまで届いたこと。それが大統領の耳に入り、感激させたというのだ。

実は私も2年ほど前、似たような体験をした。郡山駅の近くで飲み友だちと2軒ほどハシゴをしたのだが、私的には飲み足りない。でも、街に繰り出す前に安宿にチェックインしていたし、自制する気持ちも働いて解散。帰りにファミマに立ち寄り、寝酒とつまみを買ってホテルに戻ろうとした。すると、「お客さん、お客さん」と追いかけてきた人がいる。手に持っているのは私の財布。そこにはまとまった現金とクレジットカードが入っていた。

このときは本当に酔いが覚め、ひたすら相手に向かって「申し訳ありません。ありがとうございます」を繰り返した。でも、言葉で相手が留学生だとすぐわかったのである。世界で日本ほど安心な国はないと信じている日本人は少なくないはずだが、わざわざ店を出て追いかけてきてくれる留学生がいるとは・・・その夜は動揺してしばらく眠れなかった。その財布とカードはいまも私の手元にある。私は大統領ではないけれど、あのときの感動は決して忘れない。

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