悪事千里を走る。
他人の不幸は蜜の味…という言葉にもあるように、「他人の幸福」は飯のタネにはなりませんが、「他人の不幸」というのは、いわゆる「メシウマ」になるわけなんですね。
たとえばとある地方議員がいたとします。
※モデルはいません。Sheepの妄想で書いています。
議員歴30年以上。その自治体では誰もが知る「いいセンセイ」です。
その議員が毎日のようにある福祉施設で老人をサポートしているとします。
ただ、これがニュースになるかというと…
地元のローカルニュースの特集でひっそりと、「○○議員。今日も○○老人ホームをサポート。」なんていうニュースが流れるくらいかもしれません。
では、ひとたびこの議員が「事件」を起こしたらどうなるか…
言わずもがな。全国ニュースで取り上げられ、事の次第によってはワイドショーで毎日のように取り上げられることになり、ネット上でも…
「あんな議員はすぐクビにしろ」
「退職金なんてあげる必要なし」
なんて声が並ぶわけです。
言いたいことは分かってもらえましたかね。
どんなに功績を上げた人間であっても、事件を起こせばそれが全て水泡に帰す…
当然といえば当然かも知れませんが、なんかこの21世紀の現代社会の切なさ、世知辛い面を感じてしまったんですよね。
ただ、これを有名人がブログで書いてしまえば…
「犯罪者を許せというのか」
と、炎上するのは目に見えていること。
本当に、難しい世の中現代社会です。
その議員が長年貢献してきたことなんて意に介さず、ただ「叩くこと」に徹するネット民が、本気で辞職に追い込もうと躍起になる…
では、その自治体で、結果的にまた補選が行なわれることになったとしたとしても…
叩いている張本人にとっては「そんなのかんけーねー」ってな感じなんでしょう。
その自治体に住んでいるかにかかわらず、こういうタイプはおそらく選挙にすらいかないんです。
「叩いて辞職に追い込むこと」がすべてだから。
私が今日言いたかったこと。
この「議員叩き」が過剰な世の中への一つの警鐘と捉えて下さい。
繰り返しますが、あえて特定の誰かを指してのものではありません。
あくまで「Sheepの妄想」ということで、ご理解いただければ幸いです
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