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2019年10月18日17:04

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「夏への扉」を読んで

恋人と親友でもある共同経営者の裏切りにより、コールド・スリープをすることになり、30年後の2000年に目覚めた天才技術者の発明と復讐(ふくしゅう)、そして恋の物語。

先日読んだ「配達赤ずきん(威風堂書店事件メモ)」の中で、営業さんがお客に薦めたのがこの「夏への扉」。調べてみると、1956年に書かれたアメリカ人によるSF小説で、かなり有名な本らしいということで読むことにした。

海外のSF小説を読むのは何十年ぶりだろうか。小学高学年、中学生の頃にはよく読んでいたけれど、アシモフとか。。。

本の内容としては、主人公の風刺とユーモアあふれる会話が面白かった。コールド・スリープという方法で、ある意味での未来へのタイムスリップというのは新鮮だった。

しかし、後半で本当のタイムマシンが出てきてちょっと興ざめ。どうしても、タイムマシンによるタイムトラベルはいろんな意味で矛盾を感じてしまう。

結末は、主人公がコールド・スリープによって年齢差を埋めた女性と結ばれてハッピーエンド。想像していた通りになって良かったと同時に何か味気ないような気がしてしまった。


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