2019春のお名残撮影(新潟市区バス･住民バスその1)

今回は、この春に動きがみられる新潟市の区バス･住民バスから。

まず、江南区の横越地区住民バス｢横バス｣(横バス協議会運営)。
南ルートのプラント5〜横越上町2丁目の間で4月1日から経路変更が実施されます。
現在、ゴルフ練習場のニイガタジャンボゴルフ北側の道路を走行していますが、変更後は西側〜南側の道路をそれぞれ走行します。

というわけで、北側の道路をゆく横バスの姿を。
委託事業者、フィールド観光の新潟200か845(三菱エアロノーステップミディ･KK-MJ26HF改、元･明石市交通部)です。




続いては西区の住民バス、坂井輪コミュニティバス｢Qバス｣(NPO法人コミュニティバスを通す会運営)。23日から運営主体が新潟市に変わり、西区の区バス坂井輪ルートとして運行されます。同時に系統番号も現在の【西51】から【西02】に改番されます。

また、本務車として小型ノンステップバス1台が新車投入され、区バスの運行開始を記念した車両見学会が西区役所で本日開催されました。

車番は004(新潟230い4/日野ポンチョ･2DG-HX9JLCE)。
昨年導入された南･西蒲区用3台と、ほぼ同仕様となっております。
車体のデザインコンセプトも昨年の3台と同じく、地元の農産物がキャラクター化され描かれています。











何よりも強いインパクトを与えるのが、ナンバープレート。
地方版図柄入りナンバープレートとなっています。
おそらく新潟県内の事業用路線バス車両では初採用かと思います。


Qバスの愛称は区バス化されてからも引き続き使用され、フロントボディに明記されているほか、LED式行先表示器にもロゴが表示されるようになっています。



対応にあたった関係者の話では、004は外回りのダイヤに投入されるとのこと。
(来場者にも同様のアナウンスがなされていました)
区バス化が議題に含まれた先回の新潟市地域公共交通会議での資料によると、外回りの2便では本年度上半期の平均利用者数が20.5人に達し、小型化で車内混雑が激化することも予想されます。このへんの対応が今後課題となるでしょうか。
また今後は、小型車の特性を活かした経路変更や、内回り用の追加導入に向けた議論の進展にも期待したいところです。

一方、住民バスとしての運行は22日が最後。
専属として活躍する、新潟交通観光バス(委託先･新潟交通から再委託)の大型車たちの姿も記録しております。いずれも16日に撮影したもの。

聖園病院前→上山の単独区間をゆく、外回りのG1307-I(いすゞキュービックLV･U-LV324K改)。フロントボディにはQバスのラッピングが施されています。
海をバックに坂を上る姿は、この区間の特色ともいえるでしょう。
先の資料によると内回りには74人乗り大型バスが充てられることが記されており、引き続き短尺の同車が活躍するのでしょうか。



小針駅前→小針十字路の単独区間をゆく、内回りのG1358-I(いすゞキュービックLV･U-LV324N改)。通称｢小針坂｣を上りきり、かつて隆盛を極めた小針銀座商店街へと入るところです。区バス化以降、長尺である同車の動静が気になります。


そして住民バスとしての最後の乗車を本日決行。
スタートは済生会第二病院。病院の改称を受け、区バス化にあわせバス停も済生会病院に改められます(新潟交通は16日に改称済み)。


外回りのG1307-Iは、10人ほどの乗客をのせて姿を現します。
しかし今回は乗りません。


G1358-Iが姿を現しました。
12:20発、小新大通団地からの内回り3便に乗車します。


西区役所前までの乗客の動きは、こんな感じです(乗降のあったバス停のみ記載)。
済生会病院　+1(車内の乗客数7人)
小新四丁目　+3
小針十字路　-1
国立西新潟中央病院前　+1
上新栄町地蔵前　-5 +1(降車はファミリー客)
五十嵐中学前　+1
新潟科学技術学園前　-2
西総合スポーツセンター前　+1
上道上が丘　-2 +1
下道上が丘　+1
寺尾新町西　+1
寺尾新町東　+1
西区役所前　-2(車内の乗客数6人)

降車したバス停、西区役所前。
このデザインのバス停円盤は、区バス化以降も引き続き使われるのでしょうか。



最後に脱線。
新潟交通観光バスの新潟〜三条線高速バスにも、LED式行先表示器での系統ナンバリングが表示されるようになったそうで。見づらいですが、高速【S】として案内されます。
そうなると、新潟〜燕線は…？