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2019年11月23日21:29

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週報(19/11/11〜) 氷ノ山

先々週からの続きで旅行記を続けます。
(三日目)

今回の旅行のメイン氷ノ山登山の日である。
今回泊まった豊岡駅前にあるOホテル(オーホテル)豊岡は、豊岡駅前で利便性が高いと理由だけではなく、朝食の開始時刻が6時スタートと西日本エリアではかなり稀な事が大きい理由である。
特に今回の氷ノ山登山口となる八鹿駅のバスの出発時刻は7時20分とまずまずの時刻なのだが、豊岡駅からの電車の乗り継ぎが悪く6時20分の電車(二番電車)に乗らないと間に合わない。
(次の電車はバスの発車時刻と同時刻に到着して乗り継げない)
開始時刻早々に朝食を食べ、すぐに電車に乗り込んだ。
 
八鹿駅でトイレ休憩程度以外に何もすることなく、バスの待合室で40分弱のバスを待ち続けた。
全但バスの本社がこの地にあるらしく、7時前後から各地に向けてひっきりなしにバスが発車していった。
私が乗るバスも7時20分定刻に発車した。
私が乗る関宮方面は5分後にもバスがある。八鹿駅時点では私の他にもう一人同じようなハイカーが乗り、他は途中にある八鹿高校・但馬農高の生徒だけである。
高校生は早々に降りてしまい、バスの中はガラガラである。
旧関宮町エリアに入ると様子は一変し、小学生がバス停ごとに乗り込んできた。
平日のみ登山に合致するバスが走っている理由は、スクールバスがメインのためである。
バス停をよく見てみると、小学生だけが乗り込み、中学生は乗ってこない。
おそらく5分後のバスが中学生登校用のスクールバスなのだろう。
路線バスが続行する理由も、これで納得である。
関宮小中学校で生徒を下ろした後は、山間の街中を走る単なるローカルバスとなった。
 
終点の一つ前の氷ノ山鉢伏口(時刻表上は地名の"福定"で書かれている)で降り、20分程歩いて登山口へ向かう。
今回の目的は、"氷ノ山ぶんまわしコース"というロングトレイルである。
ただし晩秋の登山であるため、おそらくコース終盤は日没との闘いとなるので、行けるところまで歩ければ良いかなと安易な気持ちで進む事にした。
 
そのため登山口からはほとんどの人が向かう氷ノ山越方面には向かわずに、一人氷ノ山国際スキー場を経由して東尾根登山口に向かう。
30分程歩くとスキー場中腹のセンターエリアに到着した。
11月に入りスキー場開設準備が着実に進んでおり、ゲレンデ内にも整備をしている人を見かけるようになった。
このおかげでトイレも問題なく使えるようになっているのが非常に嬉しい。
 
少し歩くと東尾根登山口となり本格的に登山開始となる。
30分程急登な登山道を登ると、すぐに東尾根避難小屋となった。
この先は東尾根の稜線歩きとなるのだが、1時間強先にある神大ヒュッテまで見晴らしはあまりよくなく、単なる森林ハイクとなる。
(水場のサインはあるが、飲み水に使えるような場所は見かけなかった)
神大ヒュッテからは、だらだらと上り坂を登りつめると氷ノ山頂上に到着した。
(登山口バス停からは、丁度3時間)
 
この日は天気が非常によく、頂上からは今まで歩いてきた登山道エリアおよび、これから向かうハチ高原のゲレンデがくっきりと見えている。
氷ノ山自体が県境にあるため、鳥取側の景気もくっきり見えており、若桜町だけではなく、鳥取市街地および日本海まで見えていた。
 
氷ノ山エリア名物の三角屋根の避難小屋も健在している。
しかし、鳥取側にも別途トイレ付展望台が設けられており、こちらの方が豪華なのだが、見える景色があまりよくないため人気は無い。
避難小屋の目の前にある一等三角点にタッチし、頂上登頂を果たした。
何故か"一等三角むすび"という石が置かれており、記念撮影に持つ人が続出していた。
(10/20に一等三角点の柱石を交換した直後らしい https://i.kobe-np.co.jp/news/tajima/201910/0012806304.shtml)
 
頂上で昼食休憩を取った後は、12時直前に下山を始めた。
下山を始めると、麓の登山口(福定親水公園)で逢った人と再会し、軽く会話をかわした。
この下山コースからは足がぬかるむ上に、落葉が多く滑りやすく歩きにくいという悪路と化した。
コースタイムをややオーバーし、氷ノ山越に到着した。
 
ここで福定親水公園とぶん回しコースのハチ高原側の分岐となる。
この時点で12時半、ぶんまわしコース完歩はほぼ絶望的だが、途中のハチ高原スキー場の高丸山までは何とか行かれそうである。
日没までの時間を計算すると、時間的にやや厳しくなったので少し歩行スピードを速めた。
 
しかし、この先は歩く人が少なくなった上に、落葉の量も増していた。
それでもスリップに注意しながら、やや早足気味に歩くと、チェックポイントとなる大平頭避難小屋に到着した。
(コースタイム90分のところを半分の45分で歩いてしまった)
この避難小屋には、ハチ高原からこの避難小屋までが"ファミリーコース"と書かれていた。
「どこがファミリーコースだ」と独り言で大きくボヤいていたところ、避難小屋の中にまさかの人が居た。
 
少し休んだ後にハチ高原エリアまで歩いて行った。
ようやく森を抜け、スキー場上部のススキ原となった。
山の稜線上を歩いているので、右手にはハチ高原、左手にはハチ北高原という景色のよい尾根歩きである。
尾根歩きをしていると目的地となる高丸山に到着した。
氷ノ山越以降は歩きを速めたため、進むにしても止めるにしても14時丁度いう微妙な時刻となった。
鉢伏山へは問題なく歩けるし、最終バスにも間に合うだろうが、下山の林道内で真っ暗になるのは避けられない。
夕暮れが早い秋でなければ間違いなく歩き通したのだが、この先のペース配分も読めないので、ここでぶんまわしコースの続行を断念した。
 
ハチ高原スキー場の縁をまわるように下山し、スキーセンターのようなハチ高原交流促進センターまで下山した。
一応このエリアには通年バスが走っており、夏場も観光できるようにはなっている。
しかし、スキーシーズン以外は閑古鳥が鳴いている状態なのは間違いなく、平日なのもあってガラガラである。
この時点で既に15時となっており、鉢伏バス停まではまだ1時間弱かかる。少し休憩した後に出発した。
登山地図等では近道があるらしいのだが、近道への道が探し出せず、大回りながらも舗装道を経由して下山した。
(おそらく冬場は林間コースのゲレンデになっていそうな道である)
そのため、バス停までは1時間かかり、到着したのは16時丁度となった。
既に太陽は山の影に沈んでしまい、徐々に暗くなり始めた上に、気温は急激に下がり始めた。
あの時点で、鉢伏山に向かわずに中止したのは正解だった。
しかし、バスが来るのは40分後、寒さ除けの待合室は単なる雨除けの屋根があるだけで寒いのは変わらない。
近くにあるトイレに入ると、暖房が入っていた。
トイレに40分も長居する事は無理なため、寒さ除けとして先のバス停まで、バスが来るまで歩いて行く事にした。
結局バスが遅れていたこともあり、3km先の下外野バス停まで歩いてしまった。
 
バスに揺られて40分八鹿駅に戻って来たのだが、電車は直前に出発してしまった。
次の電車は1時間後、いくらなんでも夕方帯でこの空き時間には泣けてきた。
先に発車する全但バスの豊岡病院行きで駅まで戻ってきてしまった。
 
さすがに歩き続けてきたため、夜の街歩きをする気にもなれなかった。
昨日のように城崎温泉へ行くには、豊岡に戻ってくる時刻が遅すぎた。
この日は夕食をスーパーで買い、ホテルでただ休んだだけで終わりとなった。
 
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写真: 氷ノ山頂上(避難小屋、一等三角点)、ハチ高原スキー場
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