映画「ジュディ　虹の彼方に」

アカデミー最優秀主演女優賞を取ったので見に行きました。
恥ずかしながら彼女の演じたジュディ・ガーランドのことは全く知りませんでした。

ジュディ・ガーランドの生涯を描いた作品だからネタバレもなにもないのだけど、ミュージカルスター彼女が死ぬ直前のロンドンでのコンサートの期間を描いてます。

帰ってからググったりして知ったのですが、あの「オズの魔法使い」の主役が二転三転しジュディが抜擢され、子役時代にスーパースターとなる。
太りやすい体質のジュディはやせ薬と騙されて覚せい剤を常用するようになる。
幼いころから、仕事に押しつぶされ疲弊したジュディは酒、ドラッグに溺れ、怠惰な生活を送り、うつ病などを発症する。
子供二人を抱えたジュディは金を稼ぐためやむなく、別れた夫に子供を預け、ロンドンからのオファーを承諾する。

映画はロンドンでのジュディと子供の頃のジュディが回想されるが全体の映画の長さと彼女の子供の頃のエピソードに対しては短すぎるように思う。
ここは思い切って子供時代の回想はなくてもよかったんじゃないかな。

ジュディ・ガーランドを知らない私でも、レネー・ゼルウィガーが演じる姿は圧巻で涙もの。かなり研究と歌の練習を積んだのは一目瞭然、こりゃ最優秀とるはずだと頷いてしまう。

見る前にジュディがオズの魔法使いで主役を得て、覚せい剤中毒にさせられてしまうが、もって生まれた歌と演技の才能があったって事ぐらい予習してから見に行けば、鑑賞後は大泣きできただろうと後悔しております。