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2018年05月06日19:15

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2018年 3月31日(土) ティロラー・フェストシュピーレ・エルル 「パルジファル」

今日の席はパルケット・リンクス3列目19番。前のほうは観難いのためかカテゴリーIIで€110.00。座ってみるとやはりもう少し後ろのほうが良い感じだ。出演者は29日の公演と全く同じであった。この日も素晴らしい出来であった。
出演者について少し記しておこう。クンドリーを歌ったニコラ・ベラー・カルボーネはドイツで生まれスペインで育った。1991年のバイエルン州立劇場のオペラ・スタジオに入りアストリッド・ヴァルナイにも師事。1993年にゲルトナープラッツ劇場、1996年から2001年にはマンハイム州立劇場のアンサンブルミットグリートを務めた。その後は世界的著名劇場で歌っていたようである。
グルネマンツのパーヴェル・クディノフはロシアのディミトロフグラード生まれのバス・バリトンである。カールスルーエでルスランを歌いヨーロッパデヴービューを果たした。ミヒャエル・クプファー=ラデツキーはハンス・ザックスを2015年にエルルで、2016年にはパリオペラ座で歌い、2017年にはスカラで、「ワルキューレ」のヴォータンはブダペスト国立歌劇場で2016年に、エルルで2017年に果たしているのでそこそこキャリアを持っている。トーマス・ガゼリは2015年に新国立劇場の「ラインの黄金」でアルベリッヒを、2017年には同じく「ジークフリート」でアルベリッヒを歌っている。また2017年にはエルルで「ラインの黄金」と「神々の黄昏」のアルベリッヒと「ジークフリート」のさすらい人を歌った。2019年にはカッセルでアルベリッヒを歌う予定である。フェルディナンド・フォン・ボトマーは2016年にケルンの「ベンヴェヌート・チェッリーニ」のタイトル・ロールを歌っているが、その他はエルルで2015年と2016年ローゲを歌ったのが注目される程度である。
この日も午後10時の終演であったが、「アルペンローゼ」に事前に頼んでおいたので温かいものも食べることができた。後から昨年知り合ったインスブルックから来た人と談笑した。彼とは7月にまた会うことになりそうだ。
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