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2013年11月23日07:57

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上川・旭川B級グルメ、旭川ラーメンの発祥? そば処「八条はま長」のそば湯でシメるラーメン(11/16)

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先週土曜日16日は旭川に泊まった。

特に何か旭川に目的があったわけではなく、土日で旅しようと思ったが、「青春18きっぷ」などの釧路からでも使える普通列車乗り放題系激安きっぷの設定がまったくない時期だから、翌日「利用当日現地のみで発売」という2200円の「道北一日散歩きっぷ」を利用して汽車旅することにしたから、それが買える旭川に行っておいただけである。

今回は旭川に飲みに行くつもりの店もなく、いつものようにビジネスホテルではなく、オーナーと旅人達が交流できる買い物公園通りにあるゲストハウスに泊まってみた。

沖縄出身のオーナーで、夜は「馬場ホルモン」がある横丁でオーナーが経営している隠れ家的飲み屋で泡盛が2000円飲み放題で飲めると言うので、酒はそこで飲めばいいな。

でも、せっかく旭川まで来たんだから旭川らしいものも食べたいから、とりあえず夕飯だけ食べに出ることにして、今回は軽く旭川ラーメンを食べることにした。

いちばん自分好みの「苦くて旨いラーメン・蜂屋」まで行っちゃうと、それだけでは済まず近くの焼き鳥屋に行っちゃいそうだし、今回は近場でラーメンだけ食べに初めての店に行ってみることにした。

そんなわけで、宿から近いそば処「八条はま長」を訪ねた。

ラーメンを食べにそば屋へ行ったわけだが、今はすっかり旭川名物になった旭川ラーメンは、昭和24年から今のスタイルで提供している「蜂屋」と「青葉」が発祥と言われているが、実はそれより古くから「はま長」で出していたという説があり、旭川いちばんの繁華街「サンロク街」で飲んだシメに何度か「はま長」でラーメンを食べたことがある。
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ところが、調べていくと、旭川で最初にラーメンを出したのは「サンロク街のはま長」ではなく、「八条はま長」らしいということが分かった。

1度行ってみなきゃとは思っていたが、夜は8時半閉店だから旭川に泊まっても先に飲んでからシメに寄ることはできないし、駅から歩いたら片道20分近く掛かり、旅程作成上なかなか昼間に旭川で1時間半確保することは難しく、これまで訪問するチャンスがなかった。

今回、宿にチェックインしたのが19時頃で、飲むのは後にして食事だけしに行くわけだし、まだ十分「八条はま長」の営業時間内だから、願ってもいないチャンスである。

そんなわけで、宿から歩いて5分ほど、買い物公園通りの終点を曲がったところにある「八条はま長」に入った。

客は誰もおらず、おばあちゃんに促されテレビとストーブの前の暖かい席に案内され、そば屋でラーメンを頼むのは申し訳ないように思うが、恐縮しつつ「ラーメン(650円)」を注文。

すると、「小ライス(150円)付けますか?」と聞かれ、反射的に「お願いします」と答えた(写真3)。

とにかくまっ黒いラーメンである。
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まずはスープをひと口飲んでみる。
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おっ、そば屋によくあるカツオだしのあっさりした中華そばではなく、旭川ラーメンと言えば代表的なのがいわゆる「とんこつ+魚介ダシ」だが、津別の「てん馬屋」の醤油ラーメンに似た濃口醤油が引き立つ深みのあるスープで、とんこつベースなのか分からないが非常に旨い。

そして、麺も食べてみる。
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そば屋なのに、サンロク街の「浜長」とは異なり「八条はま長」ではこのラーメンの麺も手打ちで、お店で親父さんが打っているんだそうで、縮れの少ない低加水の中細麺はもっちり感はなく、これが強めの味のスープによく合い麺も旨い。

そして、麺と具を食べた後、小ライスは残り汁に投入せずに1口ずつれんげに取り、残ったスープを浸していただく。
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脂っこさはそうないが、味はかなり濃い目のスープだからご飯と共に食べても旨い。

今回ご飯を投入しなかったのは、何と予想外にそば湯まで出てきたからで、おばあちゃんは「ラーメンの麺の茹で汁ではなくそば湯なんですよ、残り汁にそば湯を全部入れて飲んでみてください」などと言う。
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「八条はま長」はそば屋だから、ラーメンの麺の茹で汁ではなくラーメンを注文した客にもそば湯が出てくるようだ。

小ライスも食べ、最後に残ったスープにそば湯を注ぐ。
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すると、少し色が薄い感じになる。
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飲んでみる。
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濃い目の醤油味でコクのあったラーメンのスープがそば湯で割られ、そば湯のとろみも加わり、スープとして飲んでも旨いな。

ラーメンもご飯もそば湯もすっかり完食、旨かった。
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「そば屋で決してラーメン専門店ではないし、ただ発祥と言うだけでラーメンとしてはそんなに人気ないんだろう」と考えていたが、これまでに旭川で食べたラーメンの中でいちばん自分好みかも知れない。

麺もスープもチャーシューも全て自家製で、ヘタな旭川ラーメンの評判店より本格的だし、昔から真面目にラーメンを作り続けてきたんだなと感激しながら会計したら、小ライスはサービスとのことで無料になった。

ラーメンだけでも650円と決して高くはないのに、これで小ライスとそば湯まで付いて、しかもそれぞれがおいしく食べられる「八条はま長」、そば屋でラーメン専門店ではないが、旭川ラーメンの元祖かも知れないというだけでなく、侮れない旭川ラーメンの名店であった。
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